So-net無料ブログ作成

PL13:ARSENAL vs Bournemouth [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−1 Bournemouth
2016年11月27日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal 
 (12)7Alexis
 (23)Wilson(pk)
 (54)14Walcott(←18Monreal)
 (90)7Alexis(←12Giroud)


33Cech

2Debuchy 20Mustafi 6Koscielny 18Monreal

35Elneny  29Xhaka

   14Walcott  11Özil 15Ox-Chamberlain

7Alexis


(16)2Debuchy>>>5Gabriel
(75)15Oxlade-Chamberlain>>>8Ramsey
(75)14Walcott>>>12Giroud

Substitutes
 13Ospina
 3Gibbs
 34Coquelin
 17Iwobi
 

Arsenal 1.jpg完璧とは行きませんでしたが
アーセナルらしい試合が
だいぶ出来た試合だったと思います。

先発にはサプライズがありました。
この夏アーセナルに復帰してから
殆ど姿を見せる事がなかった
2ドゥビュシーがいきなり右SBで先発してきました。

コンディションの問題なのか?
怪我による離脱なのか?
構想外としてチームから離れているのか?
様々な噂がありましたが
実際の所、多くの情報がなく
又、2ドゥビュシーの去就に関しても
それほど多くの興味を持つ人も少ない為に
22サノゴと同様に半分忘れ去られた存在になっていたと思います。
確かに2ドゥビュシーは
先日のリザーブの試合に出場していましたので
そう言う意味では実戦へ復帰する
最終テストをしていたとも考えられますが
それでも再びファーストチームの試合で
いきなり先発してくるとは正直思ってもいませんでした。

それ以外は左SBには再び18モンレアルが復帰し
3列目にはこの試合では29ジャカと35エルネニーが起用されました。
2列目は右に14ウォルコット、左に15チェンバレンが入り
トップ下には11エジル、1トップには7アレクシスが入る
0トップシステムとなりました。

試合は同じ様なスタイルの両チームの対戦だけに
小細工なしで持てる力のぶつかり合う様な
オープンな展開で楽しめました。

まずペースを掴んだのはアーセナルでした。

1分過ぎ、18モンレアルから入れられた縦パスを受けた7アレクシスが
左サイドの15チェンバレンへ回し
そこからのグラウンダーの折り返しを
11エジルがダイレクトでシュートを放ちました。

惜しくもアケにブロックされてしまいましたが
7アレクシスは完全にキレを取り戻し
キレっキレのプレーで相手を翻弄し
中に折り返した15チェンバレンもいつにもにもなく
冷静だったと思います。

7分過ぎ、左サイドをキレのあるドリブルで切り込んでいった
15チェンバレンが倒されて得たFKからチャンスが生まれました。
このFKはシンプルに中に入れずに
後ろから上がってきた35エルネニーに合わせて
シュートを放ちましたがこれもブロックされてしまいました。

しかしどちらかと言うとシンプルに中に入れる事が多い
アーセナルのセットプレー事情ですが
この試合ではこのFKを筆頭に
何度かサインプレーを試みたのは目新しく感じました。

その流れのまま先制点はアーセナルが奪いました。

12分、クックからGKに出されたバックパスを
7アレクシスが奪い取りそのままGKをかわしてゴール!!

クックの完全なミスパスですが
その様なミスを誘発するだけの圧力を
アーセナルは試合開始から掛け続けてた結果だと思います。

しかしここでアクシデントが発生してしまいました。

今シーズン初先発で起用された2ドゥビュシーが
ハムストリングを負傷し交代してしまいました。

ここまで起用されるどころか、ベンチすら入らず、
そして試合前のトレーニングのフォトセッションでも
その姿を殆ど確認する事すら出来なかった2ドゥビュシーですが
プレシーズンマッチ以来の起用とは思えないほど
チームにフィットしたプレーを見せていたと思います。

テンポ良く右サイドをアップダウンし
周囲の選手とのパス回しも非常に息が合っていたと思います。
その様な基本的なプレーに留まらず
随所にアイデア溢れるプレーも織り交ぜながらのプレーは
フランス代表の正右SBとして活躍していた当時を
彷彿させてくれるものだったと思います。

しかし不運な事に35エルネニーへ繋げる為に
少し無理な体勢からヒールパスを出した時に
ハムストリングを負傷してしまい
僅か15分でピッチを去る事になってしまいました。

しかし僅か15分程のプレーでしたが
この試合の2ドゥビュシーはアーセナルに移籍してから
ベストの部類に入るプレーを見せていたと思います。
現状の2ドゥビュシーは度重なる怪我と24ベジェリン台頭で
本来の持てる力を発揮する場が得られていませんが
コンディションさえ整えばまだまだ第一線で活躍できる事を
この15分間で証明して見せたと思います。

昨シーズン後半にローン移籍していたボルドーで
アーセナルに対して批判的なコメントを発していましたので
正直もうアーセナルのシャツを着て
ピッチに立つ事はないと思っていましたが
ボスのお許しを得て?再びピッチに戻ってきたのならば
24ベジェリンの負担を軽くする
大きな戦力になってくれると思います。

怪我の状況的にあまり宜しくないと言う話ですので
再び長期離脱するかもしれませんが
幸か不幸かこれで冬に移籍する可能性も
ほぼなくなったかもしれません。
再びフィジカル的に苦しくなるシーズン後半に向けて
貴重な戦力として戻ってくる事を期待したいと思います。

ここで2ドゥビュシーが下がり5ガブリエウが右SBに入りましたが
この交代が影響したのか
全体的に落ち着きを取り戻すのに少し時間が掛かってしまい
ボーンマスにペースを奪われてしまいました。

そしてその後、疑惑のPKを奪われてしまいました。

21分過ぎ、左サイドでボールを受けた11エジルを
相手選手に後ろから引き倒されてボールを失い
そこからの入れられたクロスをクリアーしたボールを
再びゴール前に入れられた所で
18モンレアルとウィルソンがペナルティ内で交錯してPKの判定、、、。

23分、そのPKをウィルソンが決め失点。

そのそも11エジルが倒された時点でファールだったと思いますが
18モンレアルとウィルソンが交錯した所もどう見ても
ファールはなかったと思います。
その理由はシンプルです。
ボールに対して僅かに遅れていたウィルソンは
18モンレアルの前に体を入れる為に飛び込んできました。
よって18モンレアルと体が接触した時点では
ウィルソンの両脚は既に宙に浮こうとしていましたので
18モンレアルが接触した為にウィルソンが転倒したのではなく
ウィルソン自身が自ら飛び込んだだけと言えると思います。

このプレーがファールというならば
13分過ぎの7アレクシスとアケが交錯したプレーの方が
明らかにファールだと思います。

29ジャカのロングパスで抜け出した7アレクシスが
後ろから追いかけてきたアケに
足を踏まれて倒されてしまいました。
アケが伸ばした脚はボールを触る事なく
7アレクシスの足を踏んでいましたので
明らかにファールだったと思いますし
完全に抜け出していた所をファールで止めましたので
場合によってはカードが出てもおかしくないファールだったと思います。
まぁ、ここで問題になるのはアケがボールを触ったかどうかだと思いますが
リプレーで確認しないとアケがボールを触っていない事が
確認できないレベルの際どいプレーでしたので
この速い展開に全く付いていけず
遥か後方からこのプレーを裁いたマイク・ジョーンズには
見えなかったのは仕方がないかもしれませんね。

因みに72分過ぎのプレーで
18モンレアルの腕にボールが当たった場面では
ハンドを獲るべきだったと思います。

この疑惑のPKで同点に追いつかれてしまった事で
バタバタした感じは更に強くなり
何度か危険な場面が訪れてしまいました。

24分過ぎ、やや左サイドからのFKを
6コシールニーがヘッドで逸らしたボールを
ファーサイドのアケに中に折り返されてしまい
ゴール正面でアダム・スミスに
ヘディングシュートを撃たれてしまいました。
幸いそのヘディングシュートは
枠を捉えられずに救われましたが
ちょっと集中力を欠いていた様に見えました。

27分過ぎ、キングに入れられた縦パスを
逸らしたボールで抜け出したブラッド・スミスが
シュートを放ちました。

その至近距離からのシュートに対して
33チェフはしっかりとシュートブロックしましたが
もしもブラッド・スミスがシュートではなく
ゴール前で完全にフリーだったウィルソンに折り返されていたら
万事休すだったと思います。

2ドゥビュシーの交代からペースを崩し
その後の疑惑の判定で拍車がかかったバタバタした状況に
これまでのアーセナルならば
完全に冷静さを失って屈していたかもしれませんが
今シーズンのアーセナルはこの様な状況にも
屈しない強さがあると思います。

この様な不利な状況に陥ると
今シーズンのアーセナルがリアクションとしてみせるのが
ハードワークです。
相手に奪われた流れに受け身になる事なく
ある意味、苦しい状況に対する怒りを
「ハードワーク」と言う形のエネルギーに変えて
前を向いて戦い始める所が今シーズンのアーセナルの
最も大きな変化かもしれません。
特に7アレクシスや11エジルが自ら先陣をきって
前線から非常に激しくそして執拗にプレスを掛ける姿は
チーム全体に力がみなぎらせ
その後スイッチが入ったかの様に
チームを蘇らせたと思います。

37分、左サイドからスペースのない所を
7アレクシスは11エジルとのワンツーで切り込んで行き
シュートを放ちました。
惜しくも枠を捉える事は出来ませんでしたが
何としてでもゴールを奪おうとする
7アレクシスの闘志がよく表れていたと思います。

前半ロスタイム、11エジルから出されたサイドチェンジのパスを受けた
7アレクシスが右サイドからシュートを放ちました。
惜しくもそのシュートはバーに弾かれましたが
バーを直撃したその7アレクシスのシュートは
エミレーツが揺れるほどの強烈なシュートであり
反撃の狼煙としては十分だったと思います。

そして後半に入り先にゴールを奪ったのはアーセナルの方でした。

54分、右サイドでパスを受けた11エジルは
マーカーをかわして中にクロスを入れました。
そのクロスはアケにカットされてしまいましたが
そのクリアボールを18モンレアルが
ダイレクトで中に折り返し
14ウォルコットがヘッドで押し込みゴール!!

2日前の金曜日に生まれた
第2児の誕生を祝う記念ゴールになったと思います。

その後も追加点のチャンスがありました。

59分過ぎ、相手のフィードを18モンレアルがカットしたボールを
29ジャカがダイレクトで7アレクシスに向けて
ロングスルーパスを送り7アレクシスが一気に抜け出しました。
ニアサイドに走り込んで来た11エジルに送ったラストパスは
僅かにあいませんでしたが
29ジャカのスルーパス一本で見事に崩したと思います。

そしてカウンターから追加点が生まれました。

後半ロスタイム、11エジルからのスルーパスで
DFラインの裏に抜け出した12ジルーからの折り返しを
7アレクシスが合わせてゴール!!

4戦ぶりに勝利を挙げました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

33チェフ

 前後半の2回、決定的なピンチをファインセーブで救う。

2ドゥビュシー

 非常に良かっただけに怪我で離脱は残念だった。

20ムスタフィ

 積極的なアタックが20ムスタフィの持ち味である一方で時々かわされる場面もある。 こう言う場面を減らす事が出来るかどうかがもう1ランク上のCBになる為の課題だろう。

6コシールニー

 常に冷静に対応しDFラインを引き締める。

18モンレアル

 PK献上は大いに疑惑を感じるジャッジだった。 その一方で時折軽い対応を見せる所は変わらない。

35エルネニー

 90分間ピッチを隈なくカバーし続けてチームに勝利に導いた影の立役者。

29ジャカ

 一本のパスでチャンスを何度も演出する。 ピッチを隈なくカバーする35エルネニーに対して、中盤の底に収まる29ジャカは良い組み合わせに見えた。 

14ウォルコット

 第2児誕生を祝う勝ち越しゴールを奪う。

11エジル

 鍵となるパスでチームを勝利に導く。

15チェンバレン

 全体的に良かった。 いつもよりもシンプルなプレーが効果的だった。

7アレクシス

 常に勝利の為に戦い続け2ゴールを奪う。

5ガブリエウ

 緊急的に右SBに入る。 ピッチに入った直後はフィットしなかったが時間が経つにつれて安定していった。

12ジルー
 
 だめ押しゴールをアシストする。 スーパーサブとして役目を果たす。 

8ラムジー

 この試合ではいつもの様にサイドには入らずに2列目中央に入った。 3列目やサイドよりは機能したように見えた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3連続ドローから抜け出す事に成功しました。

この勝利で11月の悪い流れを
断ち切る事が出来るかどうか、
これから期待したいと思います。

次戦のEFLカップは難敵のサウサンプトンが相手ですが
これまで通りサブ組を中心に
この試合で起用されなかった
34コクランや17イウォビを起用して挑むと思われます。

