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CMF〜29グラニト・ジャカ [Arsenal F.C.]

29グラニト・ジャカ(24歳)

PL 28試合先発+4試合途中出場:2ゴール2アシスト
CL 5試合先発+2試合途中出場:1ゴール
FAカップ 5試合先発:1アシスト
EFL杯 1試合先発+1試合途中出場:1ゴール


Arsenal 1.jpg昨シーズン長期離脱した19カソルラの穴を
埋められなかった反省を踏まえて
昨夏に真っ先に29ジャカを獲得しました。

その29ジャカの最初のシーズンは
その期待に十分に応えたとは
残念ながら言えなかったかもしれませんが
それでも完全にフィットした
シーズン終盤のプレーを考えますと
来シーズンは今シーズン以上の活躍が
期待できると思います。

シーズン当初はPLの激しさや
アーセナルのテンポに適応するのに
時間がかかってしまったと思います。

基本的にボールを奪ってから一息つく間もなく
すぐにゴールを目指すと言うのがPLのテンポであり
ワンタッチ、ツータッチでテンポ良くパスをつなぐと言う
更にアップテンポのアーセナルのテンポにも
適応するのに苦労していたと思います。

その事もありシーズン当初の29ジャカが起用された試合は
19カソルラが起用された試合に比べて
中盤の流れが緩慢に感じる事があり
司令塔として攻撃陣に良いリズムを与え
そして効果的にテンポを変える様な役割は
十分に発揮出来ていたとは言えませんでした。

その後19カソルラが怪我で離脱してからは
多くの試合で29ジャカは起用されましたが
19カソルラの様な働きを見せる事は
なかなか訪れませんでした。

そしてシーズン中盤の頃からは
攻撃の起点となる様な効果的な縦パスを出さない、
逃げる様なバックパスの頻度が多い、
そして自らが攻撃陣をコントロールするというよりも
周囲の選手にすぐにボールを委ねてしまうなど
ゲームをコントロールする司令塔としては
消極的なプレーが多くなり
その役割を十分にこなせなくなってしまいました。
特に7アレクシスや11エジルが近づいてくると
すぐにボールを渡してしまう場面は最たる所だと思います。
次のプレーを自ら行わずにこの2人に任せてしまうのは
自分でボールを動かす事に自信が持てない
裏返しだった様に感じます。

それでもシーズン当初から見せていた
29ジャカの左脚から繰り出される
サイドチェンジのパスや
敵陣深い位置の味方の足下にピタリと届ける
ミドル〜ロングレンジのピンポイントパスは美しく正確で
言うなればワールドクラス級のパスだと思います。
それ以外でもDFの頭を越す様な柔らかいタッチのパスや
パスの軌道が考え抜かれたロングスルーパスなど
これまでのアーセナルにない新たな側面も
もたらしていたと思います。

一方で自らドリブルでボールを持ち上がるような
推進力を見せるようなプレーが少なかった所も
やや不足感を感じる所です。
それは元々パスを捌く事に重きを置いた様な
プレースタイルの為だと思いますが
29ジャカは基本的にはボールラインよりも後ろに留まり
そこからパスを供給するプレーが中心で
特に自身が相手の2ラインを
越えて行く様なプレーは稀だったと思います。
その全てが悪い訳ではないと思いますが
もう少し自らボールを持って
押し上げるようなプレーを見せた方が
より高い位置から攻撃を開始できる分
前線の選手の負担が減る様に感じます。
この辺りのバランスの見い出し方は
19カソルラが非常に上手く、
前線の選手に19カソルラが加わる様に
ボールを持ったまま高い位置まで侵入する事で
相手の守備陣に混乱を招き
そして攻撃陣にも厚みをもたらしていたと思います。

とは言え29ジャカのもう一つの武器である
強烈なミドルシュート、
破壊力抜群のこのミドルシュートを撃つ為には
ある程度後ろに残っている必要があるのも事実であり
手詰まりになった時には
29ジャカのミドルシュートが頼りになる時も
実際にあったと思います。

そして現在の29ジャカの最大の問題点は守備の面だと思います。

29ジャカは体格的には恵まれている一方で
俊敏性や機動力に劣る部分があるのと共に
基本的なディフェンス技術や相手との駆け引きも
十分ではないと思います。
その為に相手の選手を捕らえてしまえば良いのですが
相手の選手の間合いで仕掛けられてしまいますと
簡単に突破を許してしまう場面が何度もありました。
特に4バックの時は中央のエリアだけではなく
場合によてはSBが上がったサイドのエリアまでの
広い範囲をカバーする必要性が出る場合もあり
機動力が劣る分、後手に回る場面もあったと思います。

そして最大の問題がタックル。

タックルを仕掛ける必要性の判断と
実際にそのタックルを仕掛けるタイミングに問題があり
今シーズンも愚かなタックルで
多くのカードを貰ってしまいました。

全てがタックルが原因と言う訳ではありませんが
今シーズンとボルシアMG時代とのリーグ戦での
カードを受けた回数を比較してみたました。

16/17 PL32試合2486分中 警告:5  退場:2
15/16 BL28試合2368分中 警告:5  警告x2:2 退場:1
14/15 BL30試合2639分中 警告:10 警告x2:1
13/14 BL28試合2025分中 警告:10 警告x2:1
12/13 BL22試合1473分中 警告:4

これをカードの種類に関わらず
1枚のカードが提示するまでに要した時間を調べてみますと

16/17 約355分に1枚
15/16 約290分に1枚
14/15 約240分に1枚
13/14 約184分に1枚
12/13 約368分に1枚
となりました。

確かに今シーズンも警告5、退場2も受けてしまいましたが
ブンデスリーガ時代に比べますと
それでも大分減っている事が分かります。
そして355分に1枚、何らかのカードを受けているという事は
約4試合に1回のペースでカードを受けている換算になりますが
因みに今シーズンの34コクランと比べますと
29試合1784分中 警告5
約356分に1枚カードを受けている事になり
数字上ではこの両者には大きな差がない事になります。

しかし実際には非常にカードを貰っている印象があります。
では何故これ程までカードを貰っている印象があるかといえば
やはり2つの退場が印象を悪くしているのだと思います。
8節のスウォンジー戦と22節バーンリー戦で受けた2つの退場は
ほぼ同じ形の過ちで受けてしまいました。
どちらも自らのミスでボールをロストした時に
反射的に飛び込んでしまい
相手選手もろともタックルで刈ってしまい1発退場。
どちらも敵陣での出来事であり
決してその場でボールを奪いに行く必要がないにも関わらず
タックルを仕掛けてしまった結果の退場でした。

基本的に29ジャカは
頭に血が昇りやすいと表現するべきなのか、
自制する心が足りないのは間違いなく
その自らメンタルコントロール出来ない甘さが
根本的な問題なのかもしれません。

確かにブンデスリーガ時代に比べれば
カードを貰う率は減少はしていますが
それでもシーズン通してカップ戦も合わせて
7試合も出場停止処分を受けていては
単純に「ダメ」だと思います。
今シーズンのこの状況を真摯に捉えて
今後の精神的な成熟を期待したいと思います。

ミドル〜ロングレンジのパスや
強烈なミドルシュートと言う
これまでのアーセナルに欠けていた部分を
29ジャカはもたらしましたが
その一方で本当の意味でフィットするのは
シーズン終盤に3バックシステムが導入されるまで
待たなければなりませんでした。

それまでの4バックシステムでは
攻撃陣にリズムを与えテンポを変えるような
司令塔としての働きが十分に出来ていませんでしたが
3バックに変わってから急に真価を発揮した様に感じました。

それまでの消極的なパス捌きが消え
テンポ良くパスを回せる様になったのは勿論の事、
リスクを恐れずに積極的な縦パスをズバズバ通す様になり
攻撃陣を活性化させるようになったと思います。
自信を取り戻したのかもしれません。
パートナーとして組んだ8ラムジーが積極的に前に出る事で
前線との繋ぎ役の役割をこなしてくれたのもあるでしょうし
1トップの下に11エジルと7アレクシスが並んだ事で
縦パスを入れるコースが増えた事もあったのかもしれません。
どちらにせよシーズン終盤の29ジャカの働きは
我々が求めていた働きであり
この時の様な働きが継続的に出来る様になれば
19カソルラの不在を嘆く機会も減ると思います。

来シーズンは精神的な成熟した姿で
常に積極的な姿勢を貫き
本当の意味でゲームをコントロール出来る
司令塔としての真価を我々に見せてくれる事を
期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


2016/17シーズン〜〜CMF、DMF総括〜〜 [Arsenal F.C.]

