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Friendly Match:ARSENAL vs Sydney FC [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−0 Sydney FC
2017年7月13日(木)Friendly Match, ANZ Stadium

Goal
 (4)4Mertesacker
 (83)9Lacazette(←17Iwobi)


33Cech

 37Bielik 4Mertesacker 31Kolasinac

61Nelson 34Coquelin 69Willock 40Bramall

11Özil    14Walcott

23Welbeck



(46)33Cech>>>26Martinez

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68分から

26Martinez

30Maitland-Niles 35Elneny 18Monreal 

62Nketiah 15Chamberlain 29Xhaka  56Malen 

 17Iwobi   9Lacazette

12Giroud



Substitutes



Arsenal 1.jpg2017/18シーズンの幕開けとなる
プレシーズンマッチの第1戦は
オーストラリア・シドニーで
現地のシドニーFCとの対戦になりました。

この夏はコンフェデレーションズ・カップと
U21ヨーロッパ選手権がありましたので
何人かの主力選手はまだ休暇中と言う事もあり
主力組と活きの良い若手選手との混成チームで
このオーストラリア〜中国遠征は
行われる事になりました。

主力選手の多くは
この遠征から参加した選手も多かったのですが
実際にはプレシーズンのトレーニングは
7月3日から始まっており
そのコロニーでのトレーニングから参加していた
メンバーを中心にこの試合の先発は組まれたようでした。

そして注目のシステムは3−4−2−1でした。
試合前の会見でも話題になりましたが
やはり今シーズンのメインシステムは
3−4−2−1になる可能性がこれで高くなったと思われます。

先発はGKには33チェフが入り
3バックは右から37ビエリク、4メルテザッカー、31コラシナツが並びました。
31コラシナツの攻撃力を注目していただけに
左WBではなく左CBで起用されたのはちょっと残念でした。
そして右WBには61ネルソン、左WBには40ブラモールが入り
CMFは34コクランと69ウィロックがコンビを組みました。
前線は2列目に11エジルと14ウォルコットが並び
トップには23ウェルベックが入る布陣で始まりました。

プレシーズンマッチの楽しみは主に2つだと思います。
一つ目は普段あまり見る機会が多くない
活きの良いリザーブの若手選手が
ファーストチームの選手の中に混ざって
どの様なプレーを見せてくれるかと
もう一つは新加入の選手です。

この試合でも先発から起用された
リザーブの若手選手たちは印象的なプレーを見せてくれたと思います。

まず最初の驚きは右WBで起用された61ネルソンです。
61ネルソンはウイングが本職の17歳の選手ですが
すでにU21のチームに昇格し、
しかもその一つ上のカテゴリーでも主力選手の一人として活躍している
この年代のリザーブの選手の中では
最も期待されている選手の一人の様です。

実際、この試合で見せた61ネルソンのプレーは素晴らしく
特に目を引いたのは間違いなくドリブルだったと思います。
特に51分過ぎのプレーは圧巻でした。
相手のマーカーを初動の動きの鋭さでかわすと
そのまま右サイドをドリブルで駆け上がり
ボールをタッチするたびにスピードを増すドリブルで
カバーに来た選手も振り切って
独力で敵陣深くまで侵入してしまいました。

勿論、その爆発的なスピードも魅力的ですが
ボールタッチも非常に柔らかく
相手選手に囲まれてスペースのない所でも
柔軟にすり抜けて行くだけのスキルと
ボールロストするリスクが少ないコースを瞬時に見極める
冷静さも兼ね備えていると思います。
そしてクロスも十分に可能性を感じさせるだけの精度を見せたと思います。

試合開始から飛ばしすぎてしまった為か
30分を過ぎた辺りからガス欠状態になってしまったのは
17歳と言う年齢を考えますと仕方がない事かもしれませんが
少なくともシドニーFCの中で61ネルソンのドリブルを止められた選手は
誰もいませんでした。
あと2〜3年トレーニングを積みフィジカル的に完成すれば
ファーストチームの戦力になれるだけの可能性を
この試合では十分に見せたと思います。