一方で主力組を休ませる良いチャンスが巡ってきたと思います。
7アレクシスは勿論の事
11エジルや6コシールニー等の主力メンバーを
思いっきり休ませて
12月からの反撃に備えて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ギブス     PL:0G1A CL:0G0A
6コシールニー  PL:2G0A CL:0G0A 
7アレクシス   PL:8G3A CL:2G2A
8ラムジー    PL:0G1A CL:0G1A
9ペレス     PL:0G0A CL:0G2A EFL:2G1A
11エジル     PL:3G1A CL:4G2A
12ジルー     PL:3G1A CL:2G0A EFL:0G1A
14ウォルコット  PL:6G2A CL:3G0A
15チェンバレン  PL:1G2A CL:1G1A EFL:3G1A
17イウォビ    PL:0G3A CL:0G0A
18モンレアル   PL:0G1A CL:0G0A
19カソルラ    PL:2G2A CL:0G1A
21チェンバース  PL:1G0A CL:0G0A
24ベジェリン   PL:0G1A CL:0G0A
29ジャカ     PL:1G0A CL:1G0A EFL:1G0A 
32アクポム    PL:0G0A CL:0G0A EFL:0G1A
35エルネニー   PL:0G1A CL:0G1A



CL GS5:ARSENAL vs Paris Saint Germain [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−2 Paris Saint Germain
2016年11月23日(水)UEFA Champions League, Emirates Stadium

Goal 
 (18)Cavani
 (45)12Giroud(pk)
 (60)Verratti(og)
 (77)17Iwobi(og)


13Ospina

25Jenkinson 20Mustafi 6Koscielny 3Gibbs

8Ramsey  34Coquelin

7Alexis  11Özil   17Iwobi

12Giroud


(77)17Iwobi>>>29Xhaka
(80)34Coquelin>>>14Walcott
(81)25Jenkinson>>>15Oxlade-Chamberlain

Substitutes
 33Cech
 18Monreal
 5Gabriel
 35Elneny
 

Arsenal 1.jpgこの試合はCLグループAの1位通過を決める
大事な1戦でしたが
勝利を掴みかけながら
その勝利は手からこぼれ落ちてしまいました。

先発はGKは同様に13オスピナが務め、
24ベジェリンが欠場中の
右SBにはこの試合でも
25ジェンキンソンが入りました。
CBは変わらず6コシールニーと
20ムスタフィがコンビを組みましたが
一方で左SBはこの試合では3ギブスが
起用されました。
懸念事項である3列目は
この試合では8ラムジーと34コクランのコンビが起用され
2列目は12ジルーが1トップに入った事で
7アレクシスは右サイドに入り
左サイドには17イウォビ、
トップ下には11エジルが入る布陣になりました。

試合はここ数試合の状況と同様に
攻撃を組み立てる事が出来ずに
なかなかゴールに近づく事が出来ない状況から
脱却する事が出来ませんでした。

特に前半はパリSGもしっかりとボールをキープすると言う
展開で始まりましたので
組み立てられない部分が
余計にクローズアップされてしまった様に見えました。

その組み立てが出来ない一番の原因は
やはり8ラムジーがCMFのポジションに入ったからだと思います。
このポジションに入りゲームを組み立てる資質がない事は
昨シーズンの内からはっきりとしていた事ですが
この問題については残念ながら今シーズンも
改善されていませんでした。

効果的な縦パスを入れられないと言う
このポジションに入るならば
絶対的に必要な部分もそうですが
そもそもリズムやテンポを与える事が出来ていませんでした。
それどころか8ラムジーにボールが渡ると
リズムやテンポが壊れる、もしくは切れると言う
表現が正しいかもしれません。

なぜ、その様に感じるかと言いますと
例えば、パスを回しながら相手の付け入る隙を探している時に
8ラムジーにパスが回りますと
8ラムジーは必ず自ゴール側向きに反転してしまいます、、、
言うなれば一度相手ゴール側に背を向けてしまいます。
仮に相手の隙を探しながらプレーしているのならば
常に相手ゴール側を向いていなければ
その様な隙を見つけ出す事は難しいと思います。
特にレベルが高いチームを相手にしているのならばなおさら
隙が出来るのは本当に一瞬であり
その一瞬出来た隙を見逃さずにパスを通そうと考えているのならば
常に相手ゴール側を向いていなければ無理な話だと思います。
実際、ダイレクトで縦パスを入れれば
その一本のパスで相手のブロックを崩壊出来そうな場面が
何度かありそうでしたが
その様な場面に気付いていないのか
背を向ける様に反転していまっていたと思います。

そういう意味では34コクランの方が
よっぽど効果的なパスを出せていたと思います。
ブロックの間に一瞬出来たパスコースに対して
積極的にパスを送りそのパスが通った時には
それまで淀んでいた流れを動き出させる事が出来ていたと思います。
確かに34コクランにはそのパスが
通るかどうかと言う確度の問題はありますが
少なくとも一瞬出来た相手のブロックの隙を常に探し、
見つける事が出来ていた分だけ
8ラムジーよりは可能性を秘めている様に見えました。

そもそも相手ゴール側に背を向ける様に反転すると言う事は
相手にとっては縦パスが入れられるリスクから解放され
さらにブロックを築く為の時間を
与えられていると言う事になると思います。
よって8ラムジーが反転してから前を向いた時には
既にブロックは築き上げられ
隙と呼べる様なものは存在していないのは
当然だと思います。

CMFのポジションの選手には左右にパスを捌いてリズムを奏で
相手の隙を見つけたらその隙を就くパスを送って
一気にテンポを変える事が求められると思います。
しかし8ラムジーは反転すると言う
余計なアクションが入る事で
それまで奏でられていたリズムが崩れ
その反転すると言うアクションの為に
相手の隙を見つけるチャンスを自ら手放している様に感じます。
その様な8ラムジーは相手選手にとっては
全く怖くない様に感じます。

自由にプレーさせる事で相互関係を生み出す事を求める
ボスの方針も理解出来ますが8ラムジーに関してだけは
一つ一つ指導した方が良い様に感じます。
ボールを受けた時のボールの置く位置、
ボールを受けた時の体の向き、
その時に何を確認するべきか、
極端に言えばこの様な基礎中の基礎から
指導し直す位の事が必要に感じます。
特に膠着状態が予想される展開の試合では
8ラムジーがCMFに入るとチーム全体が死んでしまう様に感じます。

一方で後半の様に攻守の入れ替わりが早くなり
オープンな展開になると
8ラムジーは活きていた様にも感じます。
シンプルに前へ前へと推し進める様な展開ですと
8ラムジーは余計な事をしなくなり
シンプルにボールを前に進ませる様になり
それと共に8ラムジーのゴールに向かうプレーも
活かされるようになった様に感じました。

8ラムジーのベストポジションに付いて色々と議論がありますが
個人的にはアーセナルのシステムの中には
今の8ラムジーが完全に活きるポジションを
見出すのは難しい様に感じています。
前記の様にCMFは勿論、
トップ下としてもプレーのアイデアと精度が足りない為に
11エジルを他のポジションに移してまで
起用する利点は見出せない様に感じます。
サイドで使うと言うのも妥協点以上の物が望めない事を考えますと
アーセナルのシステムにおいて
今の8ラムジーを活かすポジションを
見出すことは難しいと言う結論に達してしまいます。

仮に堅守速攻スタイルのチームであれば
8ラムジーはもっと活きるのかもしれませんが
少なくともボスがいる限りは
アーセナルが堅守速攻のスタイルのチームに
様変わりする事はないと思いますので
8ラムジーがアーセナルで生き残る為には
8ラムジー自身が全てを変える位の変化が必要なのかもしれません。
極論としてはFWに転向しても良いかもしれません。
先日コメントを頂きましたが
決定力の問題はありますが
ゴール前に飛び出すセンス等を考えますと
セカンドトップであれば意外とはまるかもしれません。
まぁ、そのセカンドトップもアーセナルにはないポジションですが、、、。
しかし欠点を目立たなくして良い所を活かすのであれば
FWとして使う位の大きな変化が必要に感じてしまいます。

と言う訳で特に前半は機能的な組み立てが行えず
ペースが掴めないまま先制点を許してしまいました。

18分、20ムスタフィと25ジェンキンソンの間のポジションで
モッタからのパスを引き出して抜け出したマテュイディからの折り返しを
カバーニが押し込んで失点。

この場面ではモッタからマテュイディへのパス場面で
緩すぎる対応をしてしまった事が
この失点の原因なのは明らかだと思います。
パスを出したモッタに対して
誰もプレッシャーを掛けなかったのは大きなミスだったと思います。
モッタに対して8ラムジーがしっかりと詰めていたら
モッタはマテュイディへではなく
サイドに上がってきていたマックスウェルにしか
パスを出せなかったかもしれません。
このレベルの試合であれだけ長い間プレッシャーが掛からなければ
やられてしまうのが常であり
この少しの緩みが失点の大きな切っ掛けを作ってしまったと思います。

同時にマテュイディに対する
20ムスタフィと25ジェンキンソンの対応も緩かったと思います。
25ジェンキンソンに対してはサイドに上がってきていた
マックスウェルへのケアもありましたので
仕方がなかった部分もあったのかもしれませんが
マテュイディが間に入って来ていた事を考えれば
もう少し中に絞っていても良かった様に感じます。

一方の20ムスタフィの対応には疑問が残ります。
この時の20ムスタフィの対応は
最初からオフサイドを獲る事が優先された様な対応であり
マテュイディがパスを受けた時に
パスを受けたマテュイディに対して反応するよりも
手を挙げてオフサイドをアピールする方を優先してしまったために
パスを受けて抜け出そうとしていたマテュイディに対して
対応がワンテンポ遅れてしまっていました。
もしも最初からパスを受けたマテュイディを
潰しにかかっていたら
中に折り返す前にマテュイディを捕まえられたと思います。
20ムスタフィはこれまでもパスを回して欲しい時には
両手を大きく振ってパスを要求したりする様な
必要のないアピールをする場面が度々見られる事から
大げさにアピールする事が癖になっているのかもしれません。
ボールが動いている時に何かしらアピールする動きは
自らのプレーの妨げになるだけで
百害あって一利なしだと思います。
大げさにアピールしなければパスが回ってこない、
オフサイドを獲ってくれない様なレベルの試合を
している訳ではありませんので
もっと目の前の事に集中するべきだと思います。

流れが悪い状況の中で先制点を奪われてしまった為に
厳しい展開になってしまいましたが
前半の内に同点に追いつく事が出来たのは
良かったと思います。

44分過ぎ、パスを受けたクリホヴィアクが
パスの出し所を探してもたついていた時に
果敢にプレスを仕掛けた12ジルーがボールを奪い返し
そのボールを受けた11エジルから
駆け上がってきた7アレクシスへパスが送られ
ペナルティ内に侵入した所を
スライディングタックルを仕掛けてきた
クリホヴィアクに7アレクシスが脚をかけられてPK!!

前半ロスタイム、そのPKを12ジルーが冷静に沈めて同点!!

PKを貰う為に切り返した時に
わざと右脚を残してファールを誘った7アレクシスの
技ありのプレーでありましたが
何よりも如何なる時もチームの為にプレスを掛け続ける
12ジルーの献身性がこのPKを呼び込んだのは言うまでもありません。

流れが悪い中で前半の内に同点に追いついた事で
後半になると試合の流れはアーセナルに傾き始めました。

前半は攻撃を組み立てる事自体に苦慮していましたが
後半になるとそれぞれの選手の動きが良くなり
その活発な動きでパリSGを圧倒し始めました。
その流れの中で先に追加点を奪ったのはアーセナルでした。

60分、7アレクシスからのパスを受けた25ジェンキンソンが
ダイレクトで中に折り返しましたが
そのクロスはカットされてしまいました。
しかしそのこぼれ球に対して放った8ラムジーのシュートを
マルキーニョスがブロックしたボールが
ヴェッラッティに当たりオウンゴール!!

ラッキーな形でしたが逆転に成功しました。

一方で後半開始からフルスロットルで動いていた影響なのか
時間が経つにつれて徐々に運動量が落ち始めてしまい
流れはパリSGへ移り始め
ミスから同点ゴールが奪われてしまいました。

77分、左サイドからのCKをファーサイドで
ルーカスが頭で合わせました。
そのヘディングシュートが17イウォビの頭に当たってコースが変わり
ゴールの中に吸い込まれてしまいました。

ここでミスを犯したと言うのは
17イウォビがクリアーミスした所ではありません。
確かにクリアー可能のボールだったと思いますので
クリアー出来なかったのもミスといえばミスだと思いますが
この場面においてはこのクリアーミスよりも
重大なミスを17イウォビは犯してしまったと思います。

このCKに対して17イウォビは右ポスト内側に入りました。
特に体格が大きくない13オスピナがゴールマウスを守る時には
セットプレーの時には両ポストの内側に一人づつ配置する形をとり
この試合では左ポストの内側には3ギブスが入り
右ポストの内側には17イウォビが入っていました。
ご存知の通りセットプレーの時にこのポジションに人を配置するのは
GKがカバー出来ない両サイドをカバーする為であり
実際前半のセットプレーの時には
抜けてきたボールを3ギブスがクリアーする場面がありました。
よってポストの内側に入った選手は
13オスピナがセーブ出来ずに抜けてきたボールを
クリアーするのが役目ですので
当然ですが13オスピナの後ろにいなければなりません。
しかしこの時の17イウォビは何を思ったのか
ズルズルと前に出てしまい、後は前期の通りです。

実際ルーカスのヘディングシュートは
なんて事のないシュートでしたので
13オスピナは苦もなくキャッチ出来たと思います。
もしも17イウォビがポストの内側に入って守る
本当の意味を理解していたら、、、
ゴールラインから前に出る事は許されず
ましてやGKの前に出るなどはもっての外だという事を
本当に理解していたら絶対に起こる事のないミスだったと思います。

グループステージの首位争いをする上で
余りにも代償の大きい
2つ目のアウェイゴールを献上してしまいました。

その後も2つ程絶対的なピンチを迎えましたが
この試合でもカバーニの決定力に救われる形で
失点から免れる事ができ2−2のドローで終わりました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

13オスピナ

 2つの失点は防ぎようがなかっただろう。

25ジェンキンソン

 2ゴール目の切っ掛けとなるクロスを入れる。 24ベジェリンの穴埋めとしては十分に及第点。

20ムスタフィ

 1失点目はもっと出来る事があっただろう。 

6コシールニー

 全体的には安定していたが時々不安定な面が顔を出すのが気になる。

3ギブス

 大きなインパクトは見せられなかったが全体的には安定していた。 

8ラムジー

 ゲームを組み立てられず。 現状としてはCMFとしては厳しい。

34コクラン

 中盤を広範囲カバーする。

7アレクシス

 ユナイテッド戦に比べてかなり復調した。 PKを獲得した場面では技ありだった。

11エジル

 良い形でボールを受ける場面は少なかったが、PKを獲得した場面の様に2ラインの間で前を向いてボールを持てば決定的な場面を演出する事が出来るのは流石。

17イウォビ

 大きなミスを犯して2失点目を献上する。 甘さが出てしまった。

12ジルー

 それ程多くの決定機は迎えられなかったが収まりは良かった。

29ジャカ

 29ジャカが入っても組み立てが機能しない問題は改善されず。 ボス曰くまだ適応段階という事だが、これまでの傾向を見ると、途中出場からインパクトを残した事はない様に感じる。 途中出場よりも先発から起用されないとリズムに乗れないタイプなのか?