〜〜CMF、DMF〜〜

29グラニト・ジャカ(24歳)
8アーロン・ラムジー(26歳)
19サンティ・カソルラ(32歳)
34フランシス・コクラン(26歳)
35モハメド・エルネニー(24歳)


Arsenal 1.jpg今シーズンもこのポジションは
19カソルラが怪我で離脱してから
混乱が生じてしまったと思います。

昨シーズンも19カソルラが離脱してから
このポジションは混乱が生じてしまった事もあり
昨夏は早々に29ジャカを獲得しました。
誰も19カソルラの代役が務まらなかった
昨シーズンの反省を踏まえて
中盤の底で司令塔として振る舞える
29ジャカを獲得したのは
誰の目からも明らかだったと思います。

しかしシーズン序盤で主に起用されたコンビは
19カソルラ&34コクランのコンビでした。
新加入の29ジャカも何試合か試運転はありましたが
結局長い間コンビを組んでいる
19カソルラ&34コクランのコンビの安定感には叶わずに
このコンビがファーストチョイスとして起用されていました。

しかし10/19のCLルドゴレツ戦で
19カソルラが足首を負傷して長期離脱してしまってからは
このポジションのベストなコンビを見出すのに
今シーズンも非常に時間がかかってしまいました。

この後、主に起用されたコンビは
29ジャカ&34コクランのコンビでしたが
このコンビは最終的に良いバランスを見出す事は
出来なかった様に感じます。

このコンビが上手くいかなかった原因は色々あると思いますが
その一つに29ジャカのプレースタイルと
それに伴うプレーエリアに対する
34コクランとの兼ね合いにあるのではないかと思っています。

29ジャカのプレースタイルは長短のパスを操り、
そのパスで攻撃陣にリズムを生み出すタイプの司令塔で
基本的にはボールラインよりも後ろに留まり
そこから前方にパスを送るプレーを基本としていると思います。
その為、中盤の底に留まりそのエリアからあまり動かずに
パスを捌く事が多くなりますが
一方で29ジャカがボールを持っている時には
34コクランはその29ジャカの後ろは勿論の事、
同ラインに並んでいても殆ど意味がなくなりますので
おのずと29ジャカと前線の選手たちとの間に向かって前に出て
繋ぎ役を務めるケースが多くなってしまいます。
しかし34コクランはアーセナルの中盤を務めるには
足下の技術が若干劣る為に
前線との繋ぎ役としてはスムーズに機能するのは難しく
結果的に攻撃陣に多くをもたらす事は出来ませんでした。

それと共に守備に回った時には
本来ならば34コクランが適切な位置にいれば
適切なエリアでプレスを仕掛けて
相手の攻撃を受け止める事が出来るのですが
前に出てしまっている時に相手の攻撃に曝されてしまうと
適切なエリアでプレスを仕掛ける事が出来ず
その上、後ろに残っている29ジャカも機動力にやや難がある為に
一人だけでは相手の攻撃を受け止める事も出来ずに
中盤の守備も機能しない状況に陥る一因になってしまったと思います。
結果的には29ジャカ&34コクランは
攻守においてバランスが悪いコンビになっていた様に感じます。

これが19カソルラ&34コクランの場合だと
ボールを持って攻撃陣にリズムを生み出す役の19カソルラは
パスを捌くと共にそのまま中盤の底に留まる様な事はなく
自らボールを持ち上がるにせよ
周囲とコンビネーションで持ち上がるにせよ
ボールと共に自らが積極的に前に出て行きます。
結果として司令塔である19カソルラが自ら繋ぎ役もこなす事で
中盤の流れは確保されると共に
34コクランも不要に前に出る必要がなくなり
ボールラインより後ろに留まる事で
ひと度守備に回っても速やかにプレスを仕掛けて
相手の攻撃の芽を積極的に積む事が出来る様になっていたと思います。
シーズン序盤に見られていた
ハイプレス&ショートカウンターが機能していたのも
19カソルラ&34コクランのコンビのこの様なバランスが
成り立っていたからと考えられます。

結局19カソルラが離脱してからは
シーズン終盤に3バックシステムが導入されるまでは
最適なバランスのコンビは生まれませんでした。

その3バックシステムが導入されてからのCMFのコンビは
主に29ジャカと8ラムジーが組む事になりました。
このコンビは中盤の底でパスを捌く司令塔の29ジャカに対して
積極て前に出る事を好む8ラムジーの性質が
中盤に良いリズムと推進力を蘇らせ
今まで以上に攻撃陣を活性化させたと思います。

しかしこのコンビは4バックの時に起用された時には
特に守備に回った時には
大きな問題を抱えていた様に見えました。
守備に回った時には積極的に前に出てしまうが為に
8ラムジーには帰陣が遅れる傾向があり
結果として34コクランの時と同様に
機動力に難がある29ジャカ一人だけでは
相手の攻撃を受け止めきれずに破断してしまう問題がありました。
それが3バックになってからは
仮に8ラムジーが前に出たまま戻ってこずに
29ジャカ一人で受け止める形になったとしても
4バックの時の様にサイドに至るまでの
広いエリアをカバーする必要がなくなり
基本的には3バックの前のエリアをカバーする事が
中心になったお陰で守備への負担が減り
結果として29ジャカ&8ラムジーのコンビでも
バランスを崩さなくて済む様になったと思います。

この事を考えますと29ジャカのパートナーとしては
3バックシステムと言う条件下ならば
8ラムジーだけではなく19カソルラでも
良好なバランスを見出す事が出来ると思いますが
一方で守備専従の34コクランとでは
攻撃面でのバランスを見出す事が難しく
29ジャカが34コクランと組むならば
攻守にバランサーとして振る舞える35エルネニーの方が
良好なバランスを見出しやすい様に感じます。

来シーズンはこの5人に加えて
ローンから戻って来る10ジャックを加えた
6人で回す事になると思いますが
残念ながら19カソルラは
手術後の合併症の感染症で再手術をしたために
順調にいったとしても来シーズン前半は欠場する見込みです。
その為に最もバランスが良いと思われる
19カソルラ&34コクランのコンビを
使用する事が出来ない為に
来シーズンは29ジャカを中心とするならば
今シーズン終盤の3バックシステムにおける
29ジャカ&8ラムジーのコンビが
最も良いバランスが見出されているコンビだと思います。
8ラムジーの代わりに10ジャックと組ませても良いと思いますが
一方で4バックシステムでは
この29ジャカ&8ラムジーのコンビは勿論の事
29ジャカ&34コクランのコンビも
もっと言えば8ラムジー&34コクランのコンビも
バランスが見出せずにいますので
極端に言えば昨シーズン終盤にバランスを見出された
8ラムジー&35エルネニーのコンビ位しか
現状としてはないのかもしれません。

今後新たな選手を獲得すれば
新たなコンビが生まれる可能性があるかもしれませんが
良好なバランスを築く為には
3バックシステムと言うのが一つの条件になるかもしれません。


C'mon Arsenal !!


左SB、左WB〜18ナチョ・モンレアル&3キーラン・ギブス [Arsenal F.C.]

