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「ベンゲル」後について。 [Arsenal F.C.]

ベンゲルは今シーズンがラストイヤーなのか?

Arsenal 1.jpg


今シーズンも色々と考えさせられるシーズンでしたので
まず最初にこの大きな問題に関して
一度自己整理してみたいと思います。

確かにこの問題は複雑な問題だと思います。

今シーズンはPL制覇のまたとないチャンスのシーズンでした。
実際前半戦は首位で折り返す事ができましたので
優勝するチャンスは多いにあったと思います。

しかし年を明けてからはまさかの失速。
それが「まさか」かどうかは別として
いつかは落ちてくるだろうと思われていた
レスターに置いていかれてしまい
優勝を逃してしまったのは
失態と言われても言い訳は出来ないかもしれません。

同時に3連覇がかかっていたFA杯も敗退し
CLもベスト16の壁をまたもや破る事ができませんでした。

良い所まで行くのですが
結局何も得られない状況に
多くのグナから不満の声が上がり
メディアもベンゲル時代の終焉は間近と言う論調が多く見られます。

では、ベンゲルは退任するのか?

個人的には現時点での退任には反対の立場です。
正確に言えば近い将来には
必ず新たな監督を迎えなければならないと思いますが
「まだその時期に来ていない」
もっと言えば「まだその準備が整っていない」
その為に反対と言った方が正確な表現かもしれません。

その前にまず間違いないと思われるのは
退任するとしてもシーズン途中で
解任される様な事態が起きる可能性は
皆無だと思います。

他のクラブでは日に日に強まっていく周囲の声に押されて
途中解任の道に進むケースはよくある話ですが
予め準備が整っていない状況にも関わらず
エキセントリックに監督交代するのは
長期政権を築いてきたアーセナルに関しては
リスクの方が遥かに大きい様に感じます。
そして良いか悪いかは別として
これまでのボスの功績に対して
フロントは敬意を示しているのは周知の事実であり
途中解任の道を選ぶ事は今後もまずないと考えています。

問題はシーズン終わった後だと思います。

この夏に残り1年の契約を残して退任する。
その様な予想をするメディアもあると思います。

先ほども書きましたがクラブのフロントが
ボスのこれまでの功績に敬意を示しているのは確かだと思います。
特にエミレーツへの移転に伴い
限られた予算しか使えない状況でもチームの崩壊を防ぎ
最低限のノルマであるCLの出場権を獲得し続けた事は
タイトルと言う目に見えた功績ではありませんが
非常に困難なミッションだったと思います。

仮にあの時代にCLの出場権を一度でも失っていたとしたら
残念ながら今のアーセナルはもう存在していなかったかもしれないと
個人的には思っています。

ヨーロッパの舞台での競争力はおろか
PL内での競争力も失い
優勝争いをする所かCL出場権争いも危ぶまれる様な
クラブになっていたかもしれません。
言うなれば今のリバプールの様な状況に、、、
、、、レッズファンの方すみません(苦笑)。

スモールクラブや中堅クラブよりは多少予算は多く
ブランド力もそこそこ保たれていたとしても
本当の意味でのビッグクラブとしての競争力はない、
その様な宙ぶらりんな立ち位置のクラブになっていたかもしれません。
当然ですがその様な状況では11エジルや17アレクシスの様なタレントが
その後加入する可能性は低く
今頃はクラブとしての規模も格も落ちてしまっていたかもしれません。

だからと言って過去の功績に捉われすぎるのは
全てが正しい事ではないのも事実で
過去の功績と同様に将来を見つめる事も非常に重要です。

結局のところベンゲルが続投した場合と
退任して新たな監督を迎えた場合とで
クラブにもたらされるプラス面とマイナス面をどの様に考えるか、
そしてそれらのどの部分を優先するかで
意見は大きく分かれると思います。

まずボスが続投した場合に一番問題になるのは
結果の問題だと思います。

グナがアーセナルに望むのはPL制覇であり、
CL上位進出、そしてCL制覇と言う「結果」と言うのは
続投派、退任派共に一致した目標だと思います。

その結果を出す為に必要な
監督としての純粋な手腕に関しては以前にも書いた事がありましたが
今も、無敗優勝を達成していた時期も
ボスは飛び抜けて秀でている訳ではないと個人的には思ってます。
戦術家としての面を考えても
勝負師としての面に関しても
モチベーターとしての面に関しても
ボスよりも優れた監督が他に存在しているのは事実だと思います。

一方でボスのストロングポイントは何処なのか?
若い選手を抜擢して我慢強く使い続けて
ワールドクラスの選手にまで育て上げる育成面にも通じる所ですが
個々の選手のポテンシャルを発揮させると言う面に関しては
ボスはトップクラスの監督だと個人的には思っています。
しかしそれは個々の選手の持っているポテンシャルに
大きく左右される部分だと思いますので
仮にボスがその能力に秀でていたとしても
それがすぐにチーム力の向上に繋がる物でもなく
すぐに結果に反映させる事も難しい部分かもしれません。

よってこれまでの状況を考えますと
今後ボスの監督としての手腕に大きな変化が訪れる可能性は少ないと
個人的には思っていますので結果を重視するならば
確かに他の監督を招聘した方がベターなのは否定しません。

最近は縦に速い堅守速攻のスタイルも取り入れていますが
人が流動的に動きながらパスを繋いで相手を崩すと言う
アーセナルの基本的なコンセプトを継承するのならば
例えばポゼッションを重視するならばペップの方が、
縦に速いスタイルを重視するならばクロップの方が
チームのまとめるマネージメント力ならばアンチェロッティの方が
ボスよりも上手くアーセナルを導くかもしれません。

その一方で、ボスの後任にはそのボス以上の結果を
常に求められるという
ある種の呪縛がかけられてしまうリスクもあると思います。
近年のボスは「万年4位」と揶揄され続けていましたが
後任の監督はそれ以上の結果を出さなければ
評価されないと言うリスクを負わなければならないと思います。
仮に3位や4位でフィニッシュしても評価されるどころか
反対に「ボスを代える意味があったのか?」
というプレッシャーに曝される可能性すらあると思いますし
CL出場権を逃がす様な事があった場合には、、、。
先程も書きましたが絶対的なブランド力を有している訳でも
絶対的な資金力を有している訳でもないアーセナルが
ひと度CL出場権を失ってしまったら
再びその舞台に戻る事が困難になるだけではなく
選手の補強の面でも多大なダメージを受け
PL内での競争力までも失われてしまう可能性が
十分に考えられると思います。

よってボスを解任して後任を迎えるならば
その後任監督にはボスを上回る結果が出せるだけの
監督としての手腕があるのは当然ですが、
ボスが長年保ち続けてきた
CL出場権を逃す様な事態を起こさない事が絶対条件であり
それと共にボス以上の結果が出なかった時の
「代える必要はなかった」と言うプレッシャーに曝されても
ミスを犯さずにしっかりと結果を出す事のできるレベルの監督を
後任として迎える必要があると思います。

それと同時に今回のケースは
20年に及ぶボスの長期政権の後を継がなければならないと言う
非常に難しいミッションを行わなければならず、
ファーガソンが退任した時にユナイテッドに起こった問題に対しても
十分に考慮しなければならないと思います。

退任後ボスがクラブ内に留まるかどうかで変わってきますが
仮に完全にクラブから離れるとなると
20年に及ぶ長期政権の間にボスが作ってきた組織の中で
後任監督は仕事をしなければならなくなると思います。
勿論、ボスの色を一掃して一から組織を作り直す手もあると思いますが
そうなるとユナイテッドの様にカオスに陥る可能性もあると思いますので
個人的にはボスが築いた組織を継承する方が無難な様に感じます。

全権掌握といっても過言ではないボスのポストに
次の監督がそのまま就く必要はないと思いますが
多かれ少なかれボスを頂点としていた組織に対して
それなりの権限を発動する必要は出てくる様に感じます。

そうなると監督として優秀と言うだけではなく
監督としての絶対的な実績や監督としての格、
人間としてのカリスマ性やしっかりとしたパーソナリティー等も含めて
誰もが納得する様な人物でなければ
既に出来上がった組織の中に入って手腕を発揮するのは
難しい様に感じます。

そう考えますとこれまでにもビッグクラブを率いた経験があり
癖のあるオーナー達と渡り合ってきた経験がある様な
「メジャーな」監督が後任監督の対象と考えるのが無難だと思います。
例えば2シーズン連続EL優勝を遂げたセビージャのエメリの様に
優秀で勢いがあり次へのステップアップを目論む
40代の若い監督も魅力的な候補の一人だと思いますが
今回のミッションの複雑さを考えますと
監督業以外の部分が重荷になる可能性があり
それらの監督達が率いてきたそれまでのクラブで見せた様な手腕が
そのまま発揮出来るかどうかは個人的には心配に感じています。
勿論、いつかはその様な監督にチームを任せる日が来ると思いますが
その時は今回ではない様に感じます。

そうなるとボスよりも良い結果が期待できる優秀な監督で
さらに既に築かれた組織の中でも
十分に手腕を発揮できる様な「メジャーな」監督を
この夏にアーセナルに迎える事が出来るでしょうか?
その様な監督達の殆どが
現在の所属クラブから離れる可能性が低いか
もしくは既にこの夏に就任先が決まっている監督ばかりで
現実的にアーセナルに迎えられそうな監督は
殆ど残っていない様に感じます。

大金を払って強奪すれば良いではないか!!
と言う意見を見る事もありますが
それもそう簡単にはいかないと思います。
ワールドクラスの選手の獲得と同様に
ターゲットとなる監督が
所属クラブに不満を持っている様な場合以外は
そう簡単に強奪出来るものではないと思いますし
職業がら選手ほど活発に動く事が少ないと思いますので
強奪する事を安易に期待するのは間違いの様に感じます。
勿論、対象となる監督のレベルを下げれば
獲得可能な監督は増えるかもしれませんが
そもそもボスよりも良い結果を求めて
新たな監督を迎えるのならば
妥協するべきではないと考えます。

勿論、代えてみなければ分からないと言う意見もあると思いますし
代えなければ何も始まらないと言う意見もあると思います。
ボスがこのまま続投してもPL制覇する可能性は
絶対にない訳ではないとは言え
確率的に可能性が低いのならば
前に進む為にまず代えるべきと言う意見も一理あると思います。

しかし個人的にはシーズン毎の結果はもちろん重要ですが
イングランドの1強豪クラブに過ぎなかったアーセナルを
ヨーロッパの舞台に常に出る事ができるクラブにまで
ボスが導いた現在のアーセナルの地位を
10年後も20年後も保ち続ける事も同様に重要だと考えていますので
妥協した人選だけは避けて欲しいと思っています。

そうなると現実的にこの夏に後任として迎えられる
可能性が残っている「メジャーな」監督として
すぐに頭に浮かぶのは
ユナイテッドへの就任が噂されるモウリーニョと
ペップに追い出されるペジェグリーニ位でしょうか?