一方のCMFで起用された69ウィロックも
素晴らしいプレーを見せたと思います。
この69ウィロックは本職もCMFですので
そう言う意味ではやりやすかったと思いますが
それでも17歳とは思えない堂々としたプレーっぶりだったと思います。

34コクランと組んだ69ウィロックは
その先輩に頼るような事はなく
自らがゲームを作る様に積極的にボールに絡み
そして自らパスを捌いてリズムを作り出していたと思います。
そして中盤の底からパスを捌くだけではなく
シュートに繋がるラストパスも積極的に出していたと思います。
さらに行動範囲も広く機動力も兼ね備えており
自らボールを持ってドリブルで持ち上がる事もあれば
チャンスがあればフリーランニングで
一気に最前線まで顔を出す様なプレーも見せてくれました。

その上、足下の技術も柔軟で
狭いエリアでパスを受けてもボールロストする事が少なく
反対に狭いエリアへも躊躇せず切り込んでいき
次のプレーのビジョンを見失わずに展開していく所も
17歳とは思えないほど成熟していると思います。

一方で守備の局面もしっかりとしており
球際の局面では鋭く激しい対応で
確実にボールを奪い返す場面も何度かありました。
線が細く決してフィジカル的にはまだ完成していない体格ですので
実際に球際が強いと言うよりも
ボールを奪い返すタイミングやポイントに優れていると考えられ
結果として攻撃面でも守備面でもCMFとして必要なプレーを
この試合では全て見せてくれたと思います。

この69ウィロックはこの夏にベンフィカへ移籍したクリスの弟で
ユナイテッドの下部組織にいる長兄との3兄弟の一人ですが
個人的な印象では
昨シーズンのプレシーズンツアーに帯同していた次兄のクリスよりも
この試合での69ジョセフ・ウィロックの方が
遥かに大きなインパクトを見せたと思います。

勿論、この日対戦したシドニーFCのレベルを考えますと
ロンドンに戻っても同じ様な活躍を見せられるかどうかは別であり
61ネルソンも同じ事が言えると思いますが
でフィジカル的にもう少し成長するまで
待たなければならないと思います。
とは言え非常に期待が持てるタレントには間違いないと思います。

この冬に獲得した40ブラモールは左WBで起用されましたが
タイミングの良いフリーランニングで
深い位置まで駆け上がり印象的なプレーも見せましたが
一方で全体的には雑な印象は否めませんでした。
特に守備面に関してはまだ技術的には未熟で
スライディングタックルをしたがる所は
改善する必要があると思いますので
まだ時間が必要に感じます。

3バックの一角に入った37ビエリクは
時間が経つに連れて改善してきましたが
全体的には3バックに慣れていないのか
ポジショニングや周囲の選手とのバランスに
戸惑う様な場面が見られました。
とは言え昨シーズンローン先で経験を積んだだけの事もあり
CBとしての対応自体は冷静でしっかりとしていたと思います。

一方で最終ラインからそのままドリブルで
センターラインを超える様なプレーは
非常に印象的でした。
本来ならばCMFにボールを渡す様な場面でも
そのまま積極的に前に出て行く場面が何度かありましたが
それがパスの出しどころがない為にやむを得ず
ドリブルで持ち上がっているのではなく
相手のプレスが掛かってこない状況をしっかりと見極めて
ドリブルで持ち上がっていました。
そして元々DMFとして育成されてきた選手ですので
ドリブルで持ち上がるプレー自体は
流れる様にスムーズで安定しており
ロストしそうになるリスクは殆ど感じませんでした。
さらにセンターラインを超える所まで持ち上がる事で
ビルドアップの起点が敵陣から始まる事になり
その後の攻撃面にも良い影響が生まれる様に見えました。
同じ様なプレーをこの試合の中でも何度も見せていましたので
たまたま行ったと言うよりも
しっかりと意図を持った自分のスタイルとして行っていたと思いますので
このまま37ビエリクのスタイルになっても面白いかもしれません。