18ナチョ・モンレアル(31歳)

PL 35試合先発+1試合途中出場:2アシスト
CL 3試合先発
FAカップ 4試合先発:1ゴール


Arsenal 1.jpg今シーズンも左SBは
18モンレアルがファーストチョイスでしたが
昨シーズンとは少し様相が
変わってきたと思います。

今シーズンも大きな怪我で長期離脱する事なく
シーズン通して安定したパフォーマンスを
見せていたと思いますが
これまでに比べてCLやカップ戦では
3ギブスと出場機会を分け合う様になりました。

チーム方針として3ギブスに出場機会を与える
ローテーションの一環なのか
それとも30代に入った18モンレアルの
コンディション維持を考慮してなのかは分かりませんが
プレー時間が少しコントロールされていた印象を受けます。

実際30代に入った18モンレアルは
若干年齢的な影響が出始めている様にも感じます。
元々優れたフィジカル的な能力を
前面に出してプレーするタイプではないので
スピードやクイックネスの衰えに関しては
それほど大きく感じる事はありませんが
以前の18モンレアルに比べますと
球際の局面で若干の衰えを感じる所がありました。

勿論、球際の局面に関しても
フィジカル的な強さで相手を圧倒するタイプではありませんが
それでも例えば相手の動きに対して脚が一歩前に出ない場面や
デュエルの場面では以前の様な粘っこさがなくなり
全体的に淡白な対応が増えた様に感じます。
その結果として相手の動きを抑えられない、
そして簡単に突破を許してしまうと言う問題が
今シーズンは出始めた様に感じます。

一方で攻撃面に関しては
7アレクシスと良好な関係が築けていたと思います。
今シーズンの7アレクシスは
これまで以上にパスの出し手として振る舞う事が多く
その7アレクシスがボールをキープしてタメを作っている間に
18モンレアルが大外からDFラインの裏に向かって
何のためらいもなく全力で走り込み
そしてその18モンレアルがオフサイドにならない
絶妙なタイミングで送られた7アレクシスからのスルーパスで
敵陣深い位置まで侵入する形は
まさに「阿吽の呼吸」と言えるほど
確立されていたと思います。

とは言え、全体的には右サイドに比べて左サイドは
左SBや左WBの攻撃面での貢献度が
高くなかった様に感じます。

一方でシーズン終盤に3バックシステムを導入してからは
左CBとしても存在感を示したと思います。
CBの選手に比べてフィジカル的な高さや強さはありませんが
その一方でSBならではの小回りの良さと
持ち前の気の利いたプレーを活かした
的確なカバーリング能力で存在感を見せていたと思います。

来シーズンに向けてこのまま3バックシステムを継続するならば
左WBが主戦場になると思いますが
その左WBではこれまで以上の運動量が求められ
そしてこれまで以上に攻撃面での貢献も求められると思います。
しかし少しづつ顔を出し始めている年齢的な問題と
これまでの攻撃面での貢献度を考えますと
今までと同じペースで貢献出来るかどうかは
やや不透明に感じます。
特に攻撃力のある31コラシナツを早々に獲得した事からも
このポジションにはこれまで以上に
攻撃面での貢献を求めていると思われますので
来シーズンはこれまでよりも
激しいポジション争いが待っているかもしれません。

年齢的な面を考えますとこれまでと同様に
シーズン通してフル稼働する事を考えるよりも
ベストコンディションを保つ為に
ある程度の出場機会を分け合った方が良い場合もあり
特にこれまで以上に運動量を求められる左WBならば尚更
しっかりとしたコンディション管理が必要だと思います。
そういう意味ではシーズン終盤の様に左CBと併用する事も
考慮しても良い様に感じます。

新加入の31コラシナツの適応次第では
ファーストチョイスではなくなるかもしれませんが
抜群の安定性と共に左CBでも計算できる利便性を考えれば
貴重なバックアッパー以上の選手として
来シーズンも貢献してくれると思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3キーラン・ギブス(27歳)

PL 8試合先発+3試合途中出場:1アシスト
CL 5試合先発+1試合途中出場:1アシスト
FAカップ 2試合先発:1アシスト
EFL杯 3試合先発


Arsenal 1.jpg残念ながら今シーズンも18モンレアルから
ポジションを奪い返す事は出来ませんでした。

3ギブスは試合に起用されれば
特別悪いと言う試合は
あまり思い浮かびません。
しかしその一方で記憶に残る様な活躍を見せた試合も
殆どなかったと思います。

現在の3ギブスは良くも悪くも
平均的な選手と言えるかもしれません。

試合に起用されれば
その役目をしっかりとこなしますが
その一方で3ギブスを起用する事で
チームに何がもたらされるのかと聞かれても
その明確な答えが出せません。

攻撃面では周囲と連動して仕掛ける
コンビネーションを得意としていますが
そのコンビネーションで仕掛けて
敵陣深くまで侵入出来たとしても
その次の局面に繋がるアイデアと精度に欠けるプレーが多く
結果的にゴールに繋がるプレーがあまり出来ません。
守備に関しても献身的に振る舞いますが
フィジカル的な強さがある訳でもなく
駆け引きが上手な訳でもありません。

結果としてチームにマイナスを与える事はありませんが
+αを与える事も出来ていないと言うのが
現在の3ギブスであり
バックアッパーとしてはその平均的な部分は強みにはなりますが
レギュラーの座を目指す上では
ストロングポイントと呼べる部分がない為に
かなり難しい状況の様に感じます。

来シーズンに向けて新たに31コラシナツが加わりました。
攻撃力のある31コラシナツを獲得したという事は
左SBや左WBにはこれまで以上に
攻撃面での貢献を求めている表れだと思われます。

ホームグロウン制度の事を考えますと
3ギブスは貴重な選手だと思いますが
その一方で戦力面で+αをもたらす事が出来なければ
チームの居場所を見つけるのは難しい状況になるかもしれません。

下部組織からの生え抜きのイングランド人選手ですので
もっと活躍する姿を見たかったと思いますが
場合によっては盛んに噂が流れている様に
レギュラーとして活躍できる中下位のクラブへ移籍した方が
もしかしたら幸せなのかもしれません。


C'mon Arsenal !!


右WB〜15アレックス・オクスレイド=チェンバレン [Arsenal F.C.]

15アレックス・オクスレイド=チェンバレン(23歳)

PL 16試合先発+13試合途中出場:2ゴール7アシスト
CL 4試合先発+3試合途中出場:1ゴール1アシスト
FAカップ 5試合先発+1試合途中出場:2アシスト
EFL杯 2試合先発+1試合途中出場:3ゴール1アシスト


Arsenal 1.jpg15チェンバレンの最適なポジションはどこなのか?
スピード溢れるドリブルが持ち味
という事を考えますと
サイドアタッカーなのか?
前々からボスが言っている様に
中央のポジションがベストなのか?
しかし今シーズン終盤に
3バックシステムを導入してから
新たに起用された右WBこそが
15チェンバレンの能力を最大限に引き出す
ポジションではないかと思った人は
一人や二人ではないと思います。

今シーズンPLで先発で出場した16試合の
ポジションの内訳は
左サイドアタッカーが7試合
右サイドアタッカーが2試合
CMFが3試合
そして右WBが4試合でした。

今シーズンもCMFで3試合起用されましたが
これはCMFの選手に怪我人が続出した為に
起用されたと言う意味合いが強く
今シーズンも主に起用されていたポジションは
シーズン当初はサイドアタッカーだったと思います。

因みにポジション云々を抜きにしても
今シーズンの15チェンバレンは
成長を感じさせる部分が幾つかありました。

ドリブルにしてもこれまでは相手と対峙したら
まずスピードを使って振り切る様な仕掛けが多く
悪く言えば単調なイメージがありました。
しかし今シーズンはスピードに頼りすぎる事はなくなり
緩急を付ける事を意識した様な仕掛けが多くなったと思います。
そしてボールを保持している時のボールの置く位置も
自分と相手選手とボールの位置をしっかりと考えた位置に
ボールを置きながら動かす様になったのも
大きな変化の一つかもしれません。
それによりスピードに頼らなくても
ドリブルで切り込む事が出来る様になったと共に
勝負どころではそのスピードが更に活きる様になり
15チェンバレンのドリブルには
大きな推進力が生まれた様に見えました。

そしてもう一つはクロスの精度とバリエーションです。
これまでの15チェンバレンのクロスと言えば
何処を狙っているのかその意思が見えない様な鋭いクロスを
平気で入れる事が多かったと思いますが
今シーズンのクロスにはその意思がはっきりと分かるクロスを
入れられる様になったと思います。