個人的な意見で言わせてもらうならば
モウリーニョは反対です。
確かに短期間で結果を出す能力は素晴らしいので
在任中に幾つかのタイトルをもたらすかもしれませんが
モウリーニョは数シーズンしか保たない期間限定品であり
去った後に更に大きな混乱をもたらす言わば「毒物」でもあります。
そして現在のアーセナルスタイルを捨てて
堅守速攻スタイルの「1−0」アーセナルに戻るのは
個人的には望みません。
まぁ、個人的な嗜好も入っていますが(苦笑)、
モウリーニョを迎える事だけは避て欲しいと強く思います。

一方のペジェグリーニに関しては
優秀な監督である事は間違いないと思いますが
個人的な見解としてはボスの後任としては
新鮮味に欠けるといいますか、
ボスと比べて大きな差を感じる事ができませんので、、、。

結局の所、上記の条件を満たす様な人材が
この夏には存在していないのであれば
妥協して後任監督を選ぶよりも
そのままボスを続投させた方がクラブの為の様に感じます。


ちょっと本題とはズレますが
個人的にはもう一つ後任監督に求めたい要素があります。
それはあくまでも後任監督に求める主要部分ではなく
プラスアルファ的な部分ですが、、、。
その要素は移籍市場において選手を引きつける求心力です。

アーセナルはビッグクラブと言う括りの中に入っていますが
そのビッグクラブの括りの中では
選手補強の面ではかなり微妙な立場になりつつある様に感じています。

選手が移籍先を選ぶポイントは幾つかあると思います。

クラブのブランド力
移籍金と年棒の金銭面
監督や所属選手の求心力
CL出場権や自国リーグ内の順位
出場機会

だいたいこれらがポイントになると思います。

ブランド力に関してはバルサやレアルやバイエルン、
以前ならばユナイテッドやユベントス等もそうだと思いますが
お金の面を度返ししても
誰もがそのクラブに加入する事を希望する様なクラブで
上記の様なクラブは幾つか存在していると思います。
しかし無敗優勝の頃のアーセナルならば
多くの選手が加入を希望していたかもしれませんが
残念ながら今のアーセナルは
メガクラブと評されるバルサやレアル、バイエルンに比べますと
誰もが引きつけられる様な絶対的なブランド力はありません。

その為、仮に獲得を目指している選手に
アーセナル以上のブランド力のある競合クラブが現れた場合は
何もする前から撤退を余儀なくされる場合も現実的にあると思います。

そうなると必要になるのは資金力だと思います。

しかしその資金力に関してもアーセナルは
十分とは言えないのが現状だと思います。
以前に比べて確かに投資できる予算は増えたと思います。
以前は一人の移籍金に£1500万も出せない時期が長くありましたが
今のアーセナルは一人の選手の移籍金に£4000万、
週給に£15万出せる様な資金力を得ました。

この様にこれまで以上の資金を投資できる様になった事で
これまで以上に移籍市場で戦える様になり
欲しい選手が獲得できる様になる事が期待されましたが
残念ながらそれは全くありませんでした。
ブランド力の高いメガクラブ以外でも
シティやチェルシー、PSGの様に
一人の選手に£8000万位の移籍金を平気で出し
週給も£25万を出す事も厭わないクラブがある限りは
現在の資金力ではまだまだ十分ではなく
それらのクラブが獲得に動いていない選手の中から
選手を選定しなければならないのが現状だと思います。

そしてこの様な高額な投資をするクラブの存在により
最近の移籍金の高騰が尋常ではないレベルになってしまったのも
アーセナルにとっては大きな逆風になってしまったと思います。
少し前であれば£数00万レベルの選手が今では£1000万以上になり
£1000万〜2000万レベルの選手は
£3000万〜4000万で取引される世の中です。
そして以前は£4000万の資金があれば
ワールドクラスの選手を獲得出来たかもしれませんが
今ではその金額では全く手が届かず
最低でも£5000万以上、
更にトップクラスの選手を求めるならば
£8000万レベルの資金が必要になっているのが実情だと思います。
よって昨今の移籍市場で取引される移籍金は
感覚的には以前の1.5倍から2倍ほどに
価格が高騰している印象を受けます。

例えばこの夏移籍の可能性が取りざたされているイグアインの移籍金は
嘘か本当か£6500万から£8000万レベルになると言われています。
2013年夏に同じくナポリから移籍した
カバーニの移籍金が約£5000万だった事、
そして数年前ならば£6500万〜8000万と言えば
バロンドールクラスの選手の移籍金だった事を考えますと
その移籍金の高騰ぷりは十分に分かると思います。

残念ながらアーセナルの中で使える予算が倍以上になったとしても、
仮に金庫に£7000万あったとしても、
移籍市場における移籍金のベースの価格が高騰している現在の状況では
それはほとんどアドバンテージにはなっていないと思います。

クラブとしても、そして我々グナとしても
今まで以上にチーム力を向上させるために
ワールドクラスのタレントを欲っしていると言うのは
一致した見解だと思いますが
しかし実際にはその様なタレントを獲得に動いても
獲得する事がなかなか出来ないと言う
ジレンマに今後も陥る可能性があり
実際に獲得できる選手は
以前と変わらず「グッド」レベルの選手の獲得が
精一杯と言う状況が今後も続くかもしれません。

ブランド力でもお金の面でも優位性を得られないのならば
残るは監督や在籍選手の求心力に頼らざる得ないのかもしれません。
11エジルや17アレクシスの様なワールドクラスのタレントには
求心力はあると思いますが
もっとも求心力が発揮できるのは監督だと思います。

ペップやモウリーニョ、
最近ではアンチェロッティやシメオネ等が
その下でプレーしたいと思わせる
求心力のある監督の代表格だと思います。
勿論、移籍の理由の一つにボスの存在を挙げた11エジルの様に
ボスもその様な求心力を有している方だと思いますが
それでも残念ながら以前に比べれば陰りが見えてきているのが実情だと思います。

そうなると後任監督としては
少なくともボスよりも求心力がある監督が理想的であり
幾ら優秀でもワールドワイドではまだ名が知られていない監督よりは
ワールドワイドで名が通った監督が理想的と言う事になります。。
しかしその様に選手を引っ張ってこれるだけの求心力を持った監督は
一流の監督の中でもほんの一握りにも満たない数しか存在しないのが現状であり
この面に関してもこの夏にアーセナルに迎え入れられそうな監督は
現実的にはいない様に感じます。


色々と頭の中を整理する為に書いてみましたが
このままボスが続投しても劇的な変化は見込めない以上、
頭打ち感、閉塞感は否めません。
その様なアーセナルを良くしたいと言う気持ちもありますが
その為には後任監督には上記の様な条件に合致する
ベストな監督を迎える事が絶対に必要であり
仮にベストな監督を迎える事が出来ずに
妥協した監督を迎える位ならば
リスクを犯してまで代えない方が良い
と言う考えに個人的には行き着きます。

特にこの夏はユーロ、コパ・アメリカ、
そしてオリンピックが開催される事も
新たな監督を迎えるの時期としてはベストではない様に感じます。
仮に今シーズンが終わりすぐに新たな監督を迎える事が出来たとしても
スカウティングの為にロンドンを離れているスタッフもいるでしょうし、
後任監督自体もロンドンにいない時間が多いかもしれません。
その様な状況ではチームをスムーズに引き継ぐ事にも
チームの強化を進める事にも影響が出るかもしれません。
そしてクラブのスタッフの立場になってみても
20年に及ぶボスの長期政権の為に
ボス以外の監督と仕事をした事がないスタッフも
多くいるのではないかと思います。
ただでさえチームの始動が遅れる可能性があるこの夏に
これまでとまったく違うシステムを開始するのは
混乱を生み出すリスクの方が多い様に感じます。

そしてボスからの監督交代時に最も避けなければならないのが
ユナイテッドが陥ってしまった様なこのカオスだと思います。
フロント、現場共に混乱に陥り
全てが全て悪い方に流れてしまう事だけは
何が何でも絶対に避けなければならないと思います。
ブランド力も資金力もアーセナルを大きく上回るユナイテッドでさえも
未だにそのカオスから抜け出す事が出来ていない事を考えますと
仮にアーセナル位の規模のクラブがその様な状況に陥ってしまったら
もう元には戻れない可能性も十分に考えられます。

よってボスからの監督交代は
絶対にミスを犯してはならない事案であり
その為には十分な準備とタイミングが必要だと思います。

理想を言うのならば、今後ボスの後任監督を迎える時には
シーズン前にボス自身がラストシーズンを宣言した上で
シーズン終了をもって退任し
この1年かけて十分に後任監督の人選を行い
そしてこのボスのラストイヤーの間から
その後任監督をじっくりとアーセナルの組織になじませながら
引き継がせる形が理想形だと考えます。


と言う訳で色々と準備が整っていないこの夏に
ボスを代える事は個人的には反対です。

この考えは決して前向きな考えから導き出した
考えではないかもしれませんが、、、(苦笑)。




追伸、

実現する事はもうないと思いますが
ボスの後任には個人的にはペップを迎えたかったと思っていました。
バイエルンを退団した後、そのままシティの監督に就任せずに
バルサを退団した時と同様に1年間充電期間に入っていたら
ボスの契約が切れる2017年夏に
全てのタイミングが合致する事になっていたと思いますので
ひょっとしたらあるかな?と妄想したこともあります。
そしてペップの約3年と言う仕事のサイクルもある意味魅力的で
その3年と言う期間の間にアンリがライセンスを獲り終わり
ペップの下に付いて監督業を勉強してくれたら
最高だっただろうなぁと思います。
そしてペップの後には、いよいよアンリの時代へ、、、
なんて繋がったらグナ的には涙が出る展開になっていたと思いますが
残念ながら妄想の域は出ませんでした。

どちらにせよ将来的には
アンリが監督に就任するのは夢です。
まだライセンスも獲れていませんので
監督としては未知の状態ではありますが
これまでのアンリが発したコメントを考えますと
その一つ一つは理にかなっており、
それでいて選手のモチベーションをくすぐる様な
良いコメントを発していますので
結構良い監督になりそうな予感がします。

しかし、ボスから直接アンリが引き継ぐとは考えにくく
あくまでも将来の話になると思いますが、、、。



もう一つ追伸、

今回色々考えてみた所
語弊を恐れず言うのなれば
もしかしたら私のボスに対する評価は
一般的な人と比べて相対的に低いのかもしれません。
もちろんボスの事は監督としても人としても大好きな監督ではあり、
これまでも功績を評価していますが
他の超一流の監督と純粋な監督としての手腕で渡り合えるとは
根本的な所では思っていないのではないかと
最近考える事があります。

勝負事ですので本当はそれではいけないのだと思いますが
PL制覇に近付きながらも逃したり
CLベスト16の壁を破れなかったとしても
「残念」であり「悔しい」とは思っても
それが単純に「失敗」だとは感じないのは
その為なのかもしれないと思う事があります。
なので、「タイトルが獲れなかったらダメだ!!」と言うよりも
「来シーズンこそは頑張れ!!」と言う感覚の方が先立つので
結果的にボスを擁護する立場になっている様に感じます。

まぁ、自分で言うのも何ですが、かなり歪んでいますね(苦笑)。



2015/16シーズンについて。 [Arsenal F.C.]

Arsenal 1.jpg昨シーズンは難しいシーズンを過ごしましたが
それでも最終的にはFA杯2連覇を達成し
今シーズンに繋げる事が出来ました。

そして迎えた今シーズンは
前半戦こそは首位で折り返しましたが
年が明けてからはまさかの失速。

12年ぶりのPL制覇の
大きなチャンスのシーズンでしたが
今シーズンも達成する事が出来ませんでした。

そしてFA杯3連覇の偉業も達成できず、
CLもまたもやベスト16の壁を破れずに
残念ながら期待を裏切るシーズンになってしまいました。

そこで今シーズンも
「選手補強」、「選手のパフォーマンス」等
「2015/16シーズン」を
私見的に振り返り始めたいと思います。



PL:Sunderland vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Sunderland 0−0 ARSENAL
2016年4月24日(日)Barclays Premier League, Stadium of Light

Goal
 

33Cech

24Bellerin 4Mertesacker 6Koscielny 18Monreal

35Elneny  16Ramsey

17Alexis   11Özil   45Iwobi

12Giroud



(71)45Iwobi>>>14Walcott
(71)12Giroud>>>23Welbeck
(84)11Özil>>>10Wilshere

Substitutes
 13Ospina
 5Gabriel
 34Coquelin
 28Campbell


Arsenal 1.jpg特に見せ場もなくスコアレスドロー。

再びシティと勝ち点が並んでしまい
得失点差で4位に落ちてしまいました。

先発はWBA戦と同じ布陣を組んできました。

試合はボールを支配するアーセナルに対して
ゴール前を固めて守る
サンダランドと言う図式で進みましたが
この試合でもアタッキングサードでの仕掛けの段階で
アイデアと精度が乏しく
最もゴールに近づいたのは
17アレクシスのFKだったでしょう。

33分過ぎ、35エルネニーが倒されて得たFKを
17アレクシスが蹴りました。
壁の上を越えたFKはそこから急激に落ち
ゴール左下に向かっていきましたが
マンノーネのファインセーブで防がれてしまいました。
FKのコース、スピード共に申し分のない
完璧なFKに見えましたが
そのFKに対してマンノーネも完璧なセービングを見せたと思います。

この場面以外でも何度かチャンスはあったと思います。

3分過ぎ、17アレクシスからのリターンパスを受けた45イウォビが
そのまま切り込んで行きミドルシュートを放ちました。
シュートは枠を捉えられませんでしたが
細かなコンビネーションを使った
45イゥオビらしい仕掛けだったと思います。

34分過ぎ、11エジルからの右CKを12ジルーがファーに逸らし
それを17アレクシスが至近距離からヘッドで押し込みましたが
マンノーネにセーブされてしまいました。

40分過ぎ、11エジルからの縦パスを12ジルーがダイレクトで落とし
それをペナルティ内から45イウォビがシュートを放ちましたが
相手DFの腕でブロックされゴールなりませんでした。