14ウォルコット
 
 終盤投入されるがインパクトは見せられず。

15チェンバレン

 終盤投入される。 ロスタイムになっても焦る所かのんびりとプレーしていたのはどういう意図か? 2−2だと一位通過が厳しくなる事を理解していなかったのだろうか?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

グループステージの首位争いをする上で
非常に重要な試合でしたが
2つのアウェイゴールを献上してしまいました。

最終節の結果によっては
まだ首位通過する可能性は残されていますが
現状としてはかなり厳しい状況になってしまったと思います。

チーム状態的にもかなり悪い状況が続いており
この悪い状況から抜け出す切っ掛けがまだ見えていません。

それでも悪いなりに負けない所は十分に評価しても良いかもしれません。
これまでならばズルズルと敗れてしまう様な展開でも
何とかドローに持ち込む事が出来ているだけ
例年よりは良いかもしれません。

この厳しい時期の先には必ず良い時期が訪れる事を信じ
何とか乗り切って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ギブス     PL:0G1A CL:0G0A
6コシールニー  PL:2G0A CL:0G0A 
7アレクシス   PL:6G3A CL:2G2A
8ラムジー    PL:0G1A CL:0G1A
9ペレス     PL:0G0A CL:0G2A EFL:2G1A
11エジル     PL:3G1A CL:4G2A
12ジルー     PL:3G0A CL:2G0A EFL:0G1A
14ウォルコット  PL:5G2A CL:3G0A
15チェンバレン  PL:1G2A CL:1G1A EFL:3G1A
17イウォビ    PL:0G3A CL:0G0A
19カソルラ    PL:2G2A CL:0G1A
21チェンバース  PL:1G0A CL:0G0A
24ベジェリン   PL:0G1A CL:0G0A
29ジャカ     PL:1G0A CL:1G0A EFL:1G0A 
32アクポム    PL:0G0A CL:0G0A EFL:0G1A
35エルネニー   PL:0G1A CL:0G1A


エミリアーノ・マルティネス契約延長!! [Arsenal F.C.]

エミリアーノ・マルティネス(24歳)の契約延長が発表されました。


Arsenal 1.jpg33チェフ、13オスピナに続く
第3GKと言う立場の
26マルティネスとの
契約延長が発表されました。

週給   非公開
契約期間 非公開

アーセナル通算 
  9試合先発+1試合途中出場
  :5クリーンシート

PL 3試合先発+1試合途中出場
  :2クリーンシート
CL 2試合先発:1クリーンシート
リーグカップ 4試合先発:2クリーンシート


2010年7月、アルゼンチンのインデペンディエンテから
17歳の時にアーセナルのリザーブチームに加入し
2011年夏にはファーストチームへ昇格しました。
その後オックスフォード、シェフィールド・ウェンズデー、
ロザラムへの短期ローンを経て
昨シーズンはウルヴァーハンプトンへのシーズンローンへ出て
今シーズンは第3GKとしてチームに残り
EFLカップの2試合でゴールマウスを守っています。

昨シーズンのウルヴァーハンプトンでも
正GKの座を奪取する事が出来ず
今シーズンも多くの出場機会が
得られていない状況の26マルティネスですが
ピッチで見せる安定したゴールキーピングと落ち着いた振る舞いは
GKとして非常に良い雰囲気を感じさせてくれます。

年齢的に考えますと
スウォンジーへ移籍したファバアンスキしかり、
サンダランドへ移籍したマンノーネしかり
ファーストチームでの出場機会を求めて
本人としてもクラブとしても
他のクラブへの移籍を考慮し始めても
おかしくない時期に差し掛かってきたと思いますが
その様な時期に差しか掛かっても契約延長を行い
他のクラブへの流出を防いだ事を考えますと
26マルティネスへの期待を伺わせられます。

現在の正GKである33チェフも
今シーズンが終われば35歳になります。
その33チェフがあと何シーズン
現在の様なトップフォームを保てるか分かりません。
同時に28歳のオスピナも正GKの座を求めて
他のクラブへの移籍を考慮する可能性もありますので
33チェフの次の正GKには
26マルティネスが就く可能性も十分にあると思います。

33チェフからワールドクラスのGKとしての
知識と経験の全てを受け継ぎ
近い将来訪れるかもしれない正GKの座を目指して
更なる努力を続けて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


PL12:Manchester United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Manchester United 1−1 ARSENAL
2016年11月19日(土)Premier League, Old Trafford

Goal 
 (70)Mata
 (89)12Giroud(←15Oxlade-Chamberlain)


33Cech

25Jenkinson 20Mustafi 6Koscielny 18Monreal

34Coquelin  35Elneny

14Walcott  11Özil   8Ramsey

7Alexis


(73)35Elneny>>>12Giroud
(80)34Coquelin>>>29Xhaka
(83)25Jenkinson>>>15Oxlade-Chamberlain

Substitutes
 13Ospina
 3Gibbs
 5Gabriel
 17Iwobi


Arsenal 1.jpg厳しい試合でした。

最後の最後で同点に追いつく
粘り強さは見せてくれましたが
全体的に見れば
敗けに等しい試合だったと思います。

先発はスパーズ戦での負傷により
約1ヶ月の離脱が決まった
24ベジェリンに代わり
25ジェンキンソンが右SBに入り
CMFは34コクランと35エルネニーが
コンビを組みました。
2列目は17イウォビに代わり
8ラムジーが左サイドに入りましたが
一方で代表期間中にハムストリングを負傷した
7アレクシスは今週火曜日に行われた
ウルグアイ戦同様に強行出場してきました。

結果から言うと7アレクシスの強行出場は
失敗に終わったと思います。
先のウルグアイ戦では2ゴールを奪って勝利に貢献し
プレーは出来る状況だと7アレクシスは一応証明した形になりましたが
問題はどのレベルのプレーが出来るかと言う所が問題であり
結果としてはこの試合での7アレクシスは
良く言っても70%程度のレベルのプレーしか出来ていなかったと
個人的には思います。

元々、7アレクシスのプレーに於いて一番重要なファクターは
「クイックネス」だと個人的には思っています。
スピードとパワーを兼ね備え、
南米の選手特有の足下の技術と共に
激しい闘争心等が7アレクシスの特徴だと思いますが
その中でも「クイックネス」を活かして
相手選手をかわし、相手選手より先んじてプレーする事で
今の地位を築いてきた様に感じています。

しかしこの試合での7アレクシスは
ある程度の距離をそれなりのスピードで走れていたと思いますし
的確にボールを扱い、しっかりとボールを蹴る事も出来ていました。
そして相手選手とやり合う場面もありましたので
強行出場をさせた事をすべて否定する訳ではありませんが
クイックネスを代表とする瞬発系の動きに関しては
怪我の影響の為に出来なかったのか
怪我の再発を恐れて避けていたのかは分かりませんが
怪我する前の状況と比べますと
明らかに鈍かったと思います。

特にスペースを消しながらボールホルダーに対して
早く激しくチェックしてくると言う
これまでのモウリーニョが行ってきた戦術通りの展開の中で
その早く激しいチェックに対して
7アレクシスは切り込む事が出来ないどころか
相手選手をかわす事すら苦労していたと思います。
その結果時間が経つにつれてアタッキングエリアから
徐々に下がったポジションでプレーする様になったのも
偶然ではない様に感じます。

そして万全ではない7アレクシスをトップに置いていた事による
もう一つの問題がセカンドボールに対する対応の面です。

この試合、セカンドボールをアーセナルが収める率が
非常に悪かったと思います。
特に後半の早い時間帯にはユナイテッドの攻撃をしのいでも
そのクリアーボールを収める事が殆ど出来ずに
ユナイテッドの波状攻撃を受け続ける時間帯がありました。
勿論、上背的に考えてもそのセカンドボールに対して
7アレクシスが競り勝つ事はそれほど期待していないと思いますが
この時間帯の7アレクシスは相手選手と競り合うどころか
ボールの落下地点にも入れない場面が何度もあった事を考えますと
やはり怪我の影響を考えざる得ないと思います。
勿論、クリアーボールやフィードの精度にも問題がありましたので
セカンドボールが収まらない問題の責任の全てが
7アレクシスにあった訳ではありませんが
ユナイテッドにセカンドボールを拾われ続けた事で
試合の流れを完全に掴まれてしまい
その流れを変える事が出来ずに先制を許してしまいました。

このセカンドボールを収められなくなった時間帯は
この試合の大きな分岐点だったと思います。
7アレクシスも万全の状態で
独力で違いを見せる事が出来るならばまだしも
ベストなプレーを見せる事が出来ないのならば
早々に12ジルーを投入してセカンドボールが収まらない
悪い流れを断ち切るべきだったと個人的には思います。

では、12ジルーを1トップで先発させた方が良かったのか?
確かにこの試合のユナイテッドのCBは
ジョーンズとロホのコンビでしたので
怪我で欠場したスモーリングやバイリーの様な
フィジカル的に強いCBを相手にするよりは
12ジルーの高さや強さを発揮しやすかったと思いますので
先発での起用は十分にありだったと思います。
一方で怪我で万全ではない7アレクシスを
トップに比べてアップダウンの幅が大きくなるサイドで使うのは
怪我のリスクを考えますと使いずらかったのも事実だと思います。
よって怪我で万全ではない7アレクシスをこの試合で使うのならば
トップのポジションで起用するか
もしくはベンチスタートにするかの
2択になっていたと思います。

変な言い方ですがウルグアイ戦で7アレクシスが
2ゴールを奪う活躍をしなかったら
話は簡単だったのかもしれません。
その試合で結果を出しさえしなければ
本人も納得の上でベンチスタートを受け入れたと思いますが
なまじっか結果を出してしまった為に
コンディション不良と言う大きな問題を
直視する事が出来なくなってしまったのは
大きな過ちだったと思います。

勿論先程も書きましたが
90分間プレーし続ける事が出来ましたので
先発で起用した事を全て否定する事は出来ないと思いますが
一方で対戦したユナイテッドは調子が悪いとは言え
70%程度のレベルの状況で圧倒出来る様な相手ではなく
尚且つ代わりとなる選手がいない為に
どうしても出なければならない様な状況でもなかった事を考えますと
100%の状況ではない7アレクシスを先発で起用した事は
失敗だったと個人的には思います。

それ以外にも24ベジェリンと19カソルラの不在は
大きかったと思います。

25ジャンキンソンは悪かった訳ではありませんが
24ベジェリンに比べてしまいますと
やはり差を感じてしまいます。

ローンから帰ってきてからの25ジェンキンソンは
以前の様にゴールに直結する様なミスをする事もなく
不安定な感じは随分と減ったと思いますが
その一方でセーフティーなプレーに傾倒しすぎている様に感じます。
勿論、ディフェンダーとして失点を避ける事を第一に考え
セーフティーなプレーをする事自体は
決して悪い事ではないと思います。
しかし例えばクリアーするにしても
オープンスペースに向かって
セーフティーに蹴り出すのも悪くはありませんが
そのクリアーボールを味方に繋げて
カウンターの起点にしようとする様な
もう一歩踏み込んだプレービジョンが
全然見られなかった所は物足りなく感じました。
特にこの試合では先程も書きました様に
セカンドボールが収まらずに試合の流れを
ユナイテッドに掴まれてしまったと言う
問題を抱えていましたので
クリアーボール一つにしても
もっと丁寧に繋げる意識と余裕を持って
プレーして欲しかったと思います。

攻撃参加に関しても24ベジェリンの様な
ウイング的な攻撃力を見せる事も出来ませんでしたが
それはウイングの様な振る舞いが出来る
24ベジェリンの方が特殊であり
そこまでの圧倒的な攻撃力を25ジェンキンソンに求めるのは
ちょっと酷な様に感じます。
一方で、25ジェンキンソンは前方のボールホルダーを追い越す
古典的なオーバーラップからのクロスで
印象的なプレーを見せた場面もありましたので
使い方次第なのかもしれません。