サイドでボールを受けたその位置から入れるピンポイントクロス、
ドリブルで駆け上がってから入れる
DFラインとGKの間を射抜くようなクロス、
深い位置まで侵入して相手DFを引き付けてから入れる
マイナス方向のクロスや
相手の頭を越すようなファーサイドへの柔らかいタッチのクロス、
状況によりそれらのクロスを使い分けられるようになり
そしてその選択も的確な判断が出来る様になったと思います。

その中でもサイドに開いた位置から入れる
ピンポイントクロスは劇的に良くなった様に感じます。
そのクロスの球筋は手前のDFの頭を越してから
中で待っているターゲットに向かって
急激に落ちてくる様な球筋で
スピード、精度共に申し分ないレベルに達したと思います。

それもあり今シーズンのPLでのアシスト数は
アーセナルへ移籍してから最多の7アシストを記録し
サイドアタッカーとしても結果が出る様になったと思いましたが
それでも3バックシステムを導入してからWBで起用された時の
インパクトに比べれば全く比べ物にならないと思います。

先ほども書きましたがWBのポジションこそが
15チェンバレンの能力を最大限に引き出す
ポジションだと感じています。

サイドアタッカーからポジションを一つ下げた事により
プレーの起点となるポジションも少し下がる事になりましたが
その一方でその前方には今まで以上に
自由に使えるフリーなスペースを得る事になりました。
その結果、今シーズンキレ味を増したドリブルは更に冴え渡り
独力でサイドの深い位置までボールを持ち込んでしまうほど
持ち前の推進力が際立つ事になりました。
極端に言えばサイドの深い位置でボールを受けても
そこからドリブルでグングンと敵陣へ侵入して行き
そこから精度の高いピンポイントクロスを入れる。
たった一人で決定的なシュートチャンスを
演出する事さえ出来てしまいます。

それと共にサイドの大きなエリアを独りでカバーする為に
頻回なアップダウンが要求されますが
そのアップダウンも苦にしないだけの
フィジカル的な強さも見せたと思います。

その一方で守備面に関してはまだ十分なレベルではないと思います。
SBの様に独りで対応する場面は少なく
右CBと連携して対処する場面が多いとは言え
これまでのサイドアタッカーの頃に比べれば
守備面に関しては遥かに大きな要求がなされていると思います。
これまで攻撃的な選手としてプレーしてきましたので
守備者としての基本的な技術等を
本格的には会得してこなかったのは仕方がありませんが
今シーズンはどうしてもサイドアタッカーの選手が
下がって守りに参加している程度のディフェンスしか
見せられていなかったと思います。
その点に関してはこれからしっかりとした指導を受け
さらなる成長が必要だと思いますが
その点が改善されない限りは
常に24ベジェリンの影に悩まされるかもしれませんし
仮に4バックにシステムチェンジした時には
そのままSBに入る事は難しい様に感じます。

そしてこれまでも言われていた事ですが
まだ調子の波がある所も改善が必要なポイントだと思います。
ノッテいる時はまさに無双ですが
調子が悪い時や試合中にミスを犯した時には
切り替える事が出来ずに引きずる傾向があります。
今シーズンは幾分減った様に見えましたが
それでも未だにその様な傾向はあると思いますので
今後も常時先発の座を掴む為には
改善が必要なポイントだと思います。

話によれば15チェンバレンが本当に目指したいのは
ジェラードの様なプレーとの話があります。
本人としては本当はCMFもしくはインサイドハーフの様な
中央のポジションでプレーしたいのかもしれません。
実際今シーズンもCMFで起用された試合では
テンポ良くパスを捌いたり
持ち前の推進力のあるドリブルで存在感を見せていましたので
その資質がない訳ではないと思います。

その一方で中央のポジションが
15チェンバレンの持っている能力を
最大限に発揮させてくれるポジションかと言われれば
決してそうではないと思います。

15チェンバレンが持っている優れたフィジカル的な能力、
特にそのアスリート能力を最大限に発揮させる為には
中央のポジションでは難しく
WBこそがその能力を最大限に発揮させるポジションだと思います。

本人がWBに対してどう考えているかは分かりませんが
仮にWBとして本格的にプレーする決断をすれば
今シーズンチェルシーでWBにコンバートしてブレイクした
モーゼス以上のインパクトを
我々は目の当たりにする事になると思います。

ここは覚悟を決めてWBとしての道を
選択してくれる事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


右SB、右WB〜24エクトル・ベジェリン&2マテュー・ドゥビュシー&25カール・ジェンキンソン [Arsenal F.C.]

24エクトル・ベジェリン(22歳)

PL 27試合先発+6試合途中出場:1ゴール4アシスト
CL 5試合先発
FAカップ 3試合先発+1試合途中出場:1アシスト


Arsenal 1.jpg右SBとして不動の地位を築いた
24ベジェリンでしたが
今シーズンに関して言えば
やや低調だったと言わざる得ないかもしれません。

シーズン前半は上々だったと思います。

7アレクシスがトップに入り
0トップシステムの様な形だった前半は
右サイドの14ウォルコットが
中に絞ってプレーする場面も多かった事で
右サイドに空いたスペースを
24ベジェリンはのびのびと使って
良いアクセントになっていたと思います。

それと共に今シーズンの24ベジェリンは
サイドから仕掛けるだけではなく
積極的に中にも入って行きそこでラストパスを受けて
シュートを撃つ局面にも顔を出す様なプレーも多くなり
それにより相手の守備ブロックを
度々混乱させる場面もありました。

一方で守備の面に関しても簡単にクロスを入れさせない様な
相手とのタイミングや距離感を取れる様になり
シーズン前半は成長を感じさせる場面もありました。

しかし11月の怪我で離脱してからは
中々パフォーマンスレベルが戻らずに苦しい期間が続きました。

この時期はダッシュやクイックネス等の瞬間的なキレが悪く
トップスピードに関しても
本来のスピードを出す事が出来ていなかったと思います。
怪我の影響なのか、
それとも怪我に対する恐怖心なのかは分かりませんが
この時期の24ベジェリンは鈍重で
フィジカルコンディションが万全ではないまま
プレーしている様にも見えました。

その一方でキレが悪かった原因としては
無駄に大きくなった上半身も影響している様にも見えました。
以前15チェンバレンも陥った問題ですが
当たりが激しいPLのスタイルに負けない様に
上半身を鍛え過ぎてしまった事で
その纏った筋肉の鎧が自らの動きを封じ込める
足枷になってしまった様に感じます。

確かに当たりに対してはそれなりに強くなったのかもしれませんが
その反面、相手選手をかわそうとしてもかわせず、
反対に相手選手に仕掛けられた時には
その動きに付いていけずに
簡単にサイドを攻略されてしまう場面もありました。
不要に鍛え過ぎてしまったが為に
クイックネスとスピードを武器としている
24ベジェリンの最大の強みを
自ら手放してしまう事になってしまったのは
皮肉なものです。

変な例えかもしれませんが新加入の31コラシナツの様な
装甲車の様に突進していく様なプレースタイルならば
強靭な筋肉という鎧は必要でしょうが
24ベジェリンのスタイルは「剛」よりも「柔」、
華麗に身を翻し抜群のスピードで駆け抜ける、
その様なスタイルだと思いますので
当たり負けしない強靭な肉体を求めるよりも
相手に捕まらない様なしなやかな肉体を求めた方が
24ベジェリンのプレーは際立つ様に感じます。

この時期は「アーセナルのシャツを纏う資格がない」と
厳しいチャントを浴びせられるなど
24ベジェリンにとって難しい時期だったと思いますが
その難しい時期でも常にアーセナルの為に
戦う姿勢を崩さなかった事は忘れてはならないと思います。
CLベスト16の2ndレグのバイエルン戦で
実質ベスト8への道が途絶えた後の3失点目を防ぐ為に
全力で帰陣する24ベジェリンの姿を見れば
24ベジェリンこそが
「アーセナルのシャツを纏うべき選手だ」
という事が分かると思います。
一部のファンから浴びせられた的外れのチャント位では
アーセナルへの忠誠心が揺らぐ事はないと思っていますが
バルセロナが強引な引き抜きを企てている状況を考えますと
24ベジェリンの心の中が気になります。