この場面の前にアーセナルのゴール前で
決定的なシュートが4メルテザッカーの腕に当たって
ブロックしてしまった場面がありましたが
この試合を裁いたマイク・ディーンは
どちらもハンドを取りませんでした。
「故意ではないハンドはハンドではない」と言う
PL独自の基準に伴う判定だと思われますが
結果的にこの後も故意ではないハンドはハンドを取らなかったのは
ある意味徹底していましたね(苦笑)。
まぁ、他のリーグの審判にはバカにされるでしょうがね(苦笑)。

55分過ぎ、相手選手のチャージを受けながらも
右サイドから17アレクシスが中へカットインして行き
そこからラインの裏に走り出した12ジルーへ
ラストパスが送られました。
しかし前に出てきたマンノーネにコースを切られた為に
無理をせずに逆サイドへクロスが送られ
それを45イウォビがシュートを放ちましたが
ボールをヒットする事が出来ませんでした。
ボールに回転がかかっていた為に
バウンドが合わせにくかったのかもしれませんが
完全にフリーの状況だっただけに
せめて枠には飛ばして欲しかったと思います。

81分過ぎ、サンダランドゴール前の混戦から抜け出した
23ウェルベックがミドルシュートを放ちましたが
マンノーネの正面でした。

88分過ぎ、ペナルティやや左側でパスを受けた17アレクシスが
正面まで回り込んで強烈なミドルシュートを放ちましたが
マンノーネのファインセーブに防がれてしまいました。

最終的に70%のポゼッション率を稼いでいましたが
決してサンダランドを圧倒していた印象は受けず
ゴールチャンスも散発的と言う印象は否めませんでした。
それでもアタッキングサードでの精度や落ち着き、そしてアイデアが
もっとあれば結果は変わっていたかもしれませんが
全体的に見ても色々な所で何かが欠けている様な印象を受ける場面が
多かった様に感じます。

その中でこの試合で一番目に付いたのは
CMFで起用された16ラムジーだと思います。
ここ2戦、35エルネニーと共に16ラムジーはCMFに就いていますが
WBA戦はまだ粗は目立ちませんでしたが
この試合では色々な問題をまた露呈してしまったと思います。
以前の様に上がりっぱなしと言う事は少なくなり
中盤の底を起点としてプレーする様になった点は
多少評価出来るかもしれませんが
16ラムジーがCMFでプレーする時の問題点の本質は
前線へボールを供給するリンクマンとしての役目を
こなせていないと言う部分だと思います。

これまでも何度も指摘されていますが
ボールを受けてからパスを出すまでのテンポが非常悪い、
プレッシャーを受けている時だけに限らず
それほどプレッシャーを受けていない場面でも
横パスやバックパスで逃げようとする場面が多い、
そして縦パスを入れても通せない場面が多い等、
依然として改善していませんでした。

16ラムジーのプレーを見ていますと色々感じる事があります。
まず16ラムジーはパスを受けてからルックアップして
パスの出し所を探す様な素振りを見せる事が多い様に感じます。
という事はパスを受ける前にはその次のプレーが
イメージ出来ていない状況が多いのではないかと感じる事が良くあります。
その為、常に1タッチ以上ボールを持っている時間が長くなってしまい
その事で単純にテンポがあがってこない原因になっている様に感じます。
当然ですがボールを持っている時間が長くなればなるほど
相手の陣形は整う時間を得られる訳ですので
パスの出し所は限定されてしまうだけではなく
縦パスを入れてもそのパスが通る確率が減ってしまうのは
当然の結果の様に感じます。
それでも強気にプレーが出来るだけのパーソナリティーを
16ラムジーは持ち合わせて入れば別ですが
それほど強気な姿勢を見せる事は出来ない様ですので
ちょっとでもパスコースに相手の選手が入ってくると
その状況に恐れをなしてなのか
すぐに必要のないバックパスに逃げてしまうと言う
安易な選択肢を選んでしまう様に見えてしまいます。

なぜ方々で指摘されていても改善しないのか?
それはこの様な時に16ラムジーが見せるリアクションに
答えがある様に感じます。
この様な時に見せる16ラムジーのリアクションは
パスの受け手の選手に対して
「それではパスが出せないから動け」と言う様な素振りを見せます。
この様なリアクションを見せるという事は
自分のプレーが正しく、
間違っているのは他の選手の方と言う
基本的に思考から出てくるリアクションだと言えると思います。
プロである以上自分に自信を持つ事は悪い事ではありませんが
客観的に物事を評価する柔軟さを同時に持ち合わせていなければ
ただの独りよがりでしかなく
結果的に問題点を把握する事が出来なければ
それを改善する事が出来ないのも当然の結果だと思います。

実際、パスコースを相手の選手に消されていても
バックパス以外にも出来る事は沢山あると思います。
一番基本的なのはパスコースを消される前に
テンポ良くパスを出す事だと思いますが
もしもそれが出来なくても
自分が動く事で状況を打開する事は出来ると思います。
当然ですが16ラムジーが動けば相手の選手も合わせて動きますので
ただパスコースを見つける為に動いても
それだけでパスコースが生まれる様な事はありません。
一方でパスコースを消している相手選手が
自分の対応に動かざる得ない様な罠を仕掛ければ
パスコースを消し続ける事が出来なくなりますので
自然とパスコースは開けてくると思います。
しかしそれをする為には
自分がどこに動けば相手はどの様に動き
そしてその時にパスの受け手はどのポジションにいるのか
という事を瞬時に判断できる
高い空間認識能力が必要だと思いますが
もしかしたらその部分も
16ラムジーには足りないのかもしれません。

結局16ラムジーがCMFのポジションに入ると
中盤のテンポが上がらず
チームを前に推し進める推進力が不足してしまうのは確かで
3列目と2列目の間が間延びしてしまう結果を招いている様に見えます。
特にサンダランドの様に守備を固めてきた相手に対しては
守備の陣形が固められる前に相手ゴールを陥れられるかどうかは
大きな違いが出ますので素早く押し上げて
良い形で前線にボールを供給する事は必須だと思います。
しかしタイミング良くボールが出てこない、、、
その結果として11エジルが下がってきて
組み立てに参加せざる得なくなってしまう
悪循環に陥ってしまっている様に感じます。
勿論、遅攻が十分に機能しゴールを奪えるのならば
16ラムジーがCMFでも良いのかもしれませんが
最近のアーセナルのスタイル的には
ある程度テンポを走らせた形でないと
相手を崩す事が難しい様に感じます。
そう考えますと16ラムジーの欠場中に組んでいた
35コクラン&34エルネニーの方が
機能するのは間違いないと個人的には思います。

そもそも16ラムジーにはこのポジションでプレーする上での
パーソナリティー的な部分も足りない様に感じます。
それは13分過ぎのプレーに出ていたと思います。
16ラムジーの所に入れられたスローインに対して
カズリが猛然と寄せてきました。
それに対して16ラムジーがとったリアクションは
ボールと共に後ろに下がって対応しようとしてしまいました。
当然ですが後ろに下がろうとする16ラムジーよりも
猛然と寄せてきたカズリの方がスピードと勢いがあり
その勢いに圧倒される様に16ラムジーは
あっさりとボールロストしてしまいました。
勿論、猛然と寄せてきたカズリは
良いプレッシャーをかけたと思いますが
特別焦る様な場面でもなかったと思いますので
かわすなり、ダイレクトで繋ぐなり
対応の仕方は幾らでもあったと思います。

現実的に見ても19カソルラは言うまでもありませんが
35エルネニーも相手の選手が周囲にいたとしても
全く苦にする素振りは見せません。
仮に密着された状態でパスを受けたとしても
そのマーカーを冷静にかわす事も出来ますし
ダイレクトでつなぐ事も出来ます。
これはボールをロストしない技術的な面だけではなく
プレッシャーに負けないだけのメンタル的な強度の面にも
左右されるところだと思います。
しかし16ラムジーはこの様な場面において
以前からアタフタとしたリアクションを見せる事があり
その様な状況から推測しますと
プレッシャーに曝された時に
対応するだけのメンタル的な強度を
持ち合わせていない可能性があり
16ラムジーのパーソナリティー的な弱さを
露呈してしまっている様に感じます。

現時点の結論としては攻守に多くの事が求められる
CMFのポジションに適しているのかと言われれば
残念ながら適しているとは個人的には思えません。
現状としては35エルネニー&34コクランの方が
何倍も機能すると思います。
どうしても中盤のセンターでプレーさせるのならば
3センターのインサイドハーフのポジションを
用意するしかないと思われますが
トップ下でこそが最大限の能力を発揮する11エジルの事を考えますと
アーセナルが3センターを採用する可能性は少ないと思います。
そうなりますと消去法的な起用法になりますが
2列目のサイドで起用した方が
チームを機能させると言う意味では
影響が少ない起用法なのかもしれません。
今の16ラムジーはチームに噛み合わない
使いずらい存在になってしまっている様に感じます。

そしてもう一つ気になったのが14ウォルコットを投入した事です。
まず下がった45イウォビは
前半はまずまずのプレーを見せていましたが
中2日での連戦が影響したのか
後半に入ると急激にプレーの質を落としてしまい
些細なミスが増えていましたので
71分まで引っ張らずにもっと
60分頃に代えても良かった様に個人的には思います。
その45イウォビに代わって投入されたのが14ウォルコットでしたが
この起用には疑問に感じます。
理由は単純です。
ゴール前を固められスペースを消されていた状況で
キレを失っている24ウォルコットでは
何も出来ない可能性が高かったからです。
大スランプに陥っている14ウォルコットを
ボスは何とかして立ち直らせようと努力している事は
分からないでもありませんが
この試合の状況で輝く事は今の14ウォルコットにとっては
ハードルが高すぎていた様に感じます。
ゴール前を固められスペースを消された状況ならば
前試合のWBA戦の終盤に起用された時に
印象的なプレーを見せて証明した様に
絶対に28キャンベルの方が活きたと思います。

その14ウォルコットのこの試合でのプレーで
非常に気になった場面が一つありました。

78分過ぎ、33チェフからのロングフィードに対して
飛び出してきたマンノーネがクリアーミスし
そのボールを23ウェルベックとカブールが
競り合ってこぼれたボールに対して
全速力で迫ってきた14ウォルコットがカブールと
ほぼ同じタイミングで交差しました。
その時に14ウォルコットは
右脚を出してブロックしようとしたカブールに対して
出した足を引っ込めてボールに対するチャレンジを回避してしまいました。
実際右脚を出したカブールはボールに触れていませんでしたので
タイミング的には14ウォルコットがボールに触っていたら
抜け出せる可能性があったと思います。
その様なビッグチャンスが生まれる可能性があった場面にも関わらず
ボールに対してチャレンジする事なく回避してしまった姿を見てしまうと
頭をよぎるのは怪我の影響です。
意識的であろうとも無意識的であろうとも
瞬間的に怪我に対するリスクを回避する事を優先したという事は
メンタル的にはまだ怪我のトラウマから
抜け出していない可能性がある様に感じます。
フィジカル的な問題などもあるのかもしれませんが
あの17アレクシスですら再び怪我する事を恐れて
プレーレベルを落としていた事を考えますと
14ウォルコットのパフォーマンスを落としている根底には
怪我のトラウマからメンタル的に抜け出せていない事が
あるのかもしれません。
この場面を見てなんらかの対応を見せてくれる事を期待しますが
怪我をしたのは2014年1月でしたので
既に2年が経とうとしています。
これだけの時間が経っても
まだこのトラウマから抜け出せていないとすると
その根はかなり奥深く
完全復活する日が来るのかどうか
心配にならざる得ないと思います。

結局喉から手が出るほど勝ち点が欲しい
残留争いをしているサンダランドに対して
CLストレートインする為に
こちらも絶対に勝ち点が必要だったはずのアーセナルは
圧倒するだけのパフォーマンスを見せる事ができず
またも勝ち点2を失ってしまいました。


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33チェフ

 何度か危険なシュートを撃たれるも的確なセービングで零封する。

24ベジェリン

 全体的に不足感はなかったがインパクトも見せられず。

4メルテザッカー

 4メルテザッカーの裏のスペースを何度か使われてしまいピンチを招く。

6コシールニー

 全体的に安定しており零封に貢献する。

18モンレアル

 丁寧にクロスを入れるも驚異を与える様なクロスはほとんど入れられなかった。

35エルネニー

 90分間絶え間なく動き続けて安定した仕事を見せる。

16ラムジー

 良くなかった。 テンポ良くパスを捌けない為に推進力が出せず、前線との間が間延びしてしまい攻撃にリズムを生み出せなかった。 そして不注意な対応でボールを失いピンチを招いてしまう。 このポジションでプレーする為には根本的に変える事が必要か。

17アレクシス

 FKはこの試合で最もゴールに近づいた瞬間だった。 最後まで戦ったが決勝ゴールは生み出せず。

11エジル

 鋭いパスを見せたかと思えば集中力を落としているように見える場面もあり、持続性の面に問題があった。

45イウォビ

 連戦の疲労の為なのか後半に入るとプレーが雑になりブレーキになったしまった。
 
12ジルー

 ポストプレーではチャンスを演出するも、前を向いてゴールに向かう場面はストライカーとしては少なかった。 

23ウェルベック

 23ウェルベックが入ったことで前線に動きが生まれ、少しではあるがサンダランドの守備陣にギャップを生み出せてた。

14ウォルコット

 未だに怪我に対するメンタル的なトラウマから抜け出せていないのか? スランプを脱しさせようと我慢強く起用し続けてくれるボスの恩義にこのまま応えられる事なく終わってしまうのか?