後半途中から右CBで起用された30ナイルズは
無難にプレーはしていましたが
それ以上のプレーは見せれませんでした。
しかし元々3バックで試合をこなす上で
このツアーに参加しているCBの選手が少なかった事もあり
35エルネニーもそうですが本来DMFが本職の30ナイルズを
3バックの一角として起用せざる得なかった為であり
30ナイルズには非はない事だと思います。

次回はイングランド代表の主力としてこの夏制覇した
U20ワールド・カップの時の様に
本職のDMFの位置で見てみたいと思います。
一方でこのツアーでまとっていたシャツの背番号が
リザーブのメンバーとは一線を画す
「30」だった事が決定事項ならば
今シーズンから本格的に
ファーストチームへの昇格が決まったのかもしれません。

一方の両WBに入った56マレンと62ケティアも
右WBで先発で起用された61ネルソンに比べますと
大きなインパクトを見せる事は出来なかったと思いますが
ストライカーが本職という事もあり
これも仕方がなかったのかもしれません。

この夏新たに加入した31コラシナツは先発で起用されましたが
起用されたポジションは左WBではなく左CBでした。
シャルケでもCBで起用された事がある様に
無難にこなしていましたが
個人的には左WBとしての攻撃力や
11エジルとの相性等を見てみたかったと思いますので
その興味は次への持ち越しになってしまいました。

一方の9ラカゼットは後半途中から投入されましたが
ポジションはトップではなく
トップに入った12ジルーの後ろの2列目で起用されました。
実際まだ加入して間もない為に
連携面が確立されていない状況だった事もあり
2列目としてはそれほどインパクトを見せる事は出来ませんでしたが
その反面、一つのチャンスを確実にゴールに結びつけた所は
流石だったと思います。

83分、ボールを奪い返した62ケティアから送られた
右サイド前方のスペースへのパスで
17イウォビが敵陣深い所まで侵入し、
そこから入れたグラウンダーのクロスを
9ラカゼットが丁寧に合わせてゴール!!

シドニーFCのGKがファインセーブを連発していたとは言え、
ここまで何度も訪れたチャンスを
23ウェルベックも14ウォルコットも
ことごとく決められなかったのとは反対に
一つのチャンスを確実にゴールに結びつけた所は
この夏に9ラカゼットを獲得した最大の理由である
「決定力」を見せたと言えると思います。

因みに先制ゴールはセットプレーから生まれました。

4分、11エジルが入れた右サイドからのCKが
ゴール前でこぼれた所を4メルテザッカーが
その長い脚でオーバーヘッド気味に決めてゴール!!

今シーズンいっぱいで引退を決めた4メルテザッカーが
今シーズンの幕開けのゴールを決めたのは
何か暗示めいた物を感じたのは私だけでしょうか?
とにかく良い雰囲気でスタートを切れたのは良かったと思います。

シドニーFCがそれほど厳しい対応をしてこなかった事もあり
楽な展開の試合でしたが
プレシーズン初戦としては良い試運転になったと思います。


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33チェフ

 4メルテザッカーがかわされて侵入を許した場面は素晴らしいセーブを見せたが、それ以外は危険な場面はほぼ皆無だった。

37ビエリク

 3バックに慣れていなかったのかポジショニングや周囲の選手とのバランスに戸惑いがある様に見えた。 一方でセンターラインを超える所まで積極的にボールを持ち上がるスタイルは37ビエリクの新たな側面として面白そう。