そしてパフォーマンスレベルが上がらないまま
シーズン終盤に3バックシステムが導入されてからは
右WBのポジションは実質15チェンバレンに奪われてしまいました。

守備面に関してはアーセナルに移籍してから
SBとしてのイロハをしっかりと叩き込まれた
24ベジェリンの方に一日の長がありますが
一方で攻撃面に関しては独力で敵陣深い位置までボールを運べる
15チェンバレンの推進力は素晴らしく
サイドからの攻撃を担う比重が大きいWBとしては
その推進力が抜群の存在感を見せていたと思います。

24ベジェリンも今シーズンは
攻撃面でのバリエーションを増やしていますが
元々独力で仕掛けると言うよりも
周囲の選手との連携を活かしながら
仕掛けていく傾向が強い分、
サイドからの攻撃を一手に担うWBよりも
段階的にCMFやサイドアタッカーと連携しながら
仕掛けやすいSBの方が
現時点のスタイル的には合っている様にも感じます。

実際としても今の24ベジェリンはどちらかと言うと
パスを受けてからスピードを活かして突破する
ラン・ウィズ・ザ・ボールの形の方が多い様に思いますが
活用できるスペースがこれまで以上に多いWBとしては
サイドのフリースペースに向かって出される
スルーパスやサイドチェンジのパスで
一気に抜け出す様な形の方が有効な様に感じます。
その様な仕掛けを増やす為には
オフ・ザ・ボールの動きの質やタイミングを
これまで以上に向上させる必要があると思います。
そしてその様な仕掛けを増やす事が出来れば
今まで以上にサイドを攻略する事は楽になるでしょうし
サイドを突破した後に時間的・空間的に余裕が生まれれば
クロスを入れる時にも余裕が生まれ
結果的にクロスの精度も上がってくる様に感じます。

怪我で離脱してからはパフォーマンスレベルを落としていましたが
シーズン終盤はそのパフォーマンスレベルも
ベストな状態に近い所まで戻ってきていたと思います。
そして来シーズンもこのまま3バックシステムが継続されるのならば
攻撃性能が高い15チェンバレンとのポジション争いが
待っていると思います。
守備面に関しては24ベジェリンの方が上回っているだけに
ポジションを得る為には攻撃面で今まで以上のインパクトを
見せられるかどうかが勝負になると思います。

攻撃力の高い15チェンバレンは
チームにとっては非常魅力的ですが
一方で攻守のバランスを考えると
24ベジェリンにも負けない魅力があると思います。
どちらにせよ来シーズンのこの右WBは
アーセナルのストロングポイントの一つになるのは
間違い無いと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2マテュー・ドゥビュシー(31歳)

PL 1試合先発


Arsenal 1.jpg昨シーズン後半に
ボルドーへローン移籍していた2ドゥビュシーは
今シーズンはチームに留まりました。

そのローン移籍中には
アーセナルに対する不平不満を
ぶちまけていただけに
正直昨夏は移籍するのが
既定路線だと思っていましたが
結果的には残留する事になりました。

しかし残留した2ドゥビュシーは
試合で起用される事は勿論の事、
ベンチに入る事も殆どなく
それ所か怪我で離脱していたのか?
ファーストチームのトレーニングに
参加しているのかどうかも分からないほど
行方不明の時期が多かったです。

その様な中で24ベジェリンの離脱に伴い
11月27日のボーンマス戦でチャンスが巡ってきました。

この試合での2ドゥビュシーは
これまで全く試合に出場していなかったとは思えないほど
体はキレており、プレービジョンもアイデアも
フランス代表だった全盛期の頃を彷彿させる
素晴らしいパフォーマンスを見せていたと思います。

しかし、それもハムストリングの怪我で
わずか16分の出場で終わってしまい
その後は再びピッチに戻ってくる事はありませんでした。

今シーズンの唯一の出場機会となった
このボーンマス戦のパフォーマンスを考えれば
状況が状況ならば24ベジェリンのバクアッパー問題は
この2ドゥビュシーで解決出来ていたかもしれませんので
もっと活用する方法がなかったのかと思います。

一方で活用する事が出来ないのならば
2ドゥビュシーをチームに留めておくべきではなく
この夏こそは確実に移籍させるべきだと思います。


C'mon Arsenal !!


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25カール・ジェンキンソン(25歳)

PL 1試合先発
CL 2試合先発
EFL杯 2試合先発


Arsenal 1.jpg昨シーズンローン移籍していたウエストハムで負った
膝の前十字靭帯損傷からの
復帰を目指すシーズンでしたが
結果的には十分なパフォーマンスレベルまで
戻す事が出来ませんでした。

とは言え、これまで前十字靭帯損傷を負った
多くの選手達がそうだった様に
医学的には怪我が完治したからと言って
すぐに元の様なパフォーマンスレベルに戻るのは難しく
結局1年程の時間を掛けなければ
元の様なパフォーマンスレベルに
戻らない事も結構あると思いますので
今シーズンパフォーマンスレベルが戻らなかったとは言え
それが限界かどうかと決めつけるのは時期尚早かもしれません。

その一方で起用された試合で見せた25ジェンキンソンのパフォーマンスは
単純にパフォーマンスレベルの問題以外にも問題があったと思います。
その中でも最も問題だったのは
トランジションの悪さが挙げられます。
ボールや人に対する反応が悪かったのは勿論の事ですが
最も問題だったのはネガティブトランジションの悪さです。
ボールをロストしたりパスがカットされたとしても
速かに帰陣する事をせずに静観してしまう場面が
一度や二度ではありませんでした。
それはパフォーマンスレベルに問題があったと言うよりも
モチベーション自体に問題があったと思えるほど
醜い状況だったと思います。

怪我から復帰して元のパフォーマンスレベルまで戻す事も重要ですが
その前にピッチで全力でプレーすると言う
選手としての基本的な部分が欠けていては
幾ら怪我が完治してパフォーマンスレベルが戻ったとしても
ポジションを得る事は難しいと思います。

来シーズンに向けて25ジェンキンソンの去就が
どの様になるのかは不明ですが
今シーズンの様な姿勢ではアーセナルに留まる事は
難しいかもしれません。


C'mon Arsenal !!

2016/17シーズン〜〜SB、WB総括〜〜 [Arsenal F.C.]

〜〜右SB、右WB〜〜

24エクトル・ベジェリン(22歳)
2マテュー・ドゥビュシー(31歳)
25カール・ジェンキンソン(24歳)

〜〜右WB〜〜

15アレックス・オクスレイド=チェンバレン(23歳)

〜〜左SB、左WB〜〜

18ナチョ・モンレアル(31歳)
3キーラン・ギブス(27歳)


Arsenal 1.jpg今シーズンは4バックから3バックへ
シーズン終盤に変更がありましたので
同様にこのポジションの選手も
SBからWBへの移動がありました。

まず4バックの時には
右SBは24ベジェリンを
2ドゥビュシーと25ジェンキンソンが
バックアップする形を取り
左SBは18モンレアルを
3ギブスがバックアップする形を取っていましたが
右SBに関しては
2ドゥビュシーは消息不明の期間が長く
やっと与えられたチャンスも
僅か16分で再び負傷交代してしまい
殆どの期間をベンチ外で過ごし、
一方の25ジェンキンソンも
昨シーズンの膝の靭帯損傷からの復帰シーズンでしたが
パフォーマンスレベルを上げる事が出来ずに
多くの時間をリザーブチームの試合で調整を続けました。
結局24ベジェリンが離脱した期間をバックアップしたのは
CBの5ガブリエウであり
今シーズンも24ベジェリンのバックアッパー問題は
完全に解決する事は出来ませんでした。