10ウィルシャー

 長期離脱から遂に復帰する。
 

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今シーズンもPL制覇の夢は叶いませんでした。
非常に残念ですが立ち止まる事は出来ません。

来シーズンも、その次のシーズンも、今後もシーズンは続きます。

まず来シーズンの為に是が非でも
CLストレートイン出来る3位をキープしなければなりません。

残り3試合、アーセナルの意地と誇りを
見せてくれる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ギブス     PL:1G0A CL:0G0A
5ガブリエウ   PL:1G0A CL:0G0A
6コシールニー  PL:7G0A CL:0G0A
11エジル     PL:6G18A CL:2G0A FA:0G1A
12ジルー     PL:12G4A CL:5G0A FA:3G0A 
14ウォルコット  PL:5G2A CL:2G1A CS:0G1A FA:2G2A
15チェンバレン  PL:1G0A CL:0G0A CS:1G0A FA:0G1A
16ラムジー    PL:5G4A CL:0G1A FA:1G0A
17アレクシス   PL:12G4A CL:3G5A FA:1G1A
18モンレアル   PL:0G2A CL:0G1A
19カソルラ    PL:0G3A CL:0G1A
20フラミニ    PL:0G0A CL:0G0A COC:2G0A
21チェンバース  PL:0G0A CL:0G0A FA:1G0A
23ウェルベック  PL:3G2A CL:0G0A FA:1G0A
24ベジェリン   PL:1G4A CL:0G1A FA:0G2A
28キャンベル   PL:3G2A CL:0G2A FA:1G1A
35エルネニー   PL:0G0A CL:1G0A
45イウォビ    PL:2G2A CL:0G0A FA:0G1A


PL:ARSENAL vs West Bromwich Albion [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−0 West Bromwich Albion
2016年4月21日(木)Barclays Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (6)17Alexis(←16Ramsey)
 (38)17Alexis
 

33Cech

24Bellerin 4Mertesacker 6Koscielny 18Monreal

35Elneny  16Ramsey

17Alexis   11Özil   45Iwobi

12Giroud



(82)45Iwobi>>>34Coquelin
(86)17Alexis>>>14Walcott
(86)11Özil>>>28Campbell

Substitutes
 13Ospina
 5Gabriel
 21Chambers
 23Welbeck


Arsenal 1.jpg危なげなく順当に勝利。

FA杯の試合の都合で順延されていた
このWBA戦は決める人がしっかりと決めて
3試合ぶりの勝利を挙げました。

先発は少し代えてきました。
GKはそのまま33チェフが起用されましたが
CBは5ガブリエウではなく
久しぶりに4メルテザッカーが起用されてきました。
CMFも34コクランに代って16ラムジーが起用され
35エルネニーとコンビを組み
そして1トップには12ジルーが起用されました。

試合は、この試合キレキレの動きを見せてくれた
17アレクシスが早々にゴールを決めました。

6分、ライン上にいた17アレクシスは戻りながら
16ラムジーのパスを受け
そして反転してマークに来たサンドロを振り切って
そのまま右脚を振り抜いて4試合連続ゴール!!
完全にキレが戻った17アレクシスの個人能力が光った
豪快なミドルシュートだったと思います。

その勢いのままその後もWBAゴールに迫りました。

8分過ぎ、左サイドでパスを受けた45イウォビは
ジリジリと相手DFとの距離を詰めながらタメを作り
外側から追い抜いてきた18モンレアルに丁寧にパスを送りました。
このパスを受け深い位置まで侵入した18モンレアルは
そこからマイナス方向に折り返し
ゴール前に入ってきた11エジルがシュートを放ちました。
残念ながらそのシュートはDFにブロックされてしまいましたが
コンビネーションを巧みに使って
サイドの深い位置まで侵入する
アーセナルらしい仕掛けだったと思います。

23分過ぎ、17アレクシスとのヒールパスでのワンツーで
勢いに乗った24ベジェリンが
そのまま高速ドリブルでゴールに向かって切り込んで行き
シュートを放ちました。

30分過ぎ、パスを受けた24ベジェリンは
そのままドリブルと12ジルーのポストプレーを利用して
中央に侵入してシュートを放ちました。

どちらのシュートも枠を捉える事は出来ませんでしたが
クリスタルパレス戦の様にサイドからクロスを上げ続けるだけではなく
スピードに乗ったドリブルで中に切り込んで行き
隙があれば積極的にシュートも撃つという
仕掛けにバリエーションをもたせた点は
前戦からの修正点としては良かったと思います。

そのスピードに乗った24ベジェリンは更に躍動します。

32分過ぎ、16ラムジーとの細かいパス交換から
24ベジェリンはDFラインの裏に上手く飛び出し
そこから中に送られたグラウンダーのラストパスを
11エジルがインサイドで丁寧なシュートを放ちました。
そのシュートはフォスターの前に立っていた17アレクシスが
うまい具合にブラインドとなって
フォスターのキャッチミスを誘発し、
股の間を抜けたボールはゴールに向かって転がっていきましたが
残念ながらポストの内側に残っていた相手選手にクリアーされて
ゴールにはなりませんでした。

良い感じで仕掛けられるのですが
最後のシュートの局面で決定力が発揮されない
シーズン後半悩まされ続けている問題が
この試合でも顔を出していましたので
クリスタルパレス戦の様に
ワンチャンスで追いつかれてしまうのではないかと言う
嫌な雰囲気が出そうでしたが
その嫌な雰囲気を17アレクシスの一発で
一掃してくれました。

38分、16ラムジーが倒されて得たFKを
17アレクシスが直接叩き込みゴール!!
ゴールやや右側からのFKでしたので
アーセナルは通常ならば左利きの11エジルが蹴ることが多く、
右側に築いた壁もその後のフォスターの動きも
11エジルが蹴る事に微塵も疑いを持っていなかった様に見えました。
しかしその予想を覆し17アレクシスが
壁の左側に立ちブラインドを作っていた
12ジルーと4メルテザッカーが空けたスペースに
鋭いFKを蹴り込んだのはお見事だったと思います。

今の17アレクシスはノリに乗っているという感じで
きっと本人も何をしても上手くいくと言う
自身に満ち溢れながらプレーしているのではないかと思います。

この試合の流れからすると普通ならば
前半の内に2−0になった事で安全圏と考えても良いのですが
最近のアーセナルの不安定性からすると
まだまだ安心出来る状況ではなく
後半も追加点が期待されました。

67分、左サイドでボールを受けた45イウォビから
ペナルティ内の12ジルーにパスが入り
そのパスを受けた12ジルーは前に持ち出そうとしましたが
DFにブロックされてしまい抜け出せませんでした。
しかしそのこぼれ球を受けた17アレクシスは
素早くファーサイド側にいた11エジルに展開し
そこから11エジルは右脚でシュートを放ちましたが
これもフォスターにブロックされてしまいました。

67分過ぎ、今度は35エルネニーから中央の45イウォビに送られたパスを
右サイドから走りこんできた11エジルにダイレクトでパスが送られ
シュートを放ちましたがそれもDFにブロックされてしまいました。

この試合、11エジルは何度かあったシュートチャンスを
決める事が出来ませんでしたが
何をしても上手くいかないと言いますか
ツキがないと言いますか、
この日は11エジルの日ではなかったと言う感じで
この様な状況の為か徐々に集中力を欠き始め
全体的にも精彩を欠いた印象でした。

その一方で45イウォビはこの2つの鍵となるパスだけに限らず
既に一定以上の計算が出来るプレーを提供してくれるレベルに
成長した印象を受けます。
まだ壁らしい壁にぶつかっていませんので
壁にぶつかった時にどの様な反応を示すかの問題はありますが
試合を重ねるごとに急速に成長している45イウォビは
もう主力の一人と考えても良いレベルだと思います。

印象的なプレーを見せたと言えば
最近出場機会が減っている28キャンベルも
短い時間の中でインパクトを残したと思います。

86分、16ラムジーからのパスを
左サイドで受けた28キャンベルは
そのままジリジリとペナルティ内に侵入し
キレのある動きでマークを外してシュートを放ちました。

87分過ぎ、ペナルティやや左の位置で
16ラムジーからパスを受けた28キャンベルは
相手に囲まれてスペースのない状態から
12ジルーの動きに合わせてラストパスを送り
決定機を演出しました。
残念ながら12ジルーのシュートは
フォスターの顔面ブロックで防がれてしまいましたが
28キャンベルは違いを生み出す事の出来るタレントだと
証明したと思います。

最近は45イウォビの勢いに押されていますが
よりパッサータイプの45イウォビに対して
自分で仕掛ける事もできる
よりアタッカータイプの28キャンベルとでは
異なるキャラクターを有していますので
使い分けながらもう少しうまく使って欲しいと思います。

後半も何度かチャンスが作られていましたが
今シーズンのアーセナルの悪い特徴でもある
決定力不足を露呈してしまい
追加点を奪う事なく終演。


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33チェフ

 72分過ぎのCKの場面では前に出る事が出来ずにボールを触れないと言うミスを犯す。 相手のブロックがあったとは言え、以前の様なゴール前での圧倒的な力は未だに見せる事が出来ず。 まだまだ本調子からはほど遠い。

24ベジェリン

 サイドだけではなく効果的なカットインは良いアクセントになっていた。

4メルテザッカー

 久しぶりの先発。 5ガブリエウに比べて6コシールニーとのコンビネーションは1日の長を感じる。

6コシールニー

 何度か足を滑らせる場面があった。 たまたまなのか? それとも疲労が蓄積してきているのか?

18モンレアル

 攻守に安定したプレーを見せる。

35エルネニー

 お互い広範囲動きながらプレーする16ラムジーとの併用でどうなるかが注目されたが、全体的には広範囲動いているとは言え帰陣も早く、バランスを意識してプレー出来ていたので大きな穴は開かなかった。

16ラムジー

 34コクランとのコンビの時に比べて多少バランスを意識してプレー出来ていた印象。 それは6コシールニーと18モンレアルの間に出来たギャップに侵入してきた相手選手に、しっかりと戻ってペナルティ内でタックルを決めた場面でもよく出ていた。

17アレクシス

 キレに切れている今の17アレクシスはもう誰にも止められない。

11エジル

 何度か訪れた決定機を決めきれず。 この日は11エジルの日ではなかった様だが、この様な状況に集中力が切れかけていた。 

45イウォビ

 少し欲を出しすぎてしまう様なプレーもあったが、全体的には45イウォビのプレーは期待した通りの計算ができるプレーを見せてくれる。
 
12ジルー

 ポストプレーなどで貢献するが、その一方で動きの中でのプレーでは周囲と噛み合わず。

34コクラン

 中盤を締める為に途中出場での起用はありかもしれない。

28キャンベル

 短い出場時間だったがインパクトを残す。 45イウォビの勢いに押されて出場機会が減っているが45イウォビとはキャラクターが異なる分、もっとうまく使い分けて有効な駒にして欲しい。

14ウォルコット

 最近の中では積極性を見せていた方だと思う。

  
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3試合ぶりに勝利を収めましたが
結果的には17アレクシスの個の力で奪った2つのゴールで
勝利を奪う形になりました。

それ以外でも良い感じの仕掛けは出来ていましたので
もっとゴールを奪うチャンスはあったと思いますが
今シーズンの特徴でもある最後の所で噛み合わないと言う感じで
なかなか100点満点の試合が出来ていない印象を受けます。

永くゴールから見放されている12ジルーに限らず
永くアシストから見放されている11エジルも
呪縛の様にその状況に捕らえられ始めているのか
どこかチグハグ感が出ている様にも見えます。