より近代的な攻撃的なSBの24ベジェリンに対して
セーフティーなディフェンスを心掛け、
オーバーラップからのクロスを仕掛ける
25ジェンキンソンは古典的なSBと言えるのかもしれません。
しかし堅守速攻のスタイルのチームならばまだしも
ポゼッションを基本スタイルとするアーセナルにおいては
その古典的なスタイルでは適応出来ない部分が
現実的には多い様にも感じます。
アーセナルではビルドアップの段階では今まで以上に
スムーズにボールを前に繋ぐ事は勿論の事、
高い位置での多くの引き出しが求められると思います。
そして苦しい状況からでも
ただ単にクリアーボールを蹴り出すだけではなく
そのクリアーボールが味方に繋がる様な
フィードの精度ももっと上げる必要があると思います。
現状としてはバックアッパーとしては及第点だとしても
ポジションを争えるレベルとしては物足りなさを感じます。

また19カソルラの不在の大きさもこの試合では感じてしまいました。

CMFに入った34コクランも35エルネニーも
この試合では与えられた仕事を十分にこなしていたと思いますので
非があった訳ではありませんが
この試合のユナイテッドを崩す上では
物足りなかったのも事実だと思います。

この試合で相手を崩せなかったポイントは色々あると思いますが
個人的にはアンカーに入ったキャリックの存在が
非常に大きかったと思います。
モウリーニョから指示されていたと思いますが
アンカーに入ったキャリックは
2ラインの間に入ってきた11エジルに対して
ほぼマンマークの様にぴったりと寄り添う事で
11エジルは自由を奪われてしまい
結果として消されてしまいました。
同様に7アレクシスが下がってきた時には
その7アレクシスに対しても
マンマークに付いて自由を奪う場面があり
11エジルや7アレクシスがそのキャリックを
個人技で引き剥がした時に初めてチャンスが生まれた事からも
キャリックの存在がアーセナルの攻撃陣の
クリエイティビティーを抑えていたと思います。

この様な時に重要になるのが3列目の選手であり
これまでは19カソルラがその役割を担っていたと思います。

11エジルや7アレクシスが仕掛けの起点になれないのであれば
代わって3列目の19カソルラが仕掛けの起点となり
それと共に11エジルや7アレクシスが
キャリックを引き剥がす手助けとなる効果的な縦パスや
コンビネーションを19カソルラが仕掛けていたと思います。

しかし今シーズン積極的な攻撃参加を見せている34コクランも
あくまでも使われる形でこそ
その攻撃参加が活きるタイプですので
残念ながら仕掛けの起点になれる様なプレーはレパートリーにはなく
35エルネニーにしても34コクランよりも
起点になる縦パスを入れる能力はあると思いますが
全体的にリスクを冒さない傾向がありますので
こちらも攻撃陣を操る様な絶対的な存在感を
示す事が出来なかったと思います。

昨シーズン19カソルラが離脱してから失速した反省を踏まえて
この夏に29ジャカを獲得した訳ですが
高いパス能力とは裏腹に
不用意なファールを犯す場面が未だに多く
特に激しいチャージを受ける事が予想されたこの試合では
カッとなりやすい29ジャカがカードを貰い
ゲームを壊してしまうリスクも考慮に入れる必要もあると思います。
その様な事を考えますと29ジャカの先発での起用を回避し
黙々と仕事を遂行し安定感のある
34コクラン&35エルネニーを先発で起用したのも理解できます。

しかし結果としては仕掛けの起点である
11エジルや7アレクシスを抑えられてしまえば
何も出来なくなると言うユナイテッドのプラン通り
殆ど決定機を作れなかったのは事実であり
ユナイテッドの術中に嵌ったと言えると思います。

そう言う訳で試合の方は
開始早々にショートコーナーから
14ウォルコットがヘッドでそらしたボールを
ゴール前で7アレクシスが
ヘディングシュートをするチャンスはありましたが
その後アーセナルは決定機を作る事が出来ず
一方のユナイテッドの方が
ゴールに迫った回数だけを言うならば
完全に上回っていたと思います。

その何度か訪れたピンチも
33チェフのファインセーブで凌いでいましたが
遂に先制点を奪われてしまいました。

70分、左サイドからのスローインを受けたポグバから
深い位置まで上がってきたエレーラにスルーパスが出され
そこからの折り返しを
遅れて走りこんできたマタに決められ失点。

遅れて走り込んできたマタに
誰もマークが付いていなかった事が
最終的な問題だと思いますが
この失点に至るまでの時間帯が
先程も書きました様にセカンドボールを収められずに
ユナイテッドに波状攻撃を受け続けていた時間帯でしたので
バタバタといていた感じは否めませんでした。

ゴール前から左サイドに流れていったポグバに
6コシールニーはそのまま付いて行き
そして走り込んできたエレーラに対応する為に
20ムスタフィも左サイドに出て行ってしまったのは
仕方がなかったとは言え
両CBが左サイドに釣り出されたこの時点で
既に完全に崩されていたと言ってよいと思います。

結局この試合でポイントになったのはこの左サイドだったと思います。
失点の場面ではそれ程関係ありませんでしたが
ユナイテッドの右SBに入っていたヴァレンシアに対して
18モンレアルは抑える事が全くできず
そのスピードとテクニックに完全に翻弄されてしまい
一度は危うくPKを献上しそうにもなってしまっていました。
これまで呼ばれていなかったスペイン代表に呼ばれる様になり
代表ウィークに休養が取れなくなった為に
コンディション的な問題が出てきたのか
年齢的な衰えなのか
今シーズンの18モンレアルのパフォーマンスレベルは
十分なレベルまで達していない印象を受けます。

そしてマタとエレーラのスペイン人コンビは
プレーにキレがあるだけではなく
神出鬼没で捉えにくい存在であり
この試合でのユナイテッドの中心になっていたと思います。

ユナイテッドの試合を常時観ている訳ではありませんが
この試合を見る限りでは
イブラヒモビッチやポグバをチームの中心と考えずに
この2人のスペイン人コンビを中心に
チームを作っていけば流動的で面白いチームが出来る様に感じます。
一方のPLの勢力図を変えると思われたポグバは
今の所残念な結果に終わっている様に感じます。
システム的な問題なのか
与えられた役割の問題なのか
ポグバの良い所が殆ど発揮されておらず
今のポグバは言うなればフィジカルが強い
普通のMFに成り下がってしまっている様に感じます。

まぁ、最近の私のインプレッションは
獲得前に受けたホールディングの印象も然り
今や破竹の6連勝を遂げたチェルシーも然り
大外れする事が多いので
きっとシーズンが終わる頃には
「やはりポグバは凄い!!」と言う事になっているのかもしれませんが
敵ながらポグバには規格外のプレーをもっと期待していただけに
ちょっと残念な感じがします。

先制された事を受け
形が作られない攻撃陣に対して
12ジルー、29ジャカを投入しましたが
それでも大きな変化が現れず苦しい状況の中、
25ジェンキンソンに代えて
15チェンバレンを右SBに投入した奇策が
実を結びました。

89分、右サイドでボールを受けた15チェンバレンが
マークについていたラッシュフォードを
一瞬の動き出しでかわしてクロスを入れました。
そのクロスに対して走り込んできた12ジルーが
打点の高いヘッドで叩き込みゴール!!

15チェンバレンのクロスは
最高のクロスだったと言うのは言うまでもありませんが
非常に打点の高い12ジルーのヘッドは
鳥肌もののヘッドだったと思います。

結局この試合の唯一の枠内シュートが
この12ジルーのゴールだった事を考えますと
ジョーンズとロホと言うフィジカル的な強さに若干欠ける
ユナイテッドのCBコンビを攻略する為には
結局12ジルーの高さを活かした攻撃が
正解だったのかもしれません。

結果を出して戻ってきた7アレクシスを
先発から外す決断が難しかった事は
仕方がなかったとしても
少なくともセカンドボールが収められなくなっていた
60分頃には12ジルーを投入するべきだった様に感じます。
後はこの試合の様に11エジルや7アレクシスが抑えられ
攻撃陣が停滞した時のバックアッププランを
成熟させる事がやはり急務だと思います。
そのバックアッププランとしては
今回の様に12ジルーの高さを活かす様な仕掛けが現実的だと思いますが
その12ジルーの高さを活かすのならば
今まで以上にクロスの精度を高める必要があると思います。
この試合では15チェンバレンは素晴らしいクロスを入れましたが
現在のアーセナルのスカッドには
純粋なクロッサーと呼べる選手が見当たりませんので
こういう状況を打開する為にも純粋なクロッサーを育てたり
獲得する事を考えるべきの様に思います。

内容的には敗戦に等しい内容でしたが
それでも最低限の勝ち点を持って帰ってきた事だけは
評価したいと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

33チェフ

 ファインセーブでチームを敗戦から救う。 

25ジェンキンソン

 24ベジェリンと比べてしまうと差を感じてしまう。

20ムスタフィ

 前半にマタへのパスのカットを試みるもボールに触れずピンチを招いてしまった。 

6コシールニー

 同点ゴールの場面ではゴールまで上がりジョーンズと競り合った事で12ジルーが飛び込むスペースを作った。

18モンレアル

 ヴァレンシアに翻弄され続け、PKを獲られてもおかしくない危うい対応もあった。 コンディションの問題なのか年齢的な衰えなのか?

34コクラン

 ポグバのパワーに苦戦するもよく守っていた。

35エルネニー

 34コクランと共に与えられた仕事をこなすも停滞していた攻撃陣を活性化させる様な積極性はそれ程見れなかった。

14ウォルコット

 7アレクシスが万全ではなく11エジルも抑えられてしまった為に殆ど消えていた。

11エジル

 キャリックに抑えられてしまい殆ど消えてしまった。

8ラムジー

 周囲と噛み合わず。 

7アレクシス

 コンディション的に万全ではなく先発で起用した事には疑問が残る。

12ジルー

 結果を残す。 スーパーサブとしてこのまま存在感を示し続ければチームにとって大きな力になるが本人の納得していない雰囲気が気になる。

29ジャカ
 
 後半途中から投入されるが攻撃陣を活性化する事は出来なかった。

15チェンバレン

 右SBに投入される奇策に応えて同点ゴールをアシストする。 この時のクロスの様な良質のクロスを常に入れる事が出来ればもっと出番は増えるのだが、、、。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


最低限のノルマである勝ち点1を持って帰る事は出来ましたが
試合内容を考えますと非常に厳しさを感じる試合だったと思います。

怪我人も増えてきたこの11月は
今シーズンも鬼門になってしまいましたが
今は踏ん張り時だと思います。

苦しくても地道に勝ち点を積み重ねて
首位グループに喰らい付いて行き
そして次戦のCLパリSG戦で勝利し
再び勢いを取り戻す事を望みます。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ギブス     PL:0G1A CL:0G0A
6コシールニー  PL:2G0A CL:0G0A 
7アレクシス   PL:6G3A CL:2G2A
8ラムジー    PL:0G1A CL:0G1A
9ペレス     PL:0G0A CL:0G2A EFL:2G1A
11エジル     PL:3G1A CL:4G2A
12ジルー     PL:3G0A CL:1G0A EFL:0G1A
14ウォルコット  PL:5G2A CL:3G0A
15チェンバレン  PL:1G2A CL:1G1A EFL:3G1A
17イウォビ    PL:0G3A CL:0G0A
19カソルラ    PL:2G2A CL:0G1A
21チェンバース  PL:1G0A CL:0G0A
24ベジェリン   PL:0G1A CL:0G0A
29ジャカ     PL:1G0A CL:1G0A EFL:1G0A 
32アクポム    PL:0G0A CL:0G0A EFL:0G1A
35エルネニー   PL:0G1A CL:0G1A


24エクトル・ベジェリン契約延長!! [Arsenal F.C.]

24エクトル・ベジェリン(21歳)の契約延長が発表されました。


Arsenal 1.jpg今やPLを代表する右SBにまで成長した事で
古巣のバルセロナやマンチェスター・シティが
引き抜きを画策していると言われていた
24ベジェリンの契約延長が
昨夏に続き早くも決まりました。

週給£10万(推定)
2023年6月末日まで(推定)

アーセナル通算 
  83試合先発+4試合途中出場
  :3ゴール10アシスト

PL 64試合先発+3試合途中出場
  :3ゴール7アシスト
CL 13試合先発:1アシスト
FAカップ 4試合先発:2アシスト
リーグカップ 1試合先発+1試合途中出場
コミュニティー・シールド 1試合先発

14/15シーズン途中から
右SBのポジションを掴んだ24ベジェリンは
その後もその座を明け渡す事なく
今では替えの効かない不動の右SBにまで成長しました。

その活躍に目を付けたのが
ダニエウ・アウベスが退団したバルセロナと
サバレタやサニャに衰えが見られるシティであり
この2クラブが24ベジェリンの引き抜きを
画策していると言う噂は収まる事はありませんでした。

しかし当の24ベジェリンはその様な噂に全く耳を貸さず
常にアーセナルへの忠誠を示し続け
今回も契約延長にサインしてくれました。

昨夏に延長した時の週給が£5万だった様ですので
報道通りならばこの1年間でその週給は倍増した事になりますが
これまでの活躍と今後の将来性を考えますと
十分に納得の金額だと思います。

更に言うならばアーセナルには11エジルや7アレクシスなどの
チームの中心となる替えの効かない選手がいますが
語弊を恐れず言うのならば
巨額の大金を用意する事が出来るのならば
11エジルや7アレクシスの代わりが務まる選手を
連れてくる事は不可能ではないかもしれません。
しかし昨今のフットボール界に状況を考えますと
優秀なSBは絶滅危惧種であり
今後も優秀なSBが減っていく事を考えますと
本当の意味で24ベジェリンの代役を務められるSBを見付ける事は
11エジルや7アレクシスの代役を見付けるよりも難しい様に感じます。

それだけに24ベジェリンは
今後も手放す事が許されない選手であり
2023年までとは言わずに今後10年以上
アーセナルで活躍する姿を見続けたいと思います。

そして今やPLを代表する右SBの地位を築きましたが
大きな怪我をする事なくこのまま順調に成長していけば
ワールドクラスのSBに留まらず
世界ナンバー1のSBと呼ばれる日もそう遠くないと思います!!