その後シーズン終盤に3バックシステムを導入した事で
このポジションの編成は若干の修正が加えられました。
左WBは18モンレアルが左CBで起用される試合も多かった事もあり
3ギブスにチャンスが巡ってきましたが
反対に右WBはサイドアタッカーの15チェンバレンが
一つポジションを下げて右WBで起用される試合が増えた事もあり
24ベジェリンは出場機会を減らす事になりました。

その右WBに入った15チェンバレンは
素晴らしいパフォーマンスを見せたと思います。
右WBにポジションを一つ下げた事で
持ち前の推進力のあるドリブルが今まで以上に冴え渡る事となり
遂にベストなポジションを見出したと言える程、
15チェンバレンの右WBはハマったと思います。

左SBに関してはここ数シーズン抜群の安定感を見せていた
18モンレアルは今シーズンも健在で
安定したパフォーマンスを保証してくれましたが
その一方でベストだった時期のパフォーマンスと比べますと
年齢的な衰えが出始めたのか
若干パフォーマンスレベルが落ち始めたように感じる場面もありました。
一方の3ギブスも起用されれば
及第点のパフォーマンスを常に見せてくれましたが
その一方でそれ以上のパフォーマンスを見せてくれる場面が乏しく
18モンレアルからポジションを奪い返す事は出来ませんでした。

この2人体制の左SBには大きな不足感がない一方で
右SBに比べると攻撃力が乏しいく
早々に31コラシナツの獲得に踏み切った事からも
左サイドの攻撃力不足は明らかだったと思います。
来シーズンに向けて3バックシステムを継続するのか
4バックシステムに戻すのかは分かりませんが
左サイドはどちらにせよ攻撃力のある31コラシナツを中心に
18モンレアルもしくは3ギブスがバックアップする形だと思われます。

右サイドに関しては3バックシステムを継続するのならば
15チェンバレンと24ベジェリンの二人を擁する
強力なポジションになると思います。
独力で敵陣深い位置までボールを運べる15チェンバレンに対し
抜群のスピードを活かしたコンビネーションが冴える24ベジェリン、
攻撃面での特色は多少異なる両選手ですが
高い攻撃力を要していると思います。
一方でディフェンス面においては
両者の間では大きな差がある様に感じます。
本来SBの24ベジェリンに比べて
アタッカー色の強い15チェンバレンは
どうしても守備者としての基本的な部分が不足していると思いますので
今後本格的にこのポジションを極める為には
ディフェンス面での成長が必須になると思います。
一方で4バックに戻した場合は
ディフェン面の問題が解決しない限りは
15チェンバレンを右SBとして起用するのは難しい事からも
再び24ベジェリンのバックアッパー問題が出てくると思います。

左SB、左WBとして31コラシナツを獲得した事で
左サイドの攻撃面の問題は解決されると思います。
一方で右サイドは3バックシステムを継続するならば
攻撃面に大きな武器のある15チェンバレンを起用するか
攻守のバランスを考えて24ベジェリンを起用するか
贅沢な悩みが出てきそうだと思います。


C'mon Arsenal !!


CB〜5ガブリエウ&16ロブ・ホールディング&4ペア・メルテザッカー [Arsenal F.C.]

5ガブリエウ(26歳)

PL 15試合先発+4試合途中出場
CL 1試合先発+1試合途中出場
FAカップ 3試合先発
EFL杯 3試合先発


Arsenal 1.jpg今シーズンは5ガブリエウにとって
難しいシーズンだったかもしれません。

ここ数シーズン4メルテザッカーに
年齢的な衰えが出始めた事もあり
その後継者として期待されてきましたが
新たに20ムスタフィが加入した事もあり
多くの出場機会を得る事は出来ませんでした。

実際PLにおいて先発で起用された15試合の内、
5試合は右SBで先発した試合であり
本職であるCBにおいても
4バックの時に先発で起用されたのは
僅かに6試合に止まりました。

一方で24ベジェリンが怪我で離脱していた時期には
その穴が大きくならない様に
5ガブリエウが右SBを務めて
その穴をしっかりとカバーもしていたと思います。
本来ならば2ドゥビュシーや25ジェンキンソンが
24ベジェリンの穴を埋めるべきだったと思いますが
久しぶりに起用された2ドゥビュシーは
その試合で僅か16分で負傷交代してしまい
一方の25ジェンキンソンも膝の靭帯損傷の怪我から
完全に復帰出来ていない状況でしたので
24ベジェリンの穴を埋める準備が出来ていませんでした。

5ガブリエウはビジャレアル時代にも対戦相手によっては
サイドの守備を強化する為にSBで起用された経験があり
実際5ガブリエウがSBに入りますと
DFラインの強度は一気に上がった様に感じました。
一方で当然ですが24ベジェリンの様な
スピードもテクニックもありませんので
攻撃面に関しては大きく見劣りしていたと思います。
しかし総合的に見ますと5ガブリエウのSBでの起用は
ただの緊急的なオプションではなく
今後もDFラインの守備的な強度を上げる為の
良いオプションになり得る起用法だと思います。

そしてシーズン終盤に3バックシステムが導入されてから
序列的には6コシールニー、20ムスタフィに続く
第3CBだった5ガブリエウの出場機会は増えると思われましたが
実際はそうはなりませんでした。

4月30日のスパーズ戦で勝敗を決めてしまう
PKを献上してしまったプレーを切っ掛けに
5ガブリエウはボスの信頼を失ってしまいました。
実際、この試合の途中で3バックから4バックへ変更した時に
24ベジェリンに代わってベンチに退いたのが
左WBの3ギブスでもなく、左CBの18モンレアルでもなく
CBを本職とする5ガブリエウでした。
左CBに入っていた18モンレアルをそのままCBに残し
CBを本職とする5ガブリエウをベンチに下げた事からも
5ガブリエウの序列が本職が左SBの18モンレアルよりも
下がった瞬間だったと思います。

現状としての5ガブリエウの問題は安定感の欠如だと思います。
それも調子にムラがあると言うパターンではなく
その場の状況や雰囲気によってパフォーマンスの安定感が
コロコロと変わってしまうと言う所です。
このスパーズ戦のPKを献上した場面も
直前に失点してピッチがザワ付いていた状況で起こしてしまいました。
一言で言えばテンパってしまうと言う言葉が合うと思いますが
瞬間的に冷静さを失いバタバタとしてしまう場面が
今シーズンも1度や2度ではありませんでした。
その様な対応を度々見せてしまうと
重要な局面で全幅の信頼を持って
ピッチに送り出す事は難しいように感じます。
その一方で、オープンな展開で正面からぶつかり合う様な試合だと
5ガブリエウは非常に頼りになる存在に変わります。
ピリピリとした展開ではなく
若干雑な感じでもまさにイケイケの展開だと
そのリズムが体に合うのか高い強度を誇るCBに変貌する所が面白い所で
その辺りがブラジル人の気質なのかもしれませんね

来シーズンはELがありますので
ある程度の出場機会は得られると思われますが
一度失ったボスの信頼を取り戻す為には
何はともあれバタバタとしない安定感、
そして状況に左右されない冷静さが必要だと思われます。

その課題がクリアーされなければ
今シーズンの終盤同様に
16ホールディングや18モンレアルの
後塵を拝する事になってしまうかもしれません。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
16ロブ・ホールディング(21歳)

PL 9試合先発
CL 1試合先発
FAカップ 4試合先発+1試合途中出場
EFL杯 3試合先発


Arsenal 1.jpg16ホールディングは今シーズンのサプライズの一つと
言えるかもしれません。

獲得当時20歳の16ホールディングは
即戦力と言うよりもあくまでも
先行投資目的の獲得だと思われていました。
実際昨シーズンまではチャンピオンシップの
ボルトンではプレーしていましたが
PLは未経験でしたので
すぐにPLの試合に適応出来るとは
考えられていませんでした。

しかし4メルテザッカーや5ガブリエウが
開幕前に怪我で離脱し
6コシールニーもユーロ2016の影響で
合流が遅れていた影響で
開幕から3試合連続で先発で起用されました。
開幕戦のリバプール戦こそは
十分な働きとは言えませんでしたが
続くレスター戦、ワトフォード戦と
試合を重ねるごとに安定したパフォーマンスを見せ始め
その成長速度に驚きを感じました。