紆余曲折あった今シーズンですが
来シーズンに望みをつなぐ為にも
残りの試合では気持ち良い結果を出して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ギブス     PL:1G0A CL:0G0A
5ガブリエウ   PL:1G0A CL:0G0A
6コシールニー  PL:7G0A CL:0G0A
11エジル     PL:6G18A CL:2G0A FA:0G1A
12ジルー     PL:12G4A CL:5G0A FA:3G0A 
14ウォルコット  PL:5G2A CL:2G1A CS:0G1A FA:2G2A
15チェンバレン  PL:1G0A CL:0G0A CS:1G0A FA:0G1A
16ラムジー    PL:5G4A CL:0G1A FA:1G0A
17アレクシス   PL:12G4A CL:3G5A FA:1G1A
18モンレアル   PL:0G2A CL:0G1A
19カソルラ    PL:0G3A CL:0G1A
20フラミニ    PL:0G0A CL:0G0A COC:2G0A
21チェンバース  PL:0G0A CL:0G0A FA:1G0A
23ウェルベック  PL:3G2A CL:0G0A FA:1G0A
24ベジェリン   PL:1G4A CL:0G1A FA:0G2A
28キャンベル   PL:3G2A CL:0G2A FA:1G1A
35エルネニー   PL:0G0A CL:1G0A
45イウォビ    PL:2G2A CL:0G0A FA:0G1A


PL:ARSENAL vs Crystal Palace [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 1−1 Crystal Palace
2016年4月17日(日)Barclays Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (45)17Alexis(←23Welbeck)
 (82)Bolasie
 

33Cech

24Bellerin 5Gabriel 6Koscielny 18Monreal

35Elneny  34Coquelin

17Alexis   11Özil   45Iwobi

23Welbeck



(75)23Welbeck>>>12Giroud
(75)45Iwobi>>>16Ramsey
(84)35Elneny>>>14Walcott

Substitutes
 13Ospina
 4Mertesacker
 21Chambers
 28Campbell


Arsenal 1.jpg残念な結果です。

シーズン終盤に来て
まさかの2戦連続ドローでした。

先発はGKに遂に33チェフが復帰した以外は
前節と同様のメンバーでスタートしました。

試合は全体的にどこかピリっとしない
印象の試合だったと思います。
ここ数試合で見せている様に
人とボールが良く動いて繋がる
アーセナルらしい流れは生み出せていたと思いますが
アタッキングサードに入ってから
急に精度が落ちてしまう場面が多く
淡白と言いますかチグハグな攻撃で
なかなかゴールに迫る事が出来ない印象を受けました。

例えば32分過ぎ、11エジルからのダイレクトパスで
深い位置まで侵入した17アレクシスから
中にグラウンダーのクロスが入れられましたが
誰にも合いませんでした。
中央にいた23ウェルベックの動きにつられて
ゴール前に出来たスペースにそのクロスが送られただけに
誰かがそこに入って来ていたら
決定機を迎える事が出来ていたと思います。

前半の多くの時間帯ではこの様に
意思疎通にズレが生じていた様な攻撃が多く
前半終盤までは完全に崩す場面はあまり見られませんでした。

42分過ぎ、2ラインの間でパスを受けて前を向いた11エジルは
17アレクシスへパスを送った後に
そのままゴールに向かって走り込み
17アレクシスからリターンのパスを受けてシュートを放ちました。
このシュートは惜しくもGKにブロックされてしまいましたが
11エジルの意図と17アレクシスの意図が繋がり、
やっと完璧な形で崩す事に成功しました。

そして前半ロスタイム先制に成功しました。

前半ロスタイム、23ウェルベックへ送った11エジルのラストパスは
DFにカットされてしまいましたが
そのこぼれ球に対して35エルネニーと23ウェルベックが
すぐに寄せてボールを奪い返し
そして裏に向かって動き出した17アレクシスに
23ウェルベックから浮き球のラストパスが送られ
それを17アレクシスが頭で押し込みゴール!!

23ウェルベックの柔らかい浮き球のラストパスも綺麗でしたし
ゴールに押し込んだ17アレクシスのヘッドも
17アレクシスらしいゴールだったと思いますが
11エジルのパスがカットされた後に
そこでこの攻撃を終わらせずに
35エルネニーと23ウェルベックが
すぐさま寄せてボールを奪い返した所が
このゴールのポイントだった思います。
献身的にプレスをかける事をサボらない23ウェルベックと
いて欲しい所に必ず顔を出している35エルネニーの
ビッグプレーと言えると思います。

一見良い流れに見えても決定機を作れない
嫌な雰囲気の中で前半の内に先制ゴールを奪えた事で
流れはそのままアーセナルに向かうかと思われた後半でしたが
後半も基本的には同じ流れのままでした。

パスは繋がり、人もよく動けている。
しかし最後の所で決定的な違いを生み出す事に苦労し
後半のチャンスの場面も散発的なチャンスにとどまりました。

64分過ぎ、11エジルが放った右サイドからのFKの
こぼれ球を23ウェルベックが
ジャンピングボーレーシュートを放ちましたが
GKにブロックされゴールなりませんでした。

66分、右サイドから入れた11エジルのクロスを
ファーサイドで17アレクシスがヘッドで合わせましたが
枠を捉えられませんでした。

67分過ぎ、18モンレアルが倒されて得たFKを
11エジルが素早くリスタートし
ゴール前に走りこんできた17アレクシスに合わせましたが
17アレクシスのヘッドは僅かに枠の外でした。

散発的に訪れたチャンスでもう少し決定力があれば
追加点を奪うチャンスになっていたかもしれませんでしたが
結局追加点を奪う事ができず
反対に同点ゴールを奪われてしまいました。

82分、18モンレアルが入れたクロスが反対サイドに流れた所から
カウンターを受けました。
そのボールを前方のアデバヨールに繋がり
そのままライン際をドリブルでの侵入を許し
そこからパスを受けたボラシーが中に侵入し
ミドルシュートを決められて失点。

前掛かりになった所をカウンターを受けて失点する
一見いつもの悪いパターンに見えますが
今回は一概にそうとは言い切れないように感じます。

24ベジェリンの裏のスペースにパスが出されるパターンは
よく見られる形でしたが
これまでならばアデバヨールにパスが通った時点で
すぐに4メルテザッカーが振り切られ
実際アデバヨールを追撃するのは6コシールニーの仕事になってしまい
結果的に手薄になった中央にパスを出されて
なす術なく失点するパターンが典型的でした。

しかしこの場面ではアデバヨールに対して
振り切られる事なく5ガブリエウが追随して
中に入れる事なくしっかりとサイドに追いやり
カウンターの勢いを止める事に成功していましたので
このカウンターに対する対策としては
この時点では上手くいっていたはずだったと思います。

しかし、問題はその後の対応だと思います。
5ガブリエウがアデバヨールを止めた時点では
24ベジェリンも35コクランもしっかりと帰陣し
そしてゴール前にも6コシールニーと18モンレアルが
戻ってきていましたので
数的にはアーセナルの方が有利な状況になっていました。
しかしアデバヨールからパスを受けたボラシーに対して
35コクランの対応が非常に甘かったのは大きな問題だったと思います。
人数が揃い35コクランの後ろには24ベジェリンも控えていましたので
もっと距離を詰めて潰しに掛かっても良かったと思いますが
距離を詰める事が出来なかった為にカットインを許してしまい
結果的にシュートコースを切る事も出きませんでした。
同様にこのシュートに対して5ガブリエウが素通りさせてしまったのも
納得できる反応ではありません。
ウエストハム戦で5ガブリエウにシュートが当たり
2度もコースを変えてしまった事で
ディフレクトする事を恐れたのかもしれませんが
ちょっと脚を出せばブロック出来る位の
軌道のシュートだった様に見えましたので
DFとしてはブロックする反応を見せて欲しかったと思います。
もしかしたら33チェフが守っていると言う安心感といいますか、
気の緩みみたいなのが35コクランにせよ5ガブリエウにせよ
あったのかもしれませんが
それを差し引いても自由にさせすぎです。
もしもこの試合がCL決勝だったとしたら
決してあの様な軽い対応を見せる事はなく
きっと身を挺してでもブロックしようとしたと思いますので
どこかしらに気の緩みがあったのではないかと勘ぐってしまいます。

残り少ない時間帯も追加点を求めて攻撃しようと試みていましたが
良い形を作る事ができず
後半ロスタイムに再びピンチを迎えました。

後半ロスタイム、カウンターが発動されたクリスタルパレスは
ザハが左サイドをドリブルで駆け上がってきました。
それを後方から追いかけてきた16ラムジーと
横から寄せてきた35コクランで挟み込む様に迫りましたが
ボールを前方に出されてしまいあっさりとかわされてしまいました。
その前方に出されたボールに対して
6コシールニーが素早く反応してクリアーしようとしましたが
そのクリアーが中途半端でそのこぼれ球を再びザハに奪われてしまい
そのままペナルティに入られてしまいました。

ここまでの対応は全て最悪だったと思います。
後ろから追いかけた16ラムジーに本気でボールを奪還しようとする気持ちが
全く感じられない軽いランニングだったという事はいつもの事ですが
ここでも35コクランの対応は軽すぎです。
あの様な距離感で迫ってもボールホルダーにとっては全く怖くはなく
ましてやスピードに自信があるザハにしてみれば
ちょっと前にボールを出してスピード勝負を仕掛ければ
絶対に勝つ事ができる状態でしたので
35コクランの寄せはほとんど意味を成していなかったと
言わざる得ないと思います。
そして6コシールニーも中途半端と言わざる得ないと思います。
余裕がある状況で余裕があるタイミングならば
繋げようとする選択肢はあると思いますが
今回の状況ではリスクを犯さずに
セーフティーに外にクリアーするべきだったのは言うまでもなく
繋げようとしたのは浅はかな選択だったと思います。

しかしミスを重ねて招いてしまった決定的なピンチを救ったのは
5ガブリエウでした。
中央でアデバヨールをマークしていた5ガブリエウは
6コシールニーが突破されるやいなや
アデバヨールのマークを捨てて
猛然とザハに襲いかかり見事なブロックを見せました。
それは片脚と引き換えにしてでもブロックしようとする様な
気迫のこもったプレーであり
その姿はまさに「身を挺して」と言う言葉がぴったりと合うプレーでした。

今のアーセナルの守備陣に足りないのはこの気迫だと思います。
何が何でも「絶対に」突破を許さない、ゴールを許さない、
と言う気迫のこもったプレーが絶対的に足りないのは確かであり
それが弱さに直結してしまっている様にも感じます。
勿論、こあれは守備陣に限ったことではなく
攻撃陣にしてもペナルティ内でパスが送られたら
何が何でもゴールに押し込もうとする気迫についても同様であり
途中出場で出てきた選手も
先発陣を上回る姿を見せようとする気迫も足りない様にも感じます。
この様な気迫の差がたとえ僅かであったとしても
それが募り募れば大きな差となり
勝敗を決する差になってしまうこともあると思います。

この様な差を埋める事が出来ない所が
昨今のアーセナルの甘さと言われる所であり
今回もこの重要な局面でその甘さが出てしまったのは残念です。

前節に続き2戦連続ドローという結果に終わり
再び勝点2を失う事になりました。


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33チェフ

 ハイボールに対する反応等もやや鈍く、全体的にまだベストな状態とは言えない。

24ベジェリン

 何度となくクロスを入れていたが全く通らず。 同じタイミングで同じ様な軌道のクロスを何度入れても無理なものは無理ともっと早く気付き、もっと他のアイデアを試すべきだっただろう

5ガブリエウ

 失点シーンではアデバヨールを上手くサイドに追いやったのは非常に良く4メルテザッカーとの違いを示した。 その一方でボナシーのシュートに対しては反応しても良かっただろう。 後半ロスタイムには身を挺したブロックでチームを敗戦から救う。 この気迫を上手くコントロールしてこれからも上手くプレーに昇華して欲しい。

6コシールニー

 5ガブリエウの身を挺したブロックで失点は免れたが後半ロスタイムのザハへの対応は軽率で浅はかだった。 

18モンレアル

 サイドから攻撃に厚みをもたらそうとしていたが効果的なプレーは見せられず。

35エルネニー

 攻守の場面で必要な所に顔を出すセンスを見せる。 得点シーンでも素早い寄せがあったからこそすぐにボールを奪還し先制ゴールにつながった。

34コクラン

 全体的に厳しさが足りなかった。 特に相手との距離感が悪く自由にさせてしまう場面が何度か見られそれにより同点ゴールを許してしまった。

17アレクシス

 タイミングの良い飛び出しで先制ゴールを奪う。  それ以外でも11エジルとのコンビネーションは磨きがかかり良いリズムが生まれ出していた。

11エジル

 11エジルの閃きでチャンスを作っていたがゴールには結びつかず。

45イウォビ

 ミスパスやネガティブトラジションの悪さを見せた前節から一変して良かった。 雑なプレーが減り、ネガティブトラジションに対してもしっかりと反応し、必要ならば自陣深くまで追随する献身的な姿勢も示した。 自らの反省点をすぐに修正できる事を考えるとこれからも使えば使うほどもっと伸びるだろう。
 