C'mon Arsenal !!


PL11:ARSENAL vs Tottenham Hotspur [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 1−1 Tottenham Hotspur
2016年11月6日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal 
 (42)Wimmer(og)
 (51)Kane(pk)
 

33Cech

24Bellerin 20Mustafi 6Koscielny 18Monreal

34Coquelin  29Xhaka

14Walcott  11Özil   17Iwobi

7Alexis


(65)34Coquelin>>>8Ramsey
(70)14Walcott>>>12Giroud
(70)17Iwobi>>>15Oxlade-Chamberlain

Substitutes
 13Ospina
 3Gibbs
 5Gabriel
 35Elneny
 

Arsenal 1.jpg残念な結果でした。

上位対決で迎えた今シーズン1発目の
ノースロンドン・ダービーは
1−1のドローと言う結果に終わりました。

先発は怪我で離脱中の19カソルラは
残念ながら間に合いませんでしたが
24ベジェリン、18モンレアル、
14ウォルコット達はここ数試合回復を促す為に
無理させずにしっかりと休みを取らせただけあり
先発に復帰する事が出来ました。
そして注目のシステムは
7アレクシスの0トップシステムを採用してきました。

試合は力と力がぶつかり合う様な
派手な撃ち合いを個人的には期待していましたが
その様な展開にはならず緊張感はありましたが
どちらかと言うとお互いの出方を探り合う様な
展開だった為にチャンスが訪れるまでには
それなりに時間を要しました。

そして最初にチャンスを迎えたのはスパーズの方でした。

20分過ぎ、やや左サイドの位置から
エリクセンが送ったゴール前へのピンポイントパスを
ケインにヘッドで合わされてしまいました。
幸いそのヘッドはポストの僅かに外でしたが
この場面でもそうですが
最近のアーセナルのDFラインの中では
この6コシールニーと20ムスタフィの間のスペースに
ある意味盲点になってしまっているスペースが
存在している様に感じます。
勿論、ファーサイド側のCBの前を獲り
ニアサイド側のCBの背後の死角と言うのは
クロスに対して競り合うストライカーにとっては
絶対的な狙い目のポジションだとは思いますが
最近はニアサイド側のCBである6コシールニーが
背後にいる相手選手への意識が薄く
ファーサイド側のCBである20ムスタフィも
その選手に対して体をぶつける等の競り合う事が殆ど出来ずに
フリーの状態でシュートを撃たれてしまう場面が散見されます。

二人の間の距離感に問題がある為に
不要なスペースを与えてしまっているのか?
どちらが対応すると言う指示や決まり事が出来ていないのか?
この二人の間にはゴール前のブロックとして
明らかに隙がある様に感じます。

その後はアーセナルも徐々にチャンスを作り出しました。

30分過ぎ、左サイドのフリースペースに向かって走り出した
7アレクシスへ18モンレアルからパスが出され
そこから中央に入ってきた11エジルへラストパスが送られました。
そのパスを11エジルはフリーの状態から
ダイレクトシュートを放ちましたが
的確にヒット出来ずに枠を捉えられませんでした。

31分過ぎ、スパーズの攻撃を凌いだ所からカウンターが発動されました。
7アレクシスへ出されたフィードを
駆け上ってきた11エジルにワンタッチで繋ぎ
パスを受けた11エジルは
追いすがるワニヤマを振り払いながらドリブルで侵入した後、
ペナルティ手前の所まで上がってきた7アレクシスへ繋げ
そこから左サイドを駆け上がってきた17イウォビへラストパスを送りました。
走り込んできた17イウォビはそのままダイレクトでシュートを放ちましたが
これもヒットせずにロリスの正面でした。

38分過ぎ、11エジル〜7アレクシス〜29ジャカと繋ぎ
その29ジャカから送られたスルーパスで抜け出した
14ウォルコットが強力なミドルシュートを放ちました。
そのシュートはポストの右上の角に弾かれ
ゴールになりませんでしたがチャンスはまだ続き
11エジルの元に跳ね返ってきたそのボールを
ダイレクトで押し込もうとしましたが
それもヒットせずに枠を捉えられませんでした。

この時間帯の3つの速攻は十分にゴールを奪うチャンスがある
良い攻撃だったと思います。
しかしシュートを撃つまでの段取りは
非常に良い形で作られていたと思いますが
最後の仕上げとなるシュートの局面だけが精度を欠いてしまい
ゴールに結びつける事が出来なかったのは残念でした。
1つ目の11エジルの場面では
クロスボールに対してインサイドでぶつける様にして
ニアサイドを射抜くパターンだったと思いますが引っ掛けてしまい、
17イウォビの場面ではインフロントに引っ掛けて
巻く様にファーサイドを狙う形だったと思いますが
軸足が踏ん張りきれずにまっすぐボールを蹴ってしまいました。
2つ目の11エジルの場面ではバウンドが悪かったとは言え
押し込むだけでしたので、、、決めて欲しかったです。
一方で、14ウォルコットのミドルシュートは
非常に良いシュートだったと思います。
ホームでのCLルドゴレツ戦で見せたミドルシュート同様に
脚の振りが非常に速く鋭く、
そしてボールの芯を確実に叩いて
しっかりと枠を捉える精度も見せました。
このシュートからしてもルドゴレツ戦でのミドルシュートが
まぐれではない事が証明されたと思います。

そしてラッキーな形から先制点を奪う事に成功しました。

42分、24ベジェリンが倒されて得た
やや右サイドからのFKを11エジルが蹴りました。
ゴールに向かう様な球筋のそのFKは
相手CBのヴィマーの頭に綺麗にあってオウンゴール!!

スパーズにとっては不運なゴールだったと思いますが
仮にヴィマーがヘッドを決めなくても
タイミング的にはその後ろの6コシールニーに
バッチリと合っていましたので
どちらにせよは決まっていたと思います。

前半が終わる前に先制点を奪えたのは
非常に良いタイミングだった、、、はずでした。

しかし後半早々にPKを献上してしまい
同点に追いつかれてしまいました。

49分過ぎ、ドリブルで切り込んできたデンベレに対応した
6コシールニーが倒してしまいPK。
51分、そのPKをケインに決められ失点。

デンベレに対応した6コシールニーのチャージが
ファールに値したかどうかという点は
賛否両論あると思います。
リプレーを見ると確かにボールを触る前に
デンベレの脚を掛けてしまっていますので
ファールと判定されても言い訳は難しいと思います。
特にデンベレはクレバーでありしかも曲者ですので
当然最初からPKをもらう為にドリブルで突っかけて来たと思いますが
それも戦略の一つだと思いますので
本来はもっと気を付けた対応が必要だった様に感じます。

個人的には48分過ぎのプレーが
6コシールニーに影響を及ぼした可能性を感じています。
左サイドからドリブルで侵入してきたソンに対して
対応した6コシールニーがあっさりと股を抜かれてしまい
トップスピードのままペナルティへの侵入を許してしまいました。
幸い右サイドから疾風の如く飛んできた24ベジェリンが
カットした事でシュートを撃たれる事はありませんでしたが
この対応のミスで6コシールニーが多かれ少なかれ
平静を失ってしまってもおかしくはない様に感じました。

さらにピンチは続きました。

54分過ぎ、左サイドの引いた位置のケインから
ゴール前にロングパスが入れられました。
そのパスに対して20ムスタフィがヘッド対応しましたが
完全にクリアーする事が出来ずに
頭上にボールが跳ね上がってしまいました。
そのボールを20ムスタフィと共に24ベジェリンが
ソンと競り合いましたが
ここでも十分にクリアーする事が出来ずに
走り込んできたエリクソンにそのこぼれ球を収められてしまい
シュートを撃たれてしまいました。
幸い33チェフのファインセーブでゴールは死守されましたが
非常に危険な場面でした。

この場面では明らかなミスがあった訳でもなく
完全に崩されたと言う感じでもありませんでしたが
少しの対応の拙さが大きなピンチを招いてしまった様に感じます。

これまでも何度かありましたが
ハイボールに対して20ムスタフィは
目測を誤る様な対応を取る所が多い様に感じます。
もしかしたら目測を誤ったのではなく
届かない可能性のあるボールに対して
ギリギリの対応を試みているのかもしれませんが
ボールに触れない、
しっかりとボールを捉えられない様な場面が
これまでも何度かあったと思います。
この場面でも最初の場面で20ムスタフィが
しっかりとクリアー出来ていれば
何の問題も起こらなかったはずですので
20ムスタフィのハイボールに対する対応に関しては
改善が望まれます。

59分過ぎ、右サイドの高い位置まで上がってきた
ローズが入れたクロスに対して
ファーサイドのケインにダイレクトで合わされてしまいました。
幸い18モンレアルがプレッシャーをかけていた事と
ケインがシュートミスした事で
枠を捉える事はありませんでしたが
非常に危険な場面でした。

それに対してアーセナルも惜しい場面は何度かありました。

60分過ぎ、左サイドのショートコーナーから
ゴールに向かう様な球筋の17イウォビが入れたクロスに対して
29ジャカが飛び込みました。
ラインを上げる動きと入れ替わる様に
ゴール前に出来たスペースに
完璧なタイミングで29ジャカは飛び込みましたが
ボールは僅かに29ジャカの頭上を越えてしまい合いませんでした。

71分過ぎ、左サイドでパスを受けた7アレクシスから
ゴール前に飛び出した11エジルへパスが送られました。
スライディングでパスカットを試みたダイアーの足先が
僅かに届かない完璧なコースの7アレクシスのパスは
11エジルに通りましたが
残念ながら殆ど角度がなくなってしまった為に
折り返しのパスはロリスにブロックされてしまいました。

73分過ぎ、右サイドを粘り強く15チェンバレンまで繋ぎ
そこからペナルティに向かって走りこんできた24ベジェリンにパスが出され
シュートを放ちましたがブロックされてしまいました。

仕掛けのアイデアとしては完璧だったと思いますが
15チェンバレンのパスを出すタイミングが1テンポずれた事と
そのパスが強めのパスだった為に
24ベジェリンはダイレクトでシュートを撃つ事も、
1トラップしてすぐにシュートを撃つ事も出来ませんでした。
ちょっとの事ですが15チェンバレンの繊細さの欠如が
また出てしまいました。

89分過ぎ、7アレクシスが入れた左サイドからのクロスを
ゴール前で12ジルーがヘッドで合わせましたが
ロリスの正面でゴールなりませんでした。

結局良い形を作る事は出来ていたと思いますが
最終局面で精度を欠く場面が多く
最後までゴールを奪う事が出来ずにドローに終わりました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

33チェフ

 後半のエリクソンのシュートの場面は絶体絶命だったが見事に防ぎきる。 一方でスローインでのバックパスを対応しようとした時に脚を滑らせ危うくボールを失いそうになるトラブルに見舞われる。 

24ベジェリン

 後半早々に突破してきたソンを右サイドから疾風の如く飛んできて止める。

20ムスタフィ

 ミスと言うほどではないがハイボールに対して的確にクリアー出来なかった為にピンチを招く。

6コシールニー

 後半の入り方が悪かったのか? 後半早々、らしくなくソンに股を抜かれて突破を許してしまう。 その事を引きずった訳ではないと思うが、デンベレの突破をファールで止めてしまいPKを献上してしまう。 この日のクラッテンバーグの基準を考えるともっと注意が必要だっただろう。

18モンレアル

 全体的な安定感に関してはやはり3ギブスよりも上だろう。

34コクラン

 軽いチャージでもファールを取るこの日のクラッテンバーグの基準にやり難くそうだったが、それでもアグレッシブな姿勢は崩さなかった。

29ジャカ

 何本か鍵となるパスを出していたが、全体的にはセーフティーなパスが多かった。 

14ウォルコット

 怪我から復帰する。 ポストに阻まれたが強烈なミドルでゴールを脅かす。

11エジル

 ワニヤマ等の執拗な激しいプレッシャーに曝されてもボールをロストする事なく仕掛けの局面を演出していたが、シュートの局面では精度を欠いてしまった。 

17イウォビ

 慎重になりすぎたのかいつもの様な自信に満ち溢れたプレーは見せられずに些細なミスパスが目立った。 全体的に硬かった。  

7アレクシス

 チャンスメイクに大きな力を発揮する。

8ラムジー

 34コクランに代わりCMFのポジションに入る。 全体的なテンポは良かったが、このポジションに入った時に問題になる効果的な縦パスはやはりそれほど入れられず。  

12ジルー
 
 気持ちが入っていないのが見てとれた。 この様な姿勢ではスーパーサブとしては使えない。

15チェンバレン

 右サイドに投入されるがインパクトは残せず。 


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ダービーと言うだけではなく
首位に浮上するチャンスだっただけに
ドローと言う結果は残念でした。
特にこの試合に勝利を収め
更に首位に浮上していたら
PL制覇に向かって
非常に大きな勢いをもたらしていたはずだっただけに
是が非でも勝って欲しかったです。