一方でその後アーセナルは20ムスフタフィを獲得した事で
主な出場機会はカップ戦に限られてしまいましたが
そのカップ戦でも安定したパフォーマンスを見せていたと思います。

そして状況が好転したのは
シーズン終盤に3バックシステムを導入してからです。

カップ戦も含めてシーズン終盤に
3バックへ変更してからの10試合のうち
16ホールディングは8試合に先発しました。
特に5ガブリエウがボスの信頼を失ってからの
PL最後の5試合とFA杯決勝の全てにフル出場し
その期待に見事に応えたと思います。

16ホールディングの特徴は主に2つだと思います。

1つ目はメンタル的に成熟している所だと思います。
どの様な状況においてもバタバタする様な事がなく
常に冷静沈着な振る舞いを見せる所は
21歳のPL初参戦の選手とは思えない冷静さだと思います。
そしてその冷静さもあり周囲の状況判断も誤る所が少なく
大きなミスを犯す場面もあまりなかったと思います。
それと共に仮にミスを犯したとしても
そのミスを引きずる様な場面も少なく
すぐに気持ちを切り替えそして修正してくる所も
メンタル的に成熟している所であり
この様な点が短期間に成長してきた要因だと考えます。

2つ目の特徴は正確なフィードだと思います。
パスの受け手の足下に届けるピンポイントのフィードに関しては
20ムスタフィにも負けていない
と言ったら言い過ぎかもしれませんが
それ程引けを取らないほどの精度があると思います。

一方で明らかにまだ改善が必要だと感じる所もあります。

その筆頭は以前から指摘している球離れの悪い所です。
これはボルトン時代から見られた問題ですが
シンプルにパスを捌ける様な場面でも
フォアチェックに来る相手選手を
不用意にかわそうとしてしまう場面が
アーセナルに加入した後も何度かありました。
勿論、そこでかわしてそのまま持ち上がる事が出来れば
相手を混乱させられる良いプレーと言われる事もあるかもしれませんが
その一方でそのフォアチェックに引っかかり
ボールをロストしてしまった場合は
決定的なピンチを招いてしまいます。
正確なフィードを操る様に
足下の技術に自信がある所の裏返しなのかもしれませんが
もう少しリスク管理を徹底する必要がある様に感じます。

駆け引きの面に関してもまだまだ成長が必要だと思います。
しかしこればっかりはPL初参戦の21歳という事を考えますと
絶対的に経験値が足りないのは仕方がない事であり
これからキャリアを積んでいき
色々なタイプのアタッカー達と対峙する事で
育まれていくものだと思いますのでもう少し時間が必要だと感じます。

そして最後は球際の問題です。
これは駆け引きの問題も絡んでくる問題かもしれませんが
ボールを持って仕掛けてくる相手のアタッカーに対して
今ひとつプレッシャーを掛けられずにかわされてしまう場面が
何度か目にしました。
球際のせめぎ合いの時に一歩前に出れないと言いますか
プレッシャーを掛けきれていないと感じる場面が何度かあり
それが球際の甘さとして感じる原因だと思います。
実際16ホールディングは冷静沈着で
クリーンでスマートなディフェンスを見せる所は特徴の一つですが
裏を返せば相手の選手にとっては
怖い存在には映らないのかもしれません。
荒っぽくなる必要はありませんが
相手の選手と対峙した時には優位な立場を得る為にも
もう少し激しさが必要だと感じます。

しかしこの点に関しては本人も自覚しているのか
FA杯決勝であの狡猾さを前面に出すコスタと
真正面からやりあった様に
激しい部分を見せ始めていると思います。
今後トップレベルの試合で更に存在感を示す為には
「クリーンでスマートなCB」と言われるよりも
「クリーンだけど対峙するのが嫌なCB」
と言われる様になる事を期待したいと思います。

PL初年度としては十分に合格だったと思いますが
来シーズンに向けて更に成長する為には
多くの出場機会が必要だと思います。

実際シーズン終盤の3バックシステムにおいては
先輩の5ガブリエウを差し置いてポジションを掴みましたので
そのポジションを保ち続ける事が
来シーズンに向けての第一歩だと思います。
しかし、3バックシステムを本格導入するに当たり
新たなCBの補強の噂もありますし
ローンに出ていた21チェンバースも戻ってくる予定です。
実際今開催されているU21ユーロでは
イングランドU21の正CBは16ホールディングではなく
21チェンバースです。
来シーズンに向けて5ガブリエウと共に
もしかしたらこの21チェンバースが
ポジション争いのライバルになるかもしれません。

4メルテザッカーに続き
これまで絶対的な存在だった6コシールニーも
来シーズンは32歳になりますので
本格的な世代交代が始まるかもしれません。
その次代の主力として20ムスタフィと共に
16ホールディングには期待が掛かっていると思います。

そしてその期待に答えるだけのポテンシャルは
今シーズンは見せたと思いますので
来シーズンは正CBのポジションを目指して
更に成長する事を期待したいしたいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
4ペア・メルテザッカー(32歳)

PL 1試合途中出場
FAカップ 1試合先発


Arsenal 1.jpg開幕前の膝の怪我で長期離脱していた
4メルテザッカーが試合に出場したのは
PL最終節の途中交代とFA杯決勝の
2試合しかありませんでした。

4メルテザッカーは2月頃には
フルトレーニングに戻っていたはずですので
普通はもう少し出場機会が
あっても良かったと思いますが
それでも全く出場機会が
得られていなかった状況を考えますと
もう元の様なパフォーマンスレベルには
戻らないのではないかと思っていました。

実際ここ数シーズン年齢的な衰えが顕著になり
限界説も囁かれていたと思います。
特に4バックにおいてはスピードとクイックネスの問題を
「経験」だけではカバーしきれなくなっていたのも事実であり
今回の膝の怪我で限界説が
決定付けられてしまったのではないかと思っていました。

しかし3バックの中央に入ったFA杯決勝では
その限界説を吹き飛ばす
見事なパフォーマンスを見せたと思います。

この復活劇の一番の要因は3バックの中央に入った事だと思います。
仮にこれまでと同様に4バックだった場合は
これほどセンセーショナルな復活劇はなかったかもしれません。
4バックだった場合は攻め上がったSBが空けたスペースを
埋める役割をCBが担う必要がある為に
どうしてもプレーエリアは広くなってしまいます。
そうなりますとスピードに欠ける問題が再び浮き彫りになり
残念な結果になっていたかもしれません。

一方で3バックの中央では
基本的にはペナルティの幅の中でのプレーが中心になると思いますので
広範囲カバーする様なスピードを使う場面もそれほど多くなく
反対に侵入してくる相手のアタッカーをゴール前で待ち構え
極端に言えばゴールを守る事に特化したプレーに集中できます。
強引に侵入してきても当たり負けしないフィジカル的な強さが活き、
かわされそうになってもその長い腕脚が自由なスペースを奪い、
当然ハイボールに対しても198cmの上背は無敵です。
そして何よりも豊富な経験に裏打ちされた
駆け引きと読みが際立ち
スイーパーとして抜群の存在感を見せたと思います。

本人もコメントしていた様に
これまでのキャリアで3バックでプレーした経験が殆どなかった様ですが
なぜ今まで3バックの中央でプレーしてこなかったのかと思えるほど
見事にハマっていたと思います。

勿論、試合に戻ってきたのはシーズンの最後の最後でしたが
その一方で実際には2月頃には
フルトレーニングに戻ってきていたはずですので
この約3ヶ月の間、試合に戻る日を目指して
しっかりとトレーニングを積み、
同様に3バックに関するトレーニングも十二分に積んできたはずです。

膝の怪我で長期離脱した事もあり周囲には限界説が流れる中で
その様な状況に腐らずにコツコツとトレーニングを続けてきた成果が
今回の賞賛に繋がったのは言うまでもありません。

とは言え、本当の意味でレギュラーに返り咲くかと言われれば
現実的には難しいかもしれません。
それでも出場機会は限られるかもしれませんが
戦力的な面でも精神的な支柱の面でも
重要な役割を担うのは間違い無いと思います。

来シーズンいっぱいで引退する可能性もある様ですが
来シーズンはもう一働きする事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


2017/18シーズンのNEW HOME KIT [Arsenal F.C.]