23ウェルベック

 先制ゴールをアシストしたパスは完璧だった。 そして一連のプレーでボールを奪還した素早いプレスも素晴らしかった。 あとはストライカーとしてもっとゴールに迫る場面を見たい。 

12ジルー

 23ウェルベックに代わり投入される。 ポストプレーで存在感を示す一方でゴールには迫れず。

16ラムジー

 16ラムジーが全て悪いわけではないが、先発陣のコンビネーションに比べると異質な存在に見えてしまう。 これからどの様にして自分の色をチームに反映できるかが勝負だろう。

14ウォルコット

 インパクトを残せず。 既に気持ちがチームから離れてしまったと言われても言い訳は出来ないだろう。 しかしこう言う逆境は一皮むけるチャンスなだけにこのままでは終わらないで欲しい。 

  
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非常に残念な結果になってしまいました。
この試合の前の時間帯でレスターがドローで終わっていただけに
勝点3を奪えなかった事は非常に大きな痛手になってしまったと思います。

現実的にアーセナルが残りの5試合を全勝したとしても
最高勝点は75までしか伸びず
現在勝点を73まで伸ばしているレスターが
あと1勝した時点でアーセナルの優勝がなくなる事を考えますと
ついに白旗を揚げる時が来たのかもしれません、、、残念ですが。

そしてこの試合で勝点2を落とした事で
シティに勝点で並ばれ得失点差により4位に転落してしまったのも
現実的に大きな問題です。
この夏はユーロとコパアメリカ、そしてオリンピックがありますので
当然ですがチームの始動は大幅に遅れる事が考えられます。
その様な状況を考えますとCLにストレートイン出来る3位を
確保出来るかどうかは非常に大きな問題であり
なんとか3位を死守する必要があると思います。
そして勝ち点差4に迫るユナイテッドの追い上げに対しても
確実にかわさなければなりません。

優勝の芽が消えてしまい
残りの試合に向かうモチベーションを保てなくなる可能性がありますが
シーズンはまだ終わっていません。
最後の試合が終わるまでチームの為に、そして我々グナの為に
戦う姿を見せ続けて欲しいと思います。



C'mon Arsenal !!


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3ギブス     PL:1G0A CL:0G0A
5ガブリエウ   PL:1G0A CL:0G0A
6コシールニー  PL:7G0A CL:0G0A
11エジル     PL:6G18A CL:2G0A FA:0G1A
12ジルー     PL:12G4A CL:5G0A FA:3G0A 
14ウォルコット  PL:5G2A CL:2G1A CS:0G1A FA:2G2A
15チェンバレン  PL:1G0A CL:0G0A CS:1G0A FA:0G1A
16ラムジー    PL:5G3A CL:0G1A FA:1G0A
17アレクシス   PL:10G4A CL:3G5A FA:1G1A
18モンレアル   PL:0G2A CL:0G1A
19カソルラ    PL:0G3A CL:0G1A
20フラミニ    PL:0G0A CL:0G0A COC:2G0A
21チェンバース  PL:0G0A CL:0G0A FA:1G0A
23ウェルベック  PL:3G2A CL:0G0A FA:1G0A
24ベジェリン   PL:1G4A CL:0G1A FA:0G2A
28キャンベル   PL:3G2A CL:0G2A FA:1G1A
35エルネニー   PL:0G0A CL:1G0A
45イウォビ    PL:2G2A CL:0G0A FA:0G1A


PL:West Ham United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

West Ham United 3−3 ARSENAL
2016年4月9日(土)Barclays Premier League, Boleyn Ground

Goal
 (18)11Özil(←45Iwobi)
 (35)17Alexis(←45Iwobi)
 (44)Carroll
 (45)Carroll
 (52)Carroll
 (70)6Koscielny(←23Welbeck)
 

13Ospina

24Bellerin 5Gabriel 6Koscielny 18Monreal

35Elneny  34Coquelin

17Alexis   11Özil   45Iwobi

23Welbeck



(61)34Coquelin>>>16Ramsey
(68)35Elneny>>>12Giroud
(81)23Welbeck>>>14Walcott

Substitutes
 33Cech
 4Mertesacker
 3Gibbs
 21Chambers


Arsenal 1.jpg逆転優勝するためには
最低でも残りの試合を
全勝で走り抜ける必要がありましたが
結果はドロー。

非常に残念な結果です。

先発は非常に良い結果をもたらした
前節のワトフォード戦と同じメンバーを
組んできました。

ある意味序盤に迎えた
ウエスト・ハムの2度の決定機が
この試合の行方を暗示していたのかもしれません。

1分、左サイドから入れられたクロスを
ファーサイドでクレスウェルがダイレクトボーレーで合わせ
それをゴール前に飛び込んできたランジーニが
ヘッドで合わせようとしましたが
ゴールを捉えられず判定もオフサイドでした。

13分、右サイドから入れられたノーブルのクロスを
キャロルがオーバーヘッドを試み
そのボールを再びゴール前に飛び込んできたランジーニに
ヘッドで押し込まれてしまいました。
今度はゴールネットを揺らされてしまいましたが
微妙な判定でしたがオフサイドの判定に救われました。

トップにキャロルを置き
そしてサイドから良質なクロスを供給する。
この場面からも分かります様に
ウェスト・ハムの狙いははっきりしていたと思いますが
最初から最後までアーセナルは十分な対応が出来ていたとは
言えなかったと思います。

危険な状況に曝されるリスクを抱えていましたが
先制したのはアーセナルでした。

18分、2ラインの間で34コクランからパスを受けた45イウォビが
DFの股を通したラストパスを11エジルへ送りました。
そのパスを受けた11エジルは冷静に流し込み先制ゴール!!
周囲の状況の判断能力が高く、そして早く、
瞬時にイメージしたプレーを具現化した
45イウォビの能力の高さが良く現れたプレーだったと思います。

そしてその45イウォビから追加点が生まれました。

35分、再び34コクランからのパスを
2ラインの間のギャップに入り込んで受けた45イウォビは
17アレクシスへDFの頭を越すパスを送りました。
そのパスを受けた17アレクシスは冷静にゴールに流し込みゴール!!
45イウォビはトラップでボールを跳ねさせてしまいましたが
その状況の中でも焦らずに
裏に向かって走り出そうとしていた17アレクシスを見逃す事なく
跳ねたボールを逆手に取って
浮き球のパスを選択した冷静な振る舞いは目を見張りました。

それと同時に、2ラインの間に入っていた45イウォビヘ出した
34コクランのパスも個人的には見逃せないと思います。
二つのパス共にマーカーの間を的確なタイミングに出しただけの
技術的には難易度の高いパスではありませんでしたが
この的確なタイミングで出すパスが出ずに
アーセナルは苦しんだ時期がありましたので
そのパスが19カソルラでもなく35エルネニーでもなく
34コクランからスムーズに出る様になった事は
チームにとっては非常に大きなプラス面をもたらす様に感じます。

前半の2つのゴールを演出した45イウォビでしたが
一方でその45イウォビが犯した一本のミスパスが
この試合のターニングポイントになってしまったと
個人的には思います。

44分、6コシールニーから送られた縦パスを
45イウォビはダイレクトで35エルネニーに繋げようとしましたが
そのパスはそのまま相手に送られてしまい
そこからショートカウンターを受けてしまいました。
そのボールは右サイドに展開され
そこから入れられたクレスウェルのクロスを
キャロスがヘッドで叩き込み失点。

キャロルに対して18モンレアルが対応しなければならない状況には
確かに問題があると思います。
そもそもキャロルを先発させた狙いはそこにある訳で
フィジカル的に大きなギャップがある
18モンレアルや24ベジェリンが狙われてしまえば
危険な状況に陥ると言わざる得ないと思います。
キャロルに対してCBが対応すれば良いと言う向きもありますが
キャロルは一度離れた位置から
18モンレアルや24ベジェリンと対峙する様に
ゴール前に飛び込んできますので
一度離れたキャロルを中央を空けてCBが対応するのは
現実的には難しい様にも感じます。

そうなるとそのキャロルにボックス内で
ボールを触らせない事が重要であり
いかに良いクロスを入れさせない様にする事が
重要になると思いますが
この場面では右サイドに展開された時に
24ベジェリンはすぐに帰陣してきましたが
その一方で右サイドに入っていた17アレクシスは
最前線の辺りにいましたので
上がってきたクレスウェルに対しては誰もカバーしておらず
パイエとクレスウェルの二人を24ベジェリンが
一人で対応しなければなならない状況に陥ってしまいました。
極上のクロスを入れる事が出来るその両者を
24ベジェリン一人では当然抑え切る事は出来ず
そこから余裕を持ってフリーでクロスを入れさせてしまった時点で
既にアウトだったと言えると思います。

そもそも45イウォビの不注意なパスミスがなければ
この様なピンチに陥らなかったとも言えます。
0−2にされてお尻に火が付いたウエスト・ハムは
38分過ぎにはキャロルが強烈なミドルシュートを放ち
42分過ぎには右サイドからのクロスを
キャロルがヘディングシュートを合わせるなど攻勢を強め
流れは確実にウエスト・ハムに向かっていました。
その攻勢を強めてきたウエスト・ハムの勢いをアーセナル側としては
上手くいなしてそのまま前半を終わらせる必要があったにも関わらず
この場面の45イウォビのプレーは非常に雑であり
決して犯してはならないミスを犯してしまったのは残念です。
6コシールニーからの縦パスも難しいパスではなかったと思います。
ピッチ状況がそれほど良さそうには見えませんでしたので
もしかしたらイレギュラーしたのかもしれませんが
プレッシャーも殆ど受けていない状況でしたので
安易なミスと言わざる得ないと思います。

2つのアシストを挙げ前半にインパクトを示した45イウォビでしたが
それ以外の場面では非常に不安定で
不用意なパスミスを何度か犯していました。
更に言うならばネガティブトランジションが鈍く
ボールをロストしても追尾しない場面もありました。
これが連戦での起用によるフィジカル的な疲弊に伴うものなのか
それとも最近の活躍により
気持ちの面で緩みが出たのかは分かりませんが
余りにも簡単にミスを犯すのは頂けないと思います。
そのような事はないと思われますが
ゴールから離れた場所でのこの一本のパスを
軽んじてプレーしていたのならば大いに問題です。
2つの美しいアシストに浮かれる事なく
この一本のパスミスでこの試合の流れが大きく変えてしまった重大性を
45イウォビが理解し猛省している事を望みます。
そうでなければ多くの若手の有望選手達と同様に
最終的には開花する事なくいつの間にかに
忘れられた存在になってしまうでしょう。

このゴールで完全に息を吹き返してしまったウエスト・ハムは
更に勢いを増してアーセナルゴールに襲いかかってきました。

前半ロスタイム、右CKを13オスピナがパンチングで弾いたボールを
左サイドから再びゴール前に入れられ
それをキャロルがトラップして押し込もうとしました。
1度目は5ガブリエウがブロックしましたが
その跳ね返ったボールを再びキャロルが
ジャンピングボーレーを放ち失点。

キャロルのシュートは最終的に対応した5ガブリエウに当たり
コースが変わったと言う不運もありましたが
勢い付かせてしまったキャロルを止めるのは
非常に難しいのは事実です。
その一方で逆サイドからクロスが折り返された時に
アーセナルの右サイドには少なくとも
ウエスト・ハムの選手が3人もフリーで余ってましたが
アーセナルの選手は誰も気付いていなかった様に見えました。
2点先制して緩みが出てしまったのかは分かりませんが
外から見ている限りはこの前半の終盤は
全体的に集中力に欠けていたと思います。

たらればの話になりますが
もしも33チェフが先発していたらどうなっていたでしょうか?
元々13オスピナの弱点はハイボールの処理であり
この場面でもパンチングするのが精一杯の対応でしたので
パンチング自体もベストな所まで弾ききれていなかったと思います。
仮に33チェフが起用されていたら
パンチングではなくキャッチ出来ていたかもしれません。
勿論、33チェフが守っていたらもう少しゴールから離れたポイントに
CKを蹴っていたと思いますので
全てが良い方向に向かうとは限りませんが
キャロルを先発させゴール前の高さとフィジカルの強さで
勝負してきたウエスト・ハムに対しては
13オスピナよりも33チェフの方が
適していたと思います。