しかし残念ながらこの試合からは
例えば今シーズンのチェルシー戦の時の様な
試合に対する気迫の様な物が余り感じられず、
語弊を恐れずに言うならば
何が何でも勝とうとする闘志よりも
負ける事を恐れているかの様に
どこか慎重になりすぎてしまった様に見えました。

しかし本来ダービーという物は
ただ勝利するだけが目標ではなく
言うなれば相手を完膚なきまでに圧倒し
スパーズの選手やファン達が俯いた姿で
エミレールを後にする様な試合を目指すべきであり
その為には鬼気迫る様な気持ちが
ピッチから滲み出てくる様な試合に
しなければならなかった様に感じます。

勿論、選手達は勝利を目指して気迫を込めて戦ったと思いますが
PL制覇を目指すのならばまだまだ全然足りません。

特に気迫がみなぎるクロップとコンテが率いる
リバプールとチェルシーに先を越されてしまった以上
さらなる闘志を示さなければ
この2チームの勢いを止める事は難しくなる様に感じます。

このドローを受け、
次節のユナイテッド戦はPLの覇権争いにおいて
非常に大きな試合になると思います。

PL制覇を目指すのならば
次のユナイテッド戦では勝利しか許されません。
仮に勝利を収める事が出来なければ
優勝争いからの脱落を意味する可能性もあります。

その位の危機感を持って挑んで欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ギブス     PL:0G1A CL:0G0A
6コシールニー  PL:2G0A CL:0G0A 
7アレクシス   PL:6G3A CL:2G2A
8ラムジー    PL:0G1A CL:0G1A
9ペレス     PL:0G0A CL:0G2A EFL:2G1A
11エジル     PL:3G1A CL:4G2A
12ジルー     PL:2G0A CL:1G0A EFL:0G1A
14ウォルコット  PL:5G2A CL:3G0A
15チェンバレン  PL:1G1A CL:1G1A EFL:3G1A
17イウォビ    PL:0G3A CL:0G0A
19カソルラ    PL:2G2A CL:0G1A
21チェンバース  PL:1G0A CL:0G0A
24ベジェリン   PL:0G1A CL:0G0A
29ジャカ     PL:1G0A CL:1G0A EFL:1G0A 
32アクポム    PL:0G0A CL:0G0A EFL:0G1A
35エルネニー   PL:0G1A CL:0G1A


CL GS4:Ludogorets Razgrad vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Ludogorets Razgrad 2−3 ARSENAL
2016年11月1日(火)UEFA Champions League, Vasil Levski National Stadium

Goal 
 (12)Barbosa
 (15)Keseru
 (20)29Xhaka(←11Özil)
 (42)12Giroud(←8Ramsey)
 (88)11Özil(←35Elneny)
 

13Ospina

25Jenkinson 20Mustafi 6Koscielny 3Gibbs

34Coquelin  29Xhaka

8Ramsey  11Özil   7Alexis

12Giroud


(75)8Ramsey>>>15Oxlade-Chamberlain
(87)29Xhaka>>>35Elneny
(90)7Alexis>>>17Iwobi

Substitutes
 33Cech
 16Holding
 5Gabriel
 55Maitland-Niles
 

Arsenal 1.jpg2点を先制されるという
予想していなかった展開から追い付き
そして終了間際に11エジルの
歴史に残る様なスパーゴールで
逆転勝利を収める事が出来ました。

先日の試合で12ジルー、8ラムジー、
そして25ジェンキンソンが
怪我から復帰を果たしましたが
一方で19カソルラ、14ウォルコット、
18モンレアル、9ペレスに続き
24ベジェリンも怪我で離脱してしまった事で
この試合の先発は若干の変更が加えられました。

これまで同様に13オスピナがゴールマウスを守り
CBも6コシールニーと20ムスタフィが
コンビを組みました。
18モンレアルが欠場中の左SBは
3試合連続3ギブスが入りましたが
右SBは怪我で欠場した24ベジェリンに代わって
25ジェンキンソンが起用されました。
3列目は34コクランと29ジャカがコンビを組みましたが
2列目は怪我から復帰した8ラムジーが右サイドに入り
同じく復帰した12ジルーがトップに入った事で
7アレクシスが左サイドに回る形になりました。

この試合のポイントはここまで熟成させてきた
7アレクシスの0トップシステムから
昨シーズンまでのスタンダードだった
12ジルーを1トップに起用したシステムへの変更が
吉と出るかどうかだと思います。

元々ルドゴレツは2点獲られたら3点獲って勝利する
と言う様な超攻撃的なチームスタイルのチームの様ですので
非常に緩いディフェンス陣に比べて
攻撃陣は型にはまった時には
非常に危険な存在になり得るチームだと思います。。
実際前節でも何度か作られてしまった非常に危険な場面を
13オスピナの好守で凌ぎきりましたが
この試合では凌ぎきる事が出来ずに
先制点を奪われてしまいました。

12分、29ジャカのハンドで与えてしまった
左サイドからのヴァンデルソンのFKを
カフーに合わされてしまい失点。

ジャカのハンドは厳密にはハンドですが
至近距離から強く蹴られたボールを
避けようとした時に腕に当たった物ですので
ちょっと不運だったと思います。
一方でヴァンデルソンのFKは
ここしかないと言う所に完璧に入れられてしまいましたので
殆どなす術はなかったかもしれません。

15分、カウンターの場面でヴァンデルソンから
左サイドを駆け上がってきたカフーへのロングパスが通り
侵入してきた所を3ギブスが対応しましたが
仕掛けてきたカフーのフェイントに翻弄され
事もあろうか3ギブスは尻餅をついてしまい
そこから入れられたカフーのクロスを
ゴール前に入り込んできたケシェルに合わされ失点。

ヴァンデルソンにせよカフーにせよ
ルドゴレツは多くのブラジル人選手を攻撃陣に起用していますが
それらの選手たちはトータル的なプレーの確度の面で考えると
若干甘い所があると思いますが
単純に一つ一つのプレーに関しては
ブラジル人らしく非常にテクニカルであり
それらのプレーが一つに繋がった時には
この場面の様にいとも簡単に決定機を作る事が出来る
怖さがやはりありました。

甘く見ていた訳ではないと思いますが
前半早々に2−0と言う点差は想定外だったと思います。

とは言え、攻撃力は侮れないルドゴレツですが
一方の守備力に関してもこの試合では
前節の様にむやみやたらに
高い位置からプレスを掛ける様な事はなくなり
しっかりと2ラインを整えて対応しようと試みていたと思います。
しかしそれでも緩い部分があるのも事実であり
アーセナルの選手たちも
思いの外浮き足立つ様な事もなく
自分たちのフットボールをしっかりと見せられたと思います。

ゴールにはなりませんでしたが
試合早々から良い形で仕掛ける事が出来ていたと思います。

7分過ぎ、深い位置からスルスルと上がってきた34コクランに向かって
3ギブスから鋭い縦パスが入りました。
そのパスを受けた34コクランから間髪入れずに
DFラインの裏に抜け出そうとしていた
11エジルへラストパスが送られ
抜け出した11エジルはシュートを放ちましたが
残念ながらパワーヒットする事が出来ずに
GKにキャッチされてしまいました。

11エジルは本来ストライカーではありませんので
流れながらパワーショットが撃てなかったのは
仕方がないと思いますが
この場面の様に斜めに上がってきた34コクランに対して
ルドゴレツの守備陣は誰もマークに付く事が出来ずに
明らかに後手に回っていましたので
前節の様にこの試合も崩すチャンスは大いにあると
印象付ける場面だったと思います。

そして反撃の狼煙をあげるゴールが早い時間帯に生まれました。

20分、左サイドでシュートパスを回して
チャンスを待っていた7アレクシスから
DFラインの裏に飛び出した11エジルへスルーパスが送られました。
そのパスに対して11エジルがラインを割るギリギリの所から
中に折り返したボールを28ジャカが冷静に合わせてゴール!!

CBとSBの間に出来るギャップから
タイミング良くラインの裏に飛び出すのは
もはや11エジルのお得意のパターンと化していますが
ここでも良いタイミングでボールを引き出したと思います。
一方でルドゴレツの守備陣は11エジルの折り返しが
ラインを割ったと判断して
一瞬動きが止まってしまうミスを犯してしまいましたが
そもそもその前にルドゴレツのDFラインは
深い位置まで侵入されるとその動きに引っ張られて
揃って綺麗に下がってしまうと言う悪い癖が出てしまい
ゴール前に広大なスペースを空けてしまった時点で
勝負があった様にも感じます。

2点先制されてからそれほど時間が経たずして
このゴールを奪えた事が
この後も浮き足立つ事もなく
冷静に試合を進める事が出来た
大きなポイントだったと思います。

その後も惜しい場面がありました。

40分、左サイドの高い位置まで開いていた34コクランから入れられた
柔らかいクロスを11エジルがダイレクトボーレーシュートを放ちました。
そのシュートは惜しくも戻ってきたDFにブロックされ
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
一瞬、時が止まった様な綺麗なダイレクトボーレーだったと思います。
そしてこのシュートもルドゴレツのDFラインが
揃って下がってしまった事で出来た
スペースをしっかりと使った仕掛けでした。

そして前半終了間際に
勝負を振り出しに戻す同点ゴールを奪う事に成功しました。

42分、11エジルからのパスを受けた8ラムジーが
右サイドからクロスを入れました。
そのクロスをゴール前で12ジルーが合わせて同点ゴール!!

8ラムジーからのクロスはまさに完璧だったと思いますが
全体的に見ますとこの試合の8ラムジーの出来は
余り良くはなかったと思います。

開幕戦で負傷してから約2ヶ月強離脱していた為に
仕方がない事だと思いますが
一番気になる所は他の選手が奏でるテンポやリズムと
同じテンポやリズムでプレーする事が出来ていない所でした。
元々8ラムジーは他の選手のテンポやリズムに合わせるのは
それ程得意ではない選手だと思います。
特にボールを持った時にボールをこねてしまう癖があり
その動作がタメを作る様な効果的なものであれば良いのですが
その余計な1〜2タッチが反対に
テンポやリズムを崩してしまっている様に見えます。
そしてその1〜2タッチ余計な動きにより
他の選手の動きとのズレになり
パスを出しても足下に合わない
スペースに出してもタイミングが合わない様な場面を
作ってしまっている様に見えます。
まぁ、まだ復帰間もない状況ですので
単純にパフォーマンスレベルが上がっていない為の問題かもしれませんし
試合をこなしていく内に
お互いのテンポやリズムが噛み合うようになるのかもしれませんが
現状としてはチームの中において
十分なパフォーマンスを見せられていなかったと思います。

一方の12ジルーに関しては
12ジルーのパフォーマンスの問題と言うよりも
システム的に少し考えが必要な様に感じます。

今シーズン新たに採用した
7アレクシスを0トップに置くシステムは
非常に良く機能していると思います。
このシステムの特徴はトップの7アレクシスは勿論の事、
他の前線の選手たちがポジションに捉われずにかなり自由に動きつつ
その連動的な動きで仕掛ける所だと思います。
一方で12ジルーを1トップに置くシステムは
基本的には前線の中央のエリアに陣取る
12ジルーのポストプレーを使ったり
その12ジルーが作ったスペースを周囲の選手が使ったりする様な
12ジルーを基準点として攻撃を組み立てる所が特徴だと思います。

その両システムには利点も難点もあると思います。

0トップシステムはその自由度が大きい分、
相手の守備陣にとっては捕まえどころに苦しむシステムであり
攻撃陣の間でプレーのイメージがひと度共有された時には
止める事の難しい完璧な仕掛けを見てくれます。
その一方で開幕当初は機能していなかった様に
プレーイメージを共有する為には
成熟させるまでの時間が必要であり
また、相手選手がゴール前に引きこもり
スペースを完全に消されてしまうと
その自由度も消されてしまい攻撃陣が停滞してしまう所にも
難点がある様に感じます。

1トップシステムは12ジルーと言う基準点がはっきりしている分
チームとして行うプレーが明確になり
この場面のゴールの様にシンプルな攻撃からでも
ゴールに結びつける事が出来る所に大きな利点があると思います。
一方で、プレーが明確になる分
意外性に乏しく単調になりやすい所に問題があり
相手にとっては事前に対策が立てやすい様にも見えます。
そしてこのシステムの鍵となる12ジルーの調子に
影響を受けやすい所も難点で、
12ジルーの調子が悪い時には
チームとしてのパフォーマンスレベルも低下すると共に
12ジルーをピッチに置いたままでは
攻撃の形やシステムを変える事が難しい所も難点だと思います。