2017/18シーズンのHOME KITが発表されました。


18Home Shirt1.jpg.jpg


2017/18シーズンのHOME KITは
ちょこっと付いている小さな襟が特徴でしょうか。

デザイン的には胴体部分の赤と肩から袖にかけての白、
アーセナルの定番と言えるデザインですが
そこに付いている小さな襟が
デザイン的に良いアクセントになっている様に感じます。

そして個人的に気にしているメインの赤の色調ですが
濃い目と言いましょうか若干落とし目のトーンの赤色も
個人的には好きな色調の赤色です。

本来は襟があるシャツよりも襟が無いシャツの方が
フットボールのシャツっぽいイメージを持っていますので
襟が無いシャツの方が個人的には好みなんですが
それでも第一印象としては好きなデザインのシャツです。


C'mon Arsenal !!



CB〜20シュコドラン・ムスタフィ [Arsenal F.C.]

20シュコドラン・ムスタフィ(25歳)

PL 26試合先発:2ゴール2アシスト
CL 7試合先発
FAカップ 4試合先発


Arsenal 1.jpgここ数シーズン常に問題だった
6コシールニーのパートナー問題は
20ムスタフィを獲得した事で
ひとまず決着したと言えると思います。

これまで6コシールニーのパートナーは
長年4メルテザッカーが務めてきましたが
ここ1〜2シーズン年齢的な衰えが目立ち始めて
その役目を十分に務める事が
難しくなって来ていました。
そこで4メルテザッカーに代わる
世代交代の候補として5ガブリエウを獲得しましたが
プレーに安定感を欠く等
その期待に十分に応える事が出来ていませんでした。

その様な中で夏の移籍期限ギリギリで獲得した
20ムスタフィは速やかにフィットして
特にシーズン前半は起用された試合では
敗けないジンクスを作るほど
強固なブロックを築きました。

20ムスタフィの特徴は鋭い読みと鋭い出足で
積極的に前に出るスタイルと共に
人や球際に激しいチャージを行えるCBだと思います。
そしてDFラインから放たれる精度の高いフィードも特徴の一つで
ピンポイントのフィードは勿論の事、
ロングスルーパスの様な一本のパスで
決定機を作る場面もありました。

一方で積極的に前に出るスタイルは
パートナーである6コシールニーと同じスタイルであり
1人のアタッカーに対して2人同時に対応に動いてしまう様な
動きが被ってしまう場面もあり
「阿吽の呼吸」の様な連携面における成熟度は
まだ十分なレベルまで到達出来ていなかった様に感じます。

また、相手の選手を捕らえる為や
パスをカットする為に積極的に前に出ても
それらを捕らえられずに
反対に突破を許す場面もあり
例えばドイツ代表でもポジションを掴む為には
その辺りの確度を上げる必要があると思います。

フィードに関してもシーズン後半は
相手に読まれてしまう場面が何度か出てきており
来シーズンに向けてもう少し工夫が必要なのかもしれません。

ここ数シーズン問題であった6コシールニーのパートナー問題は
20ムスタフィを獲得した事で解決しましたが
今度は本格的に導入すると思われる3バックシステムへ向けて
新たなブロックの構築が必要になると思います。

シーズン終盤の3バック時には
20ムスタフィは主に中央のCBで起用されていましたが
個人的にはこのポジションがベストかどうかは
少し疑問に感じています。
正確なフィードを送る事が出来る点を考えますと
最後尾からのビルドアップ起点の役割を担う事も多い
中央のCBのポジションには適している様に感じますが
その一方でスイーパー的な役割が求められる点に関しては
自ら前に出て激しく対応する20ムスタフィのスタイルとは
やや異なっている様に感じます。
今シーズンの試合でも自らの持ち場を離れて前に出てしまい
バランスを崩してしまう様に見える場面もありましたので
3バックの中央のポジションに適応があるのかどうかは
疑問に感じている所です。
これに関しては試合を重ねるごとに
少しづつバランスが見出されてきた様に見えましたので
このまま起用し続ければ適応してくると思いますが
反対に積極的に前に出て激しい対応を見せる
20ムスタフィのスタイルが活かせていない様にも感じます。

この夏に新たなCBを補強するかどうかにより
3バックの組み合わせは変わってくると思いますが
仮に今のスカッドのままならば
6コシールニーの諸問題の事を考えても
中央は6コシールニーに任せて
20ムスタフィは右CBで起用する事が
良い様に個人的には感じています。


C'mon Arsenal !!



CB〜6ローラン・コシールニー [Arsenal F.C.]

6ローラン・コシールニー(31歳)

PL 33試合先発:2ゴール
CL 8試合先発
FAカップ 2試合先発


Arsenal 1.jpg今シーズンもエースCBとして
DFラインを纏めると共に
開幕前に負傷して長期離脱した
4メルテザッカーに代わり
多くの試合でゲームキャプテンを務め
チームに大きく貢献したと思います。

一方で昨シーズンも少しづつ感じ始めた事ですが
30歳台に入った6コシールニーにも
年齢的な衰えを感じる場面が
多くなってきた様に感じます。

6コシールニーのスタイルと言えば
鋭い読みと相手よりも素早い出足で
相手の選手よりも早くボールに対して対処し
そして相手の選手が次のプレーに移る前に
素早く対応して相手の選手の自由を奪うと言う
前に積極的に出るディフェンスが特徴だと思います。
しかし数シーズン前に比べますと
相手選手を捕らえる事が出来ずに簡単にかわされてしまう様な
人やボールに対して軽い対応が多くなった様に感じます。

この原因として考えられる事は反応が鈍くなった、
瞬発力やスピードが衰えた等の
年齢的な衰えだと思います。
結局、イメージしているよりも実際の対応が遅れてしまう為に
相手選手やボールを捕らえる事が出来なくなってきていると
推測できます。

それと共にフィジカル的なコンディションの面にも
問題が出てきている様です。
自身がコメントしていた様に
慢性的にアキレス腱に問題を抱えている様で
完治・回復を期待すると言うよりも
プレーに問題が出ない様にケアすると言う状況の様です。
実際ハーフタイムや試合後、ピッチから戻ってくる時に
足を引きずりながら戻って来る姿を良く目にしていましたが
これはそう言う事なのだと思います。

しっかりとケアしていればプレーは可能な様ですが
瞬発力やスピードの衰えは
このアキレス腱の問題が関係していないとは言い切れません。
そして今後はこのアキレス腱の問題により
短期的な離脱が多くなる可能性も否定は出来ないと思います。

来シーズンに向けて純粋な年齢的な問題と共に
アキレス腱の問題を考えますと
積極的に前に出て対応する
今までと同じスタイルのままで良いのかどうかは
考えなければならないかもしれません。

特にシーズン終盤から導入した3バックシステムにおいて
どのポジションでプレーするかは
もう一度考慮して欲しいと思います。
今シーズンは20ムスタフィと共にプレーしたのは
1試合しかありませんでしたが
その時の組み合わせは6コシールニーが左CBで
20ムスタフィが中央のCBでした。
しかしサイドのエリアもカバーする必要がある左CBよりも
主にゴール前をエリアをプロテクトし、
スイーパー的な仕事が多い中央のCBの方が
今後の6コシールニーのコンディションを考えますと
良いのかもしれません。
勿論、ファン・ダイクの様な強くて大きいCBを獲得できれば
ファン・ダイクが中央を務め
その両サイドに6コシールニーと20ムスタフィを置く形は魅力的ですが
新たなCBを獲得出来なければ
20ムスタフィよりも6コシールニーを中央に置く事を希望します。

年齢的な問題とアキレス腱の問題を考えますと
ELの試合がある週の連戦での起用は勿論の事ですが
今まで以上に出場機会に制限を設けた方が良いと思います。
そうすれば今後1〜2シーズンは
トップレベルでプレーする事は可能だと思います。


C'mon Arsenal !!