2点先制し楽勝ムードから一変し
前半が終わって2−2。
完全に流れはウエスト・ハムに変わり
そのウエスト・ハムの勢いに完全に飲み込まれたまま
後半が始まりました。

49分過ぎ、左サイドのオープンスペースに出されたパスが
キャロルに繋がってしまい
対応した6コシールニーはキャロルの圧力に屈し
倒されてしまった時に出たこぼれ球をパイエに押し込まれてしまいました。
幸い6コシールニーが倒された時点でファールの判定で
ゴールにはなりませんでしたが
ノリノリのキャロルを止められなくなり始めていました。

そして遂に逆転を許してしまいました。

52分、左サイドを上がってきたアントニオから
ファーサイドにクロスを入れられてしまい
それをキャロルがヘッドで押し込み失点。
クロスを入れたアントニオに対する
18モンレアルの対応は甘かったと思います。
先ほども書きましたが
キャロルを中で抑えられないのならば
良いクロスを上げさせない事に
尽力を尽くさなければならなかったと思いますが
18モンレアルはアントニオにしっかりと
マークに付いていたのにも関わらず
簡単にクロスを上げさせてしまったのは
頂けなかったと思います。

結局キャロルの特徴である
ゴール前の高さと強さを上手く使ったウエスト・ハムに対して
最善の対策を見せる事はなく
短時間の間に失点を繰り返してしまったのは残念です。

キャロルを抑えるために何か出来たとするならば
13オスピナではなく33チェフを先発させる事が最初に考えられます。
少なくともハイボールに関しては
13オスピナよりも33チェフの方に分があるのは明らかであり
もしかしたらゴール前で18モンレアルや24ベジェリンが
キャロルと競り合わなければならないエリアまで
33チェフならばカバー出来ていたかもしれません。

確かに13オスピナは33チェフが離脱している間
安定したプレーを見せていたと思いますので
33チェフの復帰と共にすぐにベンチに戻す決断が
出来なかったボスの気持ちも分からなくもありません。
チームにとっては優秀なGKを2人揃えておくことは
長く厳しいスケジュールのPLを戦い抜く上で
大きなアドバンテージになるだけに
来シーズン以降も13オスピナをチームに留める為には
目に見える信頼を示す必要があったのかもしれません。
しかし結果論になってしまいますが
ボスの気を使った判断が再び仇になってしまったのは
残念であり遣るせない気持ちになります。

後半頭から4メルテザッカーを投入する案はどうだったでしょうか?
キャロルを上回る高さのある4メルテザッカーが
DFラインに加わればパワーバランスは多少変わったかもしれませんが
キャロルはSBとのギャップを上手く使って
ゴール前で勝負していた事を考えますと
5ガブリエウを4メルテザッカーに代えただけでは
それほど大きな効果は得られなかったかもしれません。
仮に、後半頭から4メルテザッカーを入れるにしても
18モンレアルか24ベジェリンのどちらかを下げて
5ガブリエウをSBに移す形が必要になったと思います。
5ガブリエウはヴィジャレアル時代にサイドの守備を強化する為に
SBで起用されていた事がありましたので
SBでプレーする事はそれほど問題ないと思われます。
唯一この形を行う上でのマイナス面は
前半の内に同点にされてしまった為に
アーセナルは後半もゴールを奪いに行かなければならず
その為には攻撃力のある両SBを残す必要性があった点だと思います。

結局、キャロルが先発で起用してきた
ウエスト・ハムの策の勝利と言ってしまえばそれまでですが
後手に回された時のアーセナルの弱さが出てしまったと思います。

遂に逆転を許してしまったアーセナルは
なりふり構わず16ラムジー、12ジルーを投入し攻撃に転じました。

67分過ぎ、11 エジルからの右CKのこぼれ球を
18モンレアルがミドルシュートを放ちました。
その強烈なミドルシュートは
アドリアンを突破しゴール右下に突き刺さるかと思われましたが
枠の中を守っていたランジーニにブロックされてしまい
惜しくもゴールなりませんでした。

そして遂に同点ゴールが生まれました。

70分、11エジルの右CKは一度は跳ね返されましたが
それを仕切り直して16ラムジーが入れたパスを
12ジルーがヒールで後ろに流し
23ウェルベック〜11エジルとペナルティのスペースのない所で繋ぎました。
そして11エジルからのリターンパスを23ウェルベックが逸らしたボールを
ゴール前に残っていた6コシールニーが
ダイレクトボーレーで押し込み同点!!

ゴール前を固めるウエストハムの守備網を何とかこじ開け
どのようなボールが来ようとも絶対に押し込む気持ちを前面に出し
ゴール前で待ち構えていた6コシールニーの
気迫のこもった意地のゴールという感じのゴールだったと思います。

これで3−3となり、残りの時間も攻め続けました。

80分過ぎ、11エジルから12ジルーへの楔のパスを
17アレクシスに落としてその勢いのまま
17アレクシスはドリブルでペナルティに切り込んでいきましたが
リードをかわし、もう一度切り返そうとした所で
潰されてしまった為にシュートを撃つつことが出来ませんでした。
しかしリードをかわした所でDFラインには穴が開き
シュートコースが出来た様に様に見えましたので
そこで切り返さずにシュートを撃って欲しかったと個人的には思いました。
確かにあの時点でシュートを撃つ為には
左脚で撃たなければなりませんでしたので
より確実に狙う為に切り返えして
右脚に持ち替えようとした17アレクシスの気持ちも分かります。
しかし、ウエスト・ハムのDFラインは
あの時点で完全に崩れていましたので
勝負の流れを考えますと
あのまま左脚で勝負するのが流れだった様に感じます。
そして左脚でシュートを撃つリスクに負けず
勝負どころで勝負してその勝負に勝ってこそ
17アレクシスだったと思いますので
左脚で勝負して欲しかったと強く思います。

この後も最後まで殲滅付けましたが
決定機を作る事は出来ずにこのままドローで終演。

大きな大きな勝ち点2を失ってしまいました。


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13オスピナ

 結果論としては高さに難があり守備範囲が狭い13オスピナではキャロルを上手く使ったこの日のウエスト・ハムに対しては分が悪かった。 13オスピナの2失点目と3失点目は共にしっかりと反応出来ていたが5ガブリエウに当たりコースが変わってしまったのは不運だった。 

24ベジェリン

 18モンレアルと共にキャロルの標的になる。

5ガブリエウ

 カッとなる性格がまた悪い方に出てしまい、報復行為と取られてもおかしくない行為があった。 普通ならば一発レッドを下されてもおかしくない行為であり自制心をもっと養う必要があるだろう。 

6コシールニー

 気迫のこもた同点ゴールを叩き込む。

18モンレアル

 キャロルの標的になり苦戦する。 3失点目の場面ではもっと厳しい対応を見せてクロスを上げさせる事を防がなければならなかった。

35エルネニー

 中盤の底からしっかりとパスを捌いてDFと前線をしっかりと繋げる。

34コクラン

 的確なタイミングで効果的なパスを送りゴールの起点となる。 34コクランの所から効果的なパスが出る様になるとチームにとっては大きな力になる。

17アレクシス

 試合展開が劣勢になると持ちすぎてしまうきらいはあるが、プレーのキレは完全に戻ってきた印象。 

11エジル

 タイミング良く飛び出し先制ゴールを奪う。 は気持ちが切れかけた様な素振りを見せる時間帯もあったが最後は持ち直して同点ゴールを導き出す。

45イウォビ

 2つのアシストを挙げて大きなインパクトを見せる。 一方で不用意なミスパスでリズムを崩す場面もあった。 特に1失点目の元となるミスパスはその後の流れを完全に変えてしまう大きなミスだった。 この事の重大さを理解し猛省して欲しい。
 
23ウェルベック

 決定機には恵まれなかったが前線で献身的に振る舞う。

16ラムジー

 34コクランに代わり投入される。 タイミング良く前線に顔を出す持ち味が見せた一方で、34コクラン&35エルネニーのコンビの時に比べると前線へのパスの供給はやや滞ってしまっていた。

12ジルー

 35エルネニーを下げて投入される。 持ち味であるポストプレーでそれまでと違う側面をチームに与える。

14ウォルコット

 終盤起用されるが一つ一つのプレーがどうしても軽く見えてしまう。 この様な状況では今後も出場機会を増やすのは難しいだろう。

  
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勝つ事しか許されない状況でしたが
残念ながら結果はドローでした。

シーズン終盤になっても勢いが衰えない
レスターの状況を考えますと
いよいよ厳しい状況になってしまいました。

しかし可能性が更に低くなったとしても
まだその可能性が無くなった訳ではありません。

最後まで戦い抜き奇跡を見せてくれる事をまだ諦めません!!


C'mon Arsenal !!


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3ギブス     PL:1G0A CL:0G0A
5ガブリエウ   PL:1G0A CL:0G0A
6コシールニー  PL:7G0A CL:0G0A
11エジル     PL:6G18A CL:2G0A FA:0G1A
12ジルー     PL:12G4A CL:5G0A FA:3G0A 
14ウォルコット  PL:5G2A CL:2G1A CS:0G1A FA:2G2A
15チェンバレン  PL:1G0A CL:0G0A CS:1G0A FA:0G1A
16ラムジー    PL:5G3A CL:0G1A FA:1G0A
17アレクシス   PL:9G4A CL:3G5A FA:1G1A
18モンレアル   PL:0G2A CL:0G1A
19カソルラ    PL:0G3A CL:0G1A
20フラミニ    PL:0G0A CL:0G0A COC:2G0A
21チェンバース  PL:0G0A CL:0G0A FA:1G0A
23ウェルベック  PL:3G1A CL:0G0A FA:1G0A
24ベジェリン   PL:1G4A CL:0G1A FA:0G2A
28キャンベル   PL:3G2A CL:0G2A FA:1G1A
35エルネニー   PL:0G0A CL:1G0A
45イウォビ    PL:2G2A CL:0G0A FA:0G1A


PL:ARSENAL vs Watford [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 4−0 Watford
2016年4月2日(土)Barclays Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (4)17Alexis
 (38)45Iwobi(←17Alexis)
 (48)24Bellerin
 (90)14Walcott(←28Campbell)
 

13Ospina

24Bellerin 5Gabriel 6Koscielny 18Monreal

35Elneny  34Coquelin

17Alexis   11Özil   45Iwobi

23Welbeck



(68)23Welbeck>>>12Giroud
(73)45Iwobi>>>14Walcott
(78)17Alexis>>>28Campbell

Substitutes
 33Cech
 4Mertesacker
 3Gibbs
 21Chambers


Arsenal 1.jpg快勝!!

最近見る事が出来なかった
アーセナルらしい試合展開の
とても気持ちの良い勝利でした。

先発は怪我で離脱していた
33チェフが復帰しましたが
この試合では先発では起用されず
そのまま13オスピナがゴールマウスを守る
前節のエヴァートン戦と同様のメンバーを
組んできました。

アーセナルは立ち上がりから
人とボールがテンポ良く繋がってペースを掴み
早々に先制ゴールを奪う事に成功しました。

4分、ワトフォードのクリアーボールを
受けた34コクランから45イウォビに繋がり
そこからファーサイドの17アレクシスに向けて
柔らかいタッチのクロスが送られ
17アレクシスはヘッドで合しました。
しかしそのシュートは一度はゴメスにセーブされてしまいましたが
そのこぼれ球を再び17アレクシスが押し込み先制ゴール!!