現時点での成熟度を考えますと
ここ数シーズン使ってきたとは言え
12ジルーの1トップシステムよりも
0トップシステムの方が
一歩リードしているのは確かであり
アーセナルらしいパスを主体にする
試合を見る上でも0トップシステムの方が
見ていて楽しいと個人的には思います。

しかし長いシーズンを考えますと
このスタイルの違う2つのシステムを使いこなせれば
非常に大きな力になるのは間違いなく
何とか両立させる方法を導き出す事が必要だと思いますが
個人的には0トップシステムでスタートして
流れを見て12ジルーを投入して
1トップシステムへ変更する形が良い様に感じます。

基本的には今の調子を維持出来れば
今シーズンの0トップシステムは非常に強力であり
アーセナルが主導権を握りながら
試合を進める事が出来ると思いますので
スタートは0トップシステムで
相手を圧倒する事を目指して欲しいと思います。

しかしアーセナルは思う様に試合を進める事が出来ない時には
時間が経つにつれて
更に難易度の高いプレーで打開を試み様とする傾向があると思います。
しかし時間が経てば経つほど焦り等のメンタル的な面や
疲労等のフィジカル的な面により
難易度の高いプレーの確度は落ちていくのが普通であり
それにより状況を打開するのは実際難しいと思います。

その様な時には行うべきプレーが明確になる
12ジルーの1トップシステムへ変更すれば
難易度の高いプレーの呪縛から解き放され
シンプルで効果的なプレーの重要性を思い出させてくれると思います。
特にゴール前を固められてしまっている様な場面では
シンプルなプレーで結果を出しやすい
12ジルーの1トップシステムが活きるように感じます。

今後怪我人や選手のコンディション等の問題も出てくると思いますので
まだまだ状況は変わってくると思いますが
少なくとも現時点では0トップシステムをメインに使い
状況の打開が必要な時に
12ジルーの1トップシステムへチェンジする形が
個人的には良い様に思います。

前半の内に試合を振り出しに戻すゴールを奪えたのは
非常に大きかったと思います。
しかし後半もボールは支配していても
中々決定機を作る事が出来ず
最初に決定機を作ったのはルドゴレツの方でした。

62分過ぎ、アーセナルのCKが防がれた所からカウンターを受けました。
GKからのスローイングを左サイド側で受けたマルセリーニョから
逆サイドをフリーで駆け上がってきたケシェルへパスが送られました。
そこから一番大外を駆け上がってきた
ヴァンデルソンへスルーパスが送られ
ペナルティ内への侵入してきたヴァンデルソンに
至近距離からのシュートを許してしまいましたが
冷静に13オスピナがセーブしゴールは守られました。

64分過ぎ、20ムスタフィと25ジェンキンソンの間から
ラインの裏に向かって飛び出してきたヴァンデルソンに合わせて
マルセリーニョから送られたピンポイントのパスで
抜け出されてしまいましたが
素早く飛び出してきた13オスピナが
シュートを撃たれる前にブロックしてゴールを防ぎ切りました。

一方のアーセナルは中々チャンスを作る事が出来ず
逆転ゴールが生まれるまではチャンスと言えるのはこの場面くらいでした。

72分過ぎ、29ジャカからの縦パスを受けた
7アレクシスが抜け出そうとしましたが
ボールが収まらずにシュートを放つ事は出来ませんでした。
最終的にシュートに繋がりませんでしたが
ルドゴレツの守備のブロックに僅かに出来た
7アレクシスへのパスコースを見逃さず
リスクを恐れずに送った29ジャカのパスは
俊逸だったと思います。

そして試合は終了間際、
フットボールの神が11エジルの元に降りてきました。

88分、35エルネニーから送られた
DFラインの裏へのパスで抜け出した11エジルが
飛び出してきたGKを浮き球でかわし
そして戻ってきた2人のDFを
キックフェイントで地面を這わせてから
無人のゴールに蹴りこみ逆転ゴール!!

とにかく美しいゴールだったと思います。

今シーズンのベストゴールに候補に必ず挙がるであろう
このスーパーゴールで遂にルドゴレツを退け
17シーズン連続CLベスト16への進出を決めました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

13オスピナ

 2つの失点はどうするる事も出きなかったかもしれないが後半の2つのピンチを防ぎチームを救う。

25ジェンキンソン

 時折タイミングの良いオーバーラップからのクロスを見せるが、一方で特に守備の局面では人とボールに対する反応が1テンポ遅れる事があり、更にその遅れをリカバリーする動きも見られない場面があった。 そして後半になるとファールで相手を止める場面が著しく多くなった所も気になる。 いっぱいいっぱいと言った印象だった。

20ムスタフィ

 2つの失点は仕方がなかったとは言え、もう少しやり方があった様に思える。

6コシールニー

 全体的に安定していた。

3ギブス

 2失点目の場面で尻餅をついてしまったのは頂けなかった。 この様な姿を見せていたらポジション奪還はまだ遠い。

34コクラン

 攻守において広範囲に存在感を示す。

29ジャカ

 又もや必要のないファールで必要のないカードを貰う。 この癖を治さなければ常時先発の座を奪うのは難しいだろう。 折角俊逸なパスを操れても宝の持ち腐れ。

8ラムジー

 まだ周囲と噛み合わず。 12ジルーのゴールをアシストした場面が唯一の見せ場? 

11エジル

 スーパーゴールでチームを救う。 今シーズンのベストゴール候補。

7アレクシス

 サイドに移っても仕掛けの中心を担っていた。

12ジルー

 1ゴールを奪うがチームとしてはそれ程機能しなかった。 一方で11エジルのゴールは元々果敢に戻って相手のボールを奪い返した12ジルーのプレスから始まった。 

15チェンバレン
 
 8ラムジーに代わって投入された。

35エルネニー

 11エジルのゴールをアシストする。 完璧なアシストだった。

17イウォビ

 終盤投入される。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

17シーズン連続CLベスト16進出を決めました。

早々に2点リードされると言う最悪な形の試合でしたが
浮き足立つ事なくしっかりとゲームを作り
最後は個の力の差を最大限に発揮して勝利を奪った所は
これまでのアーセナルとの違いを感じます。

今シーズンのアーセナルはどの様な状況に陥っても
勝利のイメージが消える事はなく
そして実際勝利に結びつけるだけの強さを
見せてくれていると思います。

アーセナルの鬼門である「魔の11月」に入りましたが
今シーズンこそは悲願のPL制覇に向けて
この11月を乗り切ってくれると信じて疑いません。

その第一歩として
次のノースロンドン・ダービーでは
スパーズを返り討ちにして欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ギブス     PL:0G1A CL:0G0A
6コシールニー  PL:2G0A CL:0G0A 
7アレクシス   PL:6G3A CL:2G2A
8ラムジー    PL:0G1A CL:0G1A
9ペレス     PL:0G0A CL:0G2A EFL:2G1A
11エジル     PL:3G1A CL:4G2A
12ジルー     PL:2G0A CL:1G0A EFL:0G1A
14ウォルコット  PL:5G2A CL:3G0A
15チェンバレン  PL:1G1A CL:1G1A EFL:3G1A
17イウォビ    PL:0G3A CL:0G0A
19カソルラ    PL:2G2A CL:0G1A
21チェンバース  PL:1G0A CL:0G0A
24ベジェリン   PL:0G1A CL:0G0A
29ジャカ     PL:1G0A CL:1G0A EFL:1G0A 
32アクポム    PL:0G0A CL:0G0A EFL:0G1A
35エルネニー   PL:0G1A CL:0G1A



PL10:Sunderland vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Sunderland 1−4 ARSENAL
2016年10月29日(土)Premier League, Stadium of Light

Goal 
 (19)7Alexis(←15Oxlade-Chamberlain)
 (65)Defoe (p.k.)
 (71)12Giroud(←3Gibbs)
 (76)12Giroud(←11Özil)
 (78)7Alexis(←8Ramsey)
 

33Cech

24Bellerin 20Mustafi 6Koscielny 3Gibbs

35Elneny  34Coquelin

15Ox-Chamberlain 11Özil   17Iwobi   

7Alexis


(69)17Iwobi>>>12Giroud
(77)15Oxlade-Chamberlain>>>8Ramsey
(88)34Coquelin>>>55Maitland-Niles

Substitutes
 13Ospina
 25Jenkinson
 16Holding
 5Gabriel
 

Arsenal 1.jpg終わってみれば1−4で快勝!!

一時はこの試合を裁いたアトキンソンに
試合を壊されかけましたが
主役が揃ったアーセナルは
その醜裁にも負ける事なく
自ら勝利を掴みとりました。

開幕してから2ヶ月半、
例年通りそろそろフィジカル的に
問題が出始める選手が出てきました。
14ウォルコットはハムストリングの軽度の問題で、
18モンレアルは筋肉の張りの為に
怪我で離脱中の19カソルラや9ペレスと共に
この試合での出場は回避されましたので
左SBはEFLカップに続き3ギブスが務め
右サイドには15チェンバレンが入りました。
CMFも出場停止処分の3試合目の29ジャカが起用できない為に
34コクラン&35エルネニーのコンビが起用されましたが
怪我から復帰してきた12ジルーと16ラムジーは
ベンチスタートとなりました。

試合は今シーズンまだ未勝利で最下位に沈むサンダランドに対して
序盤から積極的に仕掛けて良い形の攻めを作れたと思います。

12分過ぎ、下がった位置でボールを受けた7アレクシスから
11エジルへの1本のパスで完全に崩して見せました。
右サイドの下がり目の位置から
ゴールに向かって走り出した11エジルの動きに合わせる様に
スペースに出した7アレクシスのパスで
DFラインを突破した11エジルがそのままシュートを放ちました。
残念ながら強いシュートを放つ事が出来ずに
GKにキャッチされてしまいましたが
サイドから中に絞ってきた15チェンバレンが作った
DFラインのギャップを見逃さずに
走り込んできた11エジルと
その11エジルの動きを見逃さなかった
7アレクシスの息の合った仕掛けだったと思います。

13分過ぎ、右サイドの下がった位置で
ボールを収めた7アレクシスから
その7アレクシスを追い越して
一気に最前線へ向かって走り出してきた
34コクランヘのスルーパスでDFラインの突破に成功しました。
しかし抜け出した後のコース取りを
中に絞りすぎてしまった為に
戻ってきたDFに追いつかれてしまい
シュートを放つ所までに至らなかったのは残念でしたが
隙あらば積極的に攻撃に参加しようとする
今シーズンの34コクランの良い面が出たと思います。

良い形が続いた後に先制ゴールを奪う事に成功しました。

19分、右サイドでボールを受けた15チェンバレンが
縦に仕掛けて相手選手を一人かわして
中に鋭いクロスを入れました。
そのクロスを7アレクシスがヘッドで合わせて先制ゴール!!

珍しく15チェンバレンから鋭く精度の高いクロスが入りましたし、
マークに付かれていたコネの背後から
一瞬の隙をついて前に入れ替わった7アレクシスの動きは
素晴らしかったと思います。

その後もアーセナルのペースが続き
25分過ぎの17イウォビのミドルシュートや
34分過ぎの3ギブスと共にボールを奪い返した15チェンバレンが
ドリブルで持ち込で放ったシュート等惜しい場面が続きました。

その中でも最もゴールに近づいたのがこの場面でした。

37分過ぎ、DFラインの裏に向かって走り出した
11エジルの動きに合わせて15チェンバレンが
GKとDFラインに間のエリアにパスを出しました。
そのパスで抜け出した11エジルは
前に出てきたGKの頭を越す様に
ループシュートを放ちましたが
伸ばした手を完全に越す事が出来ずに
防がれてしまいました。

同じ様な場面がルドゴレツ戦でもありましたが
その時は15チェンバレンは順回転のボールを蹴ってしまい
走り込んだ14ウォルコットにはボールが収まりませんでしたが
この試合ではボールがしっかりと止まる様に
逆回転のボールを蹴った事でボールは
11エジルにしっかりと収まる事が出来ました。

この場面ではそのプレーもさる事ながら
ルドゴレツ戦で出したあのパスの場面で
ミスを犯していたという事を
15チェンバレン自身がしっかりと認識したという事に
個人的には非常に大きな意義を感じます。
これまでの15チェンバレンは
同じ様なミスを繰り返す事が多く
ミスをミスだと思っていないのか
もしくはミスを犯した事自体を認識していないのかと
疑いたくなる事が個人的にはありましたが
今回だけはしっかりとミスをミスと認め
修正してきましたので安心しました。
選手が成長する為に必要な第一歩は
何よりもミスをミスと認める事から始まると思います。
ミスを自覚する事が出来て初めて改善に取り組めると思いますので
これからも真摯に自らのミスに向き合える様になる事を
15チェンバレンには期待したいと思います。

後半に入るとさらにビッグチャンスが巡ってきました。

58分過ぎ、相手の攻撃を凌ぎ切ってからカウンターが発動されました。
6コシールニーがカットしたボールを
17イウォビが7アレクシスに繋ぎ
そこから一度15チェンバレンを経由してから
渡ったボールを11エジルがダイレクトで
前方のフリースペースへパスを出しました。
そのパスで抜け出して15チェンバレンは
GKと1対1となりシュートを放ちましたが
そのシュートは全くヒットせずに
枠を捉える事も出きませんでした。