4メルテザッカー

 33分過ぎの簡単にかわされた場面に代表される様に積極的に前に出て行って対応するのはやはり今の4メルテザッカーでは難しい様に感じてしまう。

31コロシナツ

 左CBで起用される。 ボールを後ろにそらしてしまう場面もあったが全体的には安定していた。 個人的には左WBでのプレーを見てみたかった。

61ネルソン

 大きなインパクトを残した。 ドリブルはキレにキレまくっておりシドニーFCにはこの61ネルソンを止められる選手は一人もいなかった。 

34コクラン

 例年そうだがかなり仕上がっている印象。

69ウィロック

 CMFとして必要なプレーを全て見せて大きなインパクトを見せた。 昨シーズンのプレシーズンツアーに参加した兄のクリスよりも可能性を感じる。

40ブラモール

 タイミングよく駆け上がる持ち味を見せる一方で、全体的に雑な印象がありディフェンス面はまだ成長が必要だろう。

11エジル

 立ち上がりはスローだったが徐々にペースを上げて行った。 若い選手達とも楽しむ様によく絡んでいた。

14ウォルコット

 2列目で起用されたがこれまでの様に右サイドではなく、主に左サイドを主戦場としながらシャドーストライカーとしてペナルティの中でも存在感を示した。 しかし何度か訪れた決定機は決めきれず。

23ウェルベック

 サイドに開いてパスを受ける場面が何度かあったが決して縦に仕掛けようとせずに必ず戻す方向にボールを運んでしまう。 相手DFにとってはこれでは怖くないだろう。 そしてこの試合でも決定力を見せる事が出来ず。

26マルティネス

 急造のDFラインだった事もあり何度か危険なシュートを浴びるも的確なセービングで零封する。

30メイトランド・ナイルズ

 本職ではない右CBで起用された事もありインパクトは残せず。

35エルネニー

 CBの頭数が足りなかった為なのか3バックの中央で起用されるも、何とかこなした程度のレベルだった。

18モンレアル

 後半途中からの3バックでは唯一本職に近い存在だった。

62ケティア

 ストライカーが本職の62ケティアにとっては不慣れなポジションだった事もありそれほどインパクトを残せず。 それでも攻撃時には時折印象に残るプレーを見せた。

15チェンバレン

 CMFとして起用される。 まだ合流間もないと言う事もあるのか時折らしいプレーを見せる一方で全体的には淡白な印象だった。

29ジャカ

 これまでならば71分の場面の様な時はわざわざ左脚に持ち替えてから左脚でパスを送っていたと思うが、この時はそのまま右脚で右サイドの62ケティアへパスを送った。 左脚に持ち替える為のタイムロスがない分、良いタイミングでパスを通す事が出来た。

56マレン

 ストライカーが本職なだけにサイドではそれほどインパクトを残せず。

17イウォビ

 2列目を自由に動きながらプレーしていた。 昨シーズンよりはこのポジションでも適応出来そうな印象。

9ラカゼット

 合流間もない事もあり流れに乗れていなかったと思うが、一方で巡ってきた一つのチャンスを確実にゴールに結びつけた所は流石。

12ジルー

 12ジルーらしさは出ていたが結果を出す事が出来ず。 


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プレシーズンマッチ初戦は危なげなく勝利を掴みました。

対戦したシドニーFCがそれほど厳しいプレーをしてこなかった事もあり
楽な展開の試合になったと思います。

それと共に活きの良い若手選手達が
物怖じせずに堂々としたプレーを見せてくれて所は
非常に好感が持てたと思います。

しかもこの試合で大きなインパクトを見せた
61ネルソンと69ウィロックは共に
1999年生まれの17歳という事を考えますと
非常に将来が楽しみな選手がまた現れてきたと思いまいす。

しかし、フィジカル的な面を考えますと
まだ数年の時間が必要だと思いますし、
ここ最近現れた多くの有望選手達は
その後成長速度が鈍り
ファーストチームへ定着出来ずにチームを去って行きましたので
この一戦での成功に浮かれずに
今後もこれまで以上に精進して
ファーストチームを目指して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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