試合通して緩かったワトフォードでしたが
特にこの立ち上がりは非常に緩く
クロスを入れた45イウォビに対して
全くプレッシャーを掛けずに自由にし、
そして17アレクシスと対峙していたアケも
17アレクシスを見失ったのか?
感じていなかったのか?
全く競り合う事が出来ずに
ヘディングシュートを許してしまっていましたが
それを差し引いても45イウォビのキックの正確性と
17アレクシスのゴールに対する勝負強さが
良く出たゴールだったと思います。
チャンスメイクする17アレクシスも魅力的ですが
個人的にはこの場面の様に
ペナルティ内で勝負する17アレクシスを
もっと希望したいと思います。

エヴァートン戦に続き序盤のビッグチャンスを
確実にゴールに繋げる事が出来ましたので
その後の展開もだいぶ楽になり
この後も惜しい場面が続きました。

12分過ぎ、右サイドをドリブルで駆け上がってきた17アレクシスから
23ウェルベックへラストパスが綺麗に通りました。
シュートはDFにブロックされてしまいましたが
2人のDFを引き連れながらニアサイドに動いて
スペースを作った45イウォビの動きと
その45イウォビとクロスする様にそのスペースに入り込んでいった
23ウェルベックの動きは良くリンクされていたと思います。
23ウェルベックの背後にフリーで走り込んでた11エジルに
23ウェルベックがパスを出していた方が
より決定機になっていたと思いますが
シンプルですが良い仕掛けだったと思います。

13分過ぎ、相手のミスパスを受けた45イウォビから
23ウェルベックにパスが出され
そのリターンを受けた45イウォビは
余り角度の無い所からファーサイドの角を狙って
ミドルシュートを放ちました。
ゴメスの好セーブで防がれてしまいましたが
45イウォビの積極的なプレーは非常に好感が持てます。

14分過ぎ、右サイドに開いていた35エルネニーから送られたパスを
34コクランから出されたダイレクトパスで
11エジルは右サイドの裏に抜け出し
そこから23ウェルベックへクロスが入れられました。
23ウェルベックのシュートは惜しくも
DFにブロックされて枠からそれてしまいゴールは奪えませんでしたが
この仕掛けの鍵となったのは
34コクランのダイレクトパスだったと思います。
いつもの様にトラップして丁寧にパスを出していたら
11エジルへのパスが通ったかどうかは
分からないタイミングだったと思いますので
リスクを負ってダイレクトパスを出した
34コクランの積極的な姿勢は良かったと思います。

この後も34コクランの積極的な姿勢が攻撃面でも見られました。

20分過ぎ、持ち前の球際の強さを発揮して
ルーズボールを奪い返した34コクランから
すぐさま右サイドに開いていた11エジルへパスが送られ
グラウンダーのクロスが入れられました。
このクロスはクリアーされてしまいましたが
そのクリアーボールに対してペナルティの外から
34コクランは強烈なミドルシュートを放ちました。
シュートはDFにブロックされてしまいましたが
ここ最近は以前の様な強烈なインパクトを見せる場面が
減っていた印象の34コクランでしたが
この試合の34コクランは積極的な姿勢を良い方向に発揮し
以前の様なインパクトを見せていたと思います。

そしてその34コクランのパスがまた鍵となり追加点が生まれました。

38分、右サイドに開いていた35エルネニーに
近寄ってきてパスを受けた34コクランから
大外からDFラインの裏に向かって走り出した17アレクシスに
タイミング良くパスが送られました。
そのパスで一気にペナルティに向かって進入した17アレクシスから
グラウンダーのラストパスが送られ
それを45イウォビが合わせてゴール!!

34コクランのパスがスイッチとなり
一気にDFラインの裏に進入し、
今度はニアに走り込んだ23ウェルベックが囮となり
DFを引きつけて出来たスペースに
後ろから45イウォビが入り込んで決めましたが
基本的には14分の場面と同じ形の仕掛けであり
アーセナルにしては珍しくパターン化された仕掛けの様に感じます。

良い時間帯に追加点を奪い前半は2−0で折り返し
その勢いのまま後半早々に試合を決する3点面が生まれました。

48分、右サイドを17アレクシスと24ベジェリンの
コンビネーションで崩して
最終的に17アレクシスがクロスを入れましたが
そのクロスはDFにクリアーされてしまいました。
しかしそのクリアーが小さかった為に
いち早く反応した24ベジェリンが
左脚のダイレクトボーレーを放ち
DFに当たりディフレクトしたそのシュートは
ゴールに吸い込まれゴール!!

仮にディフレクトしなくても24ベジェリンのシュートは
しっかりとゴール左下にコントロールされた
良いシュートでしたので決まっていたと思いますが
この3点目でこの試合は決まったと思います。

一方で危険な場面はこの2つの場面位だったかもしれません。

55分過ぎ、左サイドからのFKの場面で
最終的にプレドルにヘディングで押し込まれてしまいました。
幸いニアサイドの枠の中を守っていた
18モンレアルがクリアーしましたので
失点は免れましたが
FKをファーサイドから折り返したディーニーに対しても
ヘディングシュートを放ったプレドルに対しても
マークが甘く危険な場面だったと思います。

69分過ぎ、右サイドから入れられたクロスを
ゴールを背にして受けたディーニーに
振り向きざまにファーサイドにシュートを打たれてしまいました。
幸い13オスピナのファインセーブでゴールは守られましたが
マークに付いていた35エルネニーの脚にクロスが当たり
入ってきたボールのタイミングがズレていたとは言え
ディーニーの前でカットしようとしたのか
シュートをブロックしようとしたのか
6コシールニーの対応はらしくなく中途半端だったと思います。

後半も何度か良い形でワトフォードゴールに近付きました。

49分過ぎ、17アレクシスのパスを受けて
ペナルティ内に進入した45イウォビは
17アレクシスの動きを囮として
自ら持ち込んで左脚を振り抜きました。
惜しくもそのシュートはバーを叩きゴールはなりませんでしたが
45イウォビは11エジルや17アレクシスと共にプレーしていても
全く物怖じする事なく攻撃陣のユニットの一部として
必要不可欠な存在に思えるまでに
急成長している印象を強く受けます。

85分過ぎ、11エジルから左サイドの28キャンベルにパスが出され
そのパスを28キャンベルは左のアウトサイドで
DFラインとGKの間にダイレクトパスを送りました。
惜しくも飛び込んだ12ジルーの脚は届きませんでしたが
タイミングをズラすアウトサイドのパスは
面白い選択のパスだったと思います。

そして最後の駄目押しゴールも28キャンベルの仕掛けから生まれました。

90分、自陣から出された11エジルのロングパスで
左サイドのオープンスペースを駆け上がった28キャンベルは
DFを一人かわして深い位置まで侵入し
丁寧にゴール前にクロスが送られ
それを14ウォルコットが合わせてゴール!!

最近出場機会が減っていた28キャンベルですが
28キャンベルが加わると
攻撃陣に新たなアクセントを加えるプレーを見せてくれるだけに
やはり面白い選手だと思います。

この試合通して見ても
ワトフォードが全体的に動きが緩慢で
非常に緩かったと言う事もありますが
決めるべき時にしっかり決める展開が
この試合では出来ていたと思います。
そして19カソルラが離脱して以降
中盤の組み立ての面が機能不全に陥っていた問題に関しても
35エルネニーがフィットし始めた事で
目処が立った様に感じます。
このワトフォード戦の35エルネニーは
今シーズンのPL最多パス成功本数となる122本のパスを通し
パス成功率も96.1%を叩き出しました。
勿論、このパスの中には11エジルや17アレクシスとの
超近距離のパス交換の数も含まれていると思いますが
以前にも書きましたが
「100本近いパス成功本数で
90%以上の成功率を保てるならば、、、」と言う
期待を上回る働きを見せたのは嬉しい誤算に感じます。
その35エルネニーが中盤の底に入った事で
一番変わったのは選手間の距離感だと思います。
中盤が機能しなかった時期は
パスの受け手が良いポジショニングにいたとしても
距離感が悪かった為にパスが通らない場面もあれば
パスを出す事を避ける様な場面も良く見られましたが
35エルネニーが中盤に入り気の利いたポジショニングでパスを引き出す事で
直接2点を結べない様な状況においても
35エルネニーを経由してパスが繋がるようになり
結果として中盤の流れが非常に良くなったと思います。
そして最終的なパスの受け手の選手も良いポジショニングと体勢で
ボールを持つ事が出来る様になり
そこからアタッキングサードへの仕掛けも
非常にスムーズに事が運ぶ様になったと思います。
90分間絶え間なく動き続ける豊富なスタミナと
献身的な姿勢は言うまでもないと思いますが
その一つ一つの動きやポジショニングは
シンプルですがクレバーな動きを見せていると思います。
今後19カソルラが復帰してきますが
19カソルラもうかうかしていられない状況になるかもしれません。
19カソルラに比べれば技術的には負けているかもしれませんが
中盤を活性化させるポジショニングやパス捌きの面では
互角に渡り合える可能性があると思います。
そして豊富な運動量とそれを可能にするスタミナは
19カソルラを上回り
ディフェンス技術はまだ改善の余地は多いにあると思いますが
泥臭いプレーとフィジカル的な優位さも
19カソルラを上回っていると思います。
19カソルラに対して35エルネニーが何処まで迫れるか、
そして19カソルラの壁を越える事が出来るかどうか
今後非常に楽しみだと思います。

FA杯では苦汁を舐めさせられたワトフォードを相手に
終わってみれば4−0の快勝!!


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13オスピナ

 それほど危険な場面はなかったが、後半のディーニーの危険なシュートのセービングは見事。

24ベジェリン

 17アレクシス等との連携面は大分改善された。 その二人で崩して試合を決める3点目を奪う。

5ガブリエウ

 若干バタバタする感じはあるが零封に貢献。

6コシールニー

 少しらしくない対応を見せる場面もあったが全体的には余裕を持って対応する。

18モンレアル

 リズムの良い攻撃陣のリズムに乗ってタイミング良い攻撃参加で厚みをもたらす。

35エルネニー

 中盤にリズムをもたらす。 ポジショニングが気が利いておりパスを引き出して捌くリンクマンとして中盤を活性化させた。 19カソルラ不在の間の問題はこれで完全に目処が立った。

34コクラン

 非常にアグレッシブに中盤の底で存在感を示す。 それと共に積極的なダイレクトパスを何本も見せ良いアクセントになっていた。 

17アレクシス

 プレーのキレ、創造性、勝負強さ、ベストの状態の17アレクシスが戻って来た。 この調子で残りのシーズンで輝き続けて欲しい。

11エジル

 ゴールに直結するプレーはなかったが要所要所で鍵となるプレーで存在感を示していた。

45イウォビ

 試合を重ねるごとにその存在感を大きくなり、攻撃陣のユニットの一員として欠かせないレベルに到達しそうだ。 これから怪我人が復帰してくるがこの勢いがあれば早々にポジションを譲る事はないだろう。
 
23ウェルベック

 ゴールこそ奪う事は出来なかったが、前線で体を張り、スペースメイクの動きで貢献する。 基準点型の12ジルーよりも動きのある23ウェルベックの方がアーセナルには合っているのであろうか?

12ジルー

 23ウェルベックに代わり投入される。 惜しい場面もあったがゴールには繋げられず。 23ウェルベックが入ったユニットが活性化しているだけにゴールが欲しいところだが、、、。

14ウォルコット

 駄目押しの4ゴール目を奪うが、それ以外は存在感を示せず。 このゴールを切っ掛けに調子を取り戻して欲しいが、、、。

28キャンベル

 久しぶりの登場だが持ち前のセンスあるプレーで良いアクセントになっていた。 やはり面白い存在。

  
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FA杯で苦汁を舐めさせられたワトフォードに快勝し
久しぶりの連勝を挙げました。

そして結果と共に内容的にも非常に満足な内容だったと思います。
高い位置でボールを奪還し
そこからリズム良くボールを繋げて攻め込み
そして創造性溢れる仕掛けでゴールに迫り
決めるべき時にしっかりと決める。
アーセナルらしい展開の試合が出来たと思います。

この試合の様な試合が常に出来れば
そう簡単に止められる事はないと思いますので
残りの試合もこの調子を維持し続けて欲しいと思います。

現状としては残念ながらレスターの取りこぼしを
待たなければならない状況は変わっていませんが
アーセナルにも流れが出始めていると思います。

逆転優勝を目指し
最後の最後まで戦い続ける事を
期待したいと思います。

そして奇跡を見せて欲しい!!


C'mon Arsenal !!


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3ギブス     PL:1G0A CL:0G0A
5ガブリエウ   PL:1G0A CL:0G0A
6コシールニー  PL:3G0A CL:0G0A
11エジル     PL:5G18A CL:2G0A FA:0G1A
12ジルー     PL:12G4A CL:5G0A FA:3G0A 
14ウォルコット  PL:5G2A CL:2G1A CS:0G1A FA:2G2A
15チェンバレン  PL:1G0A CL:0G0A CS:1G0A FA:0G1A
16ラムジー    PL:5G3A CL:0G1A FA:1G0A
17アレクシス   PL:8G4A CL:3G5A FA:1G1A
18モンレアル   PL:0G2A CL:0G1A
19カソルラ    PL:0G3A CL:0G1A
20フラミニ    PL:0G0A CL:0G0A COC:2G0A
21チェンバース  PL:0G0A CL:0G0A FA:1G0A
23ウェルベック  PL:3G0A CL:0G0A FA:1G0A
24ベジェリン   PL:1G4A CL:0G1A FA:0G2A
28キャンベル   PL:3G2A CL:0G2A FA:1G1A
35エルネニー   PL:0G0A CL:1G0A
45イウォビ    PL:2G0A CL:0G0A FA:0G1A