61分過ぎ、20ムスタフィから
DFラインの裏に向かって走り込んだ15チェンバレンへ
ロングスルーパスが送られました。
そのパスで抜け出した15チェンバレンは
シュートを放ちましたが
今度はふかしてしまい枠から大きく逸らしてしまいました。

この2つの場面は追加点を奪う絶好のチャンスだったと思います。
特に1つ目の場面は何のプレッシャーも受けていない状況で
GKと完全に1対1になっていましたので
しっかりと決めるべき場面だったと思います。
ところがシュートを決めるどころか
まともにボールをヒットする事も出来なかったのは
お粗末としか言いようがないと思います。

この試合の15チェンバレンは先制点をアシストするだけではなく
下がった位置から組み立てにも参加し
守備の局面ではアグレッシブにプレスも仕掛けて
これまでとは違う一面を見せていたと思います。
その点は評価しますが、周囲から本当の評価を勝ち取るためには
これらのチームプレーをこなしつつ
自分の得意とするプレーで結果を出してこそだと思います。
それだけにこのフィニッシュの局面だけ
この様なレベルの低いプレーをしてしまうのは
残念でなりません。

その後20ムスタフィの対応ミスからPKを与えてしまいました。

63分過ぎ、ワトモアへ出されたフィードに対して
対応した20ムスタフィが
バックスピンが掛かったそのボールを失認してしまった所を
ワトモアにボールを奪われてしまい
そのまま突破を許してしまいました。
その結果1対1に状況に陥った33チェフは
リスクを冒して前に出てブロックしましたが
ワトモアと接触してしまいPK献上。

65分、そのPKをデフォーに決められ同点。

このPKは20ムスタフィのミスが全てだったと思います。
確かにバックスピンが掛かったそのパスは
地面に着地した時に予想以上に止まったと思います。
しかしこれまでにも20ムスタフィはボールの軌道を見誤って
ボールを追い越してしまったり
ボールに追い越されてしまったりする場面が
何度かあったと思います。
ボールや人に対してダイナミックな対応を見せる所は
20ムスタフィの長所ではありますが
やりすぎると時々この様なミスにつながる事もありますので
十分に注意が必要なのかもしれません。

一方でこの場面でPKを取った事に対しては
正当な判定だと思います。
ボールを持ち込んだワトモアに対して
前に出てきた33チェフは接触して倒してしまいましたので
当然PKを与えるべきであり、
今シーズンの判定基準の改定により
これまでの様に一発レッドではなく
イエローと言う判定もそれに沿った正当な判定だったと思います。

問題はこの場面の前の場面で起きました。

61分過ぎ、3ギブスから出されたスルーパスで
左サイドを突破した7アレクシスは
そのままドリブルでペナルティ内へ侵入した所
後ろからコネに肩を掴まれて引き倒されてしまいました。
しかしアトキンソンの判定はノーファール。

仮にイーブンのボールを競り合っていたのならば
競り合いの結果として手を使って倒してしまったとしても
多少許されるのがPLかもしれませんが
この場面では7アレクシスは完全に抜け出した所を
後ろから迫ってきたコネは肩に手をかけて引き倒していましたので
明らかに止めるために行った故意の行為であり
当然PKを与えられるべき反則だったと思います。

この場面以外でもこの日のアトキンソンのジャッジの基準は
ブレにブレまくっていたと思います。
イーブンのボールに対して7アレクシスが
肘鉄を食らわされて倒されても笛が吹かれなくても
イーブンのボールに対してシンプルに体と体がぶつかり
サンダランドの選手が倒れれば笛を吹いていました。

審判も人間ですのでミスジャッジをする事はあると思いますし
同じ様なファールでもそれをファールと取る審判もいれば
ファールと取らない審判がいても良いとは思います。
しかしファールを厳しく取るにせよ、厳しくは取らないにせよ
その試合の中では判定基準がブレる事なく
一貫性のある判定を下していれば
プレーしている選手も見ている我々も
それほどイラつく事はありませんが
アトキンソンの様に試合の中で
判定基準に一貫性のないジャッジを繰り返す審判は
正直見ていて不快です。

アトキンソンはマイク・ディーンの様に
アーセナルに対してのみ独自の判定基準を採用する審判
(昨シーズンのチェルシー戦でその事について
言い逃れが出来ない程叩かれてから
普通のジャッジをする様になりましたが、、、って
普通の基準のジャッジをする様になったという事は
やっぱり故意で基準を変えていたのか?)
とは違い、
如何なる試合に対してもブレブレのジャッジをする所は
一貫性があると思いますが(苦笑)
一貫性を持って一貫性のないジャッジをし続けるアトキンソンについて
他の審判達がどの様に見ているのか?
一度聞いてみたい限りです。

33チェフが犯したファールでPKを献上してしまった事は
言い逃れは出来ませんが
その前の7アレクシスの場面でPKが得られなかった為に
同点に追いつかれてしまい
流れはサンダランドへ移ろうとしていました。
しかし、ここで投入された12ジルーが流れを変えました。

71分、ドリブルで切り込んでいった7アレクシスから
左サイドを上がってきた3ギブスへ展開され
そこから入れられたクロスをゴール前で
12ジルーがダイレクトボーレーで合わせてゴール!!

12ジルーはファーストタッチ目でゴールを奪う事に成功しました。

そして続け様に試合を決める追加点を奪いました。

76分、11エジルからの右CKに対して
ニアサイドに走り込んだ12ジルーが合わせたバックヘッドが
そのままゴールに吸い込まれてゴール!!

12ジルーが投入された事で流れは変わったのは間違いないと思います。
12ジルーがトップに入った事で
3点目の様に前線に高さと強さが得られるのは言うまでもありませんが
7アレクシスが0トップに入った時と比べて
12ジルーがトップに入った事で
ゴール前の厚みと迫力不足が一気に解消されたと思います。
7アレクシスが0トップに入ると
7アレクシスはゴールゲッターの役割と共に
ラストパスの出し手の役割も担う為に
誰か他の選手がゴール前に入ってくる必要性が出てきます。
14ウォルコットが起用されている時は
頻回にゴール前に顔を出しますし
11エジルもシュートの局面に顔を出す様になりましたので
その問題はある程度カバーされてきましたが
どちらも軽量級の為に仕掛けるパターンは限られてしまっています。
しかしそこに12ジルーが加われば
ハイボールに対する高さとDFを抑え込む強さが加わりますので
仕掛けのバリエーションが増えると共に
基本的にゴール前には常に12ジルーがいますので
他の選手がゴール前に入り込んでこなくても
12ジルーを使う事で攻撃を完結する事が可能になります。
勿論、12ジルーは調子に波がありますので
この試合の様に調子が良い時は
非常に心強い存在になりますが
調子が悪い時にはブレーキになってしまい
築いてきたチャンスメイクをゴールに結びつけなくなると言う
問題点もありますので
この試合の12ジルーの活躍が
システム変更に直結するとは思えません。
しかし長い間、基本的に攻撃の形を
1つしか持つ事がなかったアーセナルが
2つの異なる形をチームの中に持つ事が出来るのならば
大きな大きな変化だと思います。

そしてこの2つの形を対戦相手や試合展開によって
上手く使い分ける事が出来るのならば
勝ち点を取りこぼす事はかなり減ると思われます。
あとはどれだけバランスを取りながら
ボスが使いこなす事が出来るかどうかだと思います。

そして最後は再び7アレクシスが決めました。

78分、35エルネニーからの縦パスを受けた8ラムジーが
反転した所で流れたボールに対して
左サイドに上がって来ていた3ギブスが
強烈なシュートを放ちました。
そのシュートは惜しくもポストに阻まれましたが
そのこぼれ球に反応した8ラムジーが弾いたボールが
ゴール前に詰めていた7アレクシスの元に収まり
最後はGKをかわす様に押し込んでゴール!!

後半途中までは俗に言う
「主審が主役」と言う試合でしたが
12ジルーを投入して流れは大きく変わり
終わってみれば1−4の完勝でした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

33チェフ

 PK献上は仕方がなかっただろう。 昨シーズンまでならば一発レッドでもおかしくなかったが、判定基準の改定で救われる。

24ベジェリン

 右サイドの15チェンバレンが中でプレーしていたらサイドに開き、サイドに開いていたら時には中に侵入して攻撃に厚みをもたらす。 

20ムスタフィ

 決定的なミスを犯してPKの切っ掛けを作る。 積極的に前に出てアグレッシブなディフェンスを仕掛けるのが信条だけにタイミングを誤ると今回の様な決定的なピンチを招いてしまうリスクも潜んでいる。 とは言えフィジカル的な面を考えると20ムスタフィからアグレッシブさをなくしてしまうと平均的なCBになってしまう可能性もある。 今のアグレッシブさを保ちつつ、いかにしてプレーの確度を上げる事が出来るか、その問題に答えが出た時にはドイツ代表のレギュラーの座に就く事になるだろう。

6コシールニー

 全体的には安定していたが、フィードの場面で何度か安易なミスパスがあった。

3ギブス

 決定的なクロスを入れて12ジルーのゴールをアシストする。 それ以外でも周囲とのコンビネーションは良好だった。 元々周囲とのコンビネーションを築くのは上手い選手だけに非常に良いアピールになっただろう。

35エルネニー

 しっかりとパスを捌きながらテンポを変える縦パスも積極的に出す様になり中盤を支配していた。

34コクラン

 非常に積極的にボールに絡んで攻撃面のアクセントになっていた。 その一方で相手ボールになるや否や、出足から物凄い加速を見せてボールホルダーにプレッシャーをかけてボールを奪い返す凄みも保っている。 ただ守備だけしているDMFから進化中。 良いバランスを見出してきている。

15チェンバレン

 先制ゴールをアシストする。 これまで合う兆しが見られなかったクロスでアシストしたのは成長? これまでと違い組み立ての段階にも頻繁に顔を出す事でボールに絡む頻度は増えていた。 守備の局面でも積極的にプレスをかける姿が見られた所も良かった。 一方で後半の2つのビッグチャンスを活かせなかったのは残念。 チームプレーを積極的にこなしつつ、自らの得意なパターンにはまった時には確実に結果を残す事が出来れば周囲の評価は変わるだけに今の状況を変える為には決めるべきだっただろう。 とは言えこの辺りから肩で息する様な姿が度々見られた事を考えるとスタミレ切れ? 14ウォルコットと違い90分間プレスをかけ続ける様なスタミナは備わっていないのか?

11エジル

 今シーズンPL初アシスト。 今シーズンはやや役回りが変わった事でPL10戦目にして初アシストだが結果に残らない形でチャンスメイクに貢献している事には変わらない。

17イウォビ

 決まりはしなかったが左からカットインして斜め45度から狙うミドルシュートは良いイメージを感じた。

7アレクシス

 先制点はお見事。 ミッドウィークに休めた事でキレが戻った印象。

12ジルー
 
 12ジルーが入った事でチームに違う側面が現れた。 異なる側面を上手く使い分けられる様になるとチームに深みが出るだろう。

8ラムジー

 怪我から復帰する。 右サイドに入る形で入ったが殆どのプレーエリアは中に絞ったエリアでプレーしていた。

55ナイルズ

 終盤起用される。 レディング戦でのアピールが実を結んだか? 


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これまでならば試合を裁いたアトキンソンが作った
不穏な流れに呑まれてしまう事も多かったと思いますが
今シーズンはその様な雰囲気に我を失う事なく
最終的に勝ち切る芯の強さを見せてくれました。

お互いのチーム状況を考えれば本当は
前半の内に勝負を決めなければならない試合だったかもしれませんが
どちらにせよ怪我から復帰した
12ジルーと8ラムジーの試運転も出来ましたので
来週のノースロンドン・ダービーに向けて
良い弾みが付いたと思います。

一方でいずれも軽傷の様ですが
怪我人が出始めていますので
やはりアーセナルにとって11月は鬼門かもしれません。
スケジュール的にも次の週末のスパーズ戦、
代表戦を挟んでユナイテッド戦、
そしてCLグループステージの首位を決めるパリSG戦と
シーズン前半戦の山場を迎える試合が続きます。

とは言え怪我人が出始めていると言っても
いずれも軽傷と言われており
来るスパーズ戦に向けて
コンディションを万全な状態に回復させる為の
良い休息時間になっているかもしれません。

この11月の3連戦をどの様な形で乗り切れるかどうかが
今シーズンのアーセナルの行方を左右する試合になると言っても
過言ではないと思いますが
今シーズンのアーセナルならば
これまでとは違う所を必ず見せてくれると信じています。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ギブス     PL:0G1A CL:0G0A
6コシールニー  PL:2G0A CL:0G0A 
7アレクシス   PL:6G3A CL:2G2A
8ラムジー    PL:0G1A CL:0G0A
9ペレス     PL:0G0A CL:0G2A EFL:2G1A
11エジル     PL:3G1A CL:3G1A
12ジルー     PL:2G0A CL:0G0A EFL:0G1A
14ウォルコット  PL:5G2A CL:3G0A
15チェンバレン  PL:1G1A CL:1G1A EFL:3G1A
17イウォビ    PL:0G3A CL:0G0A
19カソルラ    PL:2G2A CL:0G1A
21チェンバース  PL:1G0A CL:0G0A
24ベジェリン   PL:0G1A CL:0G0A
29ジャカ     PL:1G0A CL:0G0A EFL:1G0A 
32アクポム    PL:0G0A CL:0G0A EFL:0G1A
35エルネニー   PL:0G1A CL:0